正直不動産2 7話 感想|永瀬がかっこいい…に尽きる。

 

 

シーズン2になってから花澤(倉科カナ)の立ち位置は変化を見せていて、

家を売るためならどんな汚い手段でも使う神木(ディーン・フジオカ)が登場してからは、

真面目にかつクレバーな仕事ぶりで

影で着実に実績を積み重ねていく人物として描かれるようになりました。

5話のラーメン屋のくだりで、カスタマーファーストをモットーにしている月下(福原遥)が

彼女に影響を受けていたのが、分かりやすい例だったかと思います。

 

それだけに、今回の花澤の描き方にはちょっとした違和感を覚えましたね。

あの彼女が、マッチングアプリで偽名を使いながらお客さんに接近し、

最悪免許取り消しの場合がある「契約の誘引」なんていう

犯罪まがいの事をやるのかなぁって。

いや、彼女にも1位=店長になってから実現させたい夢があり、

神木にその座を奪われそうな焦りからつい犯罪に手を出してしまった…

その動機は分かるんですけど、追い詰められている状態をもっと協調して描かれていれば、

まだ腑に落ちたのかもしれません。

 

そこを除けば、今回はかなり満足度の高いお話でした。

個人的には、シーズン2の中では一番好きかも…です。

物件に欠陥住宅の疑いが出ている事を告知せずそのまま売ろうとし、

さらには不動産営業なら「家は一生ものだからこそ、お客様には大切に住んでもらいたい」

という想いで接客している人が多いだろうに、

榎本の祖母・早苗(三谷侑未)の実家の土地を

「タワマンを売って1位をキープするために必要なお金」としか考えていない、

営業マンとしてのプライドはないのか?と言いたくなるような神木の悪事っぷりを

徹底的に描いたからこそ、永瀬の正直さが際立った気がします。

 

「私は不動産屋の営業です。大切な人の家族を不動産で不幸にはさせない。」

怒りで殴りかかろうとする榎本(泉里香)の手首を掴んでから、

真っ直ぐな目でこの言葉を投げかける永瀬…いや〜カッコ良かったです。

これには私も惚れ惚れしてしまいました(笑)

嘘がつけた頃の彼だったら、絶対言わなかったでしょうね。

 

そして、「肉じゃがが美味い」のお陰で、早苗からも太鼓判を押されるという。

そこは正直でも、月下たちの必死の制御(笑)のお陰もあって

榎本と付き合う事自体は嘘ではあるんですけど…

神木のついた嘘が、相手を"騙す"本来の意味で酷い嘘なら、

こちらは孫の良い所を見てくれていて早苗を喜ばせた、優しい嘘とも言えます。

ここでもさり気なく対比させています。

正直なままでも人に認められて、肉じゃがにまつわる思い出話を語ってからの

主題歌のタイミングにはほっこりさせられて。

温かな曲調と内容が、今まで以上にピッタリハマっていたように思います。

 

で…嘘が本当に変わりそうなラスト。永瀬の家に住み着く事になるとはw

でも、仲良し過ぎない方が関係が長続きしそうですし、このまま夫婦になってしまいそう…♪

 

 

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