高い声の持ち主の佐津川愛美さん演ずる、アイドル風のお菊さんが可愛い。
お岩さん(松本まりか)とはしゃぐ時の二人の姿が可愛い。
恋バナを繰り広げて乙女ポーズをする妖怪たちが可愛い。
ああ、このドラマ、凄い癒される(笑)
2話の時点でそれぞれのキャラクターが確立されている、
役者陣のコメディエンヌっぷりが光ります。
勿論、妖怪なので、ただ愛らしいだけでなく
人間を脅かす本来の顔もしっかり魅せる。
「妖怪」というモチーフ、今回の方がより消化出来ていましたね。
澪(小芝風花)の周りに集う妖怪達…
宗像(蕨野友也)に対する怒りを、変貌を遂げながら
自分なりの言葉でぶつけながら皿を投げる様子…
パンダみたいなホラーメイク…
彼らの醍醐味である「近づいたら元の世界には戻れない恐ろしい存在」を
上手く醸し出せていたと思いました。
妖怪版「半沢直樹」とまで行くかどうかは分かりませんが、
顔芸というより喜怒哀楽を表情でコロコロ表してみせる
役者の皆さんの楽しそうな演技を堪能する所だとか、
勧善懲悪がはっきりしていてエンタメ的で見やすい構成だとか、
最後は主人公が成敗する姿をドラマチックに映す演出だとか。
所々その作品に通ずるものがあります。
今回は「就活ハラスメント」という社会風刺まで盛り込まれていて、
ただ気軽に笑って楽しめるだけじゃない内容に仕上がっていたのも好感度高いです。
「髪飾りが回るのどうでも良くない!?」
澪の顔が霊に取り憑かれているようにやつれているのには
妖怪達に原因があるのだとしたら、あの勾玉ネックレスは彼女が
妖怪に転生してしまわないためのお守りアイテムになるのかもしれません。
で、彼らが無意識にでも自分の体力を奪っている事に気付いたら、
最終的に別れの道を選んでホロリ…な結末もあり得そう。
でも、本作に出てくる男は恐らくゲスな人ばかりなので、
神主・水岡(味方良介)が果たして命を救ってくれる良い人なのかどうかも不明ですけど…
とりあえず、そこらへんの伏線はきっちり回収してくれる事を期待しています。
次回は酒呑童子(毎熊克哉)メイン回。
正直、今回でも、一番澪のお相手(?)に無頓着そうに見えて
お仕置きする時には「女を泣かせるなんてそれでも男か!」と
誰よりも怒りを露わにしている所にグッと来てしまったので…♪
どんな風に活躍してくれるのか、楽しみです。
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