まず、全5話という短さで、初っ端から前後編なんだ!?という意外性があったのは勿論ですが…
このまま涙をあくまでも淡々と静かに誘う流れになるのだと予想しつつ、
逆にこれで人違いだったらかなりズッコケもんだよなぁとも
冗談で思っていたのも束の間…
まさか本当にそうなるとは思いもしないじゃないですか(笑)
「間違えたんだからしょうがねぇだろ!」
島田(江口洋介)のこのぶっちゃけ具合が一番インパクトに残りましたわ。
まぁ、60年も会っていないんだから、本来ならミジンコレベルの確率になる訳で、
「ヤクザ」というだけでそんなに早く特定出来るのかと
心の中で若干ツッコミながら見ていましたけども。
でも、作風がまだはっきり掴めていない、視聴者が想像を膨らませている中での
"捻り"としてはアリなんじゃないですかね。
「人生最後の願い」…余命わずかの人、終活真っ最中の人の手助けをする
特殊組織か何かのドラマかな?と考えてしまうくらい、
事前情報をほとんど入れない状態での視聴だったので、
無難にハードボイルドな探偵モノなんだなぁ…と。
MEGUMIさんがゲストとして来る辺り、ますます「ハムラアキラ」を思い出しちゃいました。
EDの作りと言い、ギターの劇伴と言い、島田の妙なチャラ臭さと言い、
全体的に渋めのテイストで、深夜ドラマっぽいと感じたのが第一印象って所でしょうか。
しかし、個人的にちょっと気になるのが、訪問看護師だという寺本(志尊淳)の存在と、
主人公サイドとの絡ませ方。
彼の方が人(患者)に寄り添うお仕事で、夢を叶えるボランティアにも意欲的に参加していた
姿勢を見せていた辺り、こちらの職業の設定にした方が
「最後の願いを叶える」とする本作のコンセプトとしては
斬新だったのではないか?と思うんですよね。
探偵モノにした"理由"が、島田と亜花里(上白石萌歌)の活躍を通して
ちゃんと説得力あるものになるかどうか。
その点にも注目しながら様子見してみます。
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