えーっと…キーシンの戸川(甲本雅裕)が野木(森崎博之)の会社の情報を盗み、
「ダーウィン」という名の下町トラクターを開発してきたと…そんなオチでしたね。
帝国重工の「アルファ1」も加えて、冷静に考えたらカタカナだらけのこのドラマ(笑)
そのうち、カエサル!スナイプ!とか出てきそうです。
カタカナが多い点は別に良いとして、殿村(立川談春)vs農業法人、
帝国重工vsギアゴースト&ダイダロス、佃製作所vs帝国重工vs中小企業連合 と、
色々と構図が広がり過ぎですねぇ。
原作の方は、もしかしたらキチンとまとめているのかもしれませんが、
正義と悪の応酬がどこも似通っていて、ちょっとクドいんです。
そう思わせるのには、20分過ぎまで話が大きく動かない所にも原因があります。
「無人ロボットをどう製作して行くのか」そこが一番見たいのに、
佃(阿部寛)が新たな決断するまでに、殿村家のお米置き場の扱いを描いたり、
悪代官4人の集会を描いたり、野木の所へ謝罪しに行くシーンを描いたり…
もう、ただの引き伸ばしにしか感じられません。
せっかくの試作第1号の完成も、
CM明けで一切過程もなくナレーションで片付けてしまいました。
「ものづくりの夢を大切にする」「企業同士で高め合う」「ターゲットに合った機能」
これらは今までの話で、佃たちが志を持って熱く語っているのに、
ものづくりの要となる製作現場を描かないでどうするのでしょう。
口だけなのと変わりない気がするのですが…
モヤモヤする所があった中、野木が奥沢(福澤朗)に本音を言うシーンには
唯一スカッとしました。
徐々にどアップや大きな夕陽の映像も増えてきて…
どうにか、散漫した熱さを残り4話でまとめて欲しい限りです。
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