デザイナー 渋井直人の休日 1話 感想|どこもかしこもツボ過ぎる

 

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音響装置で流れ始める音楽を聴いて、

これは良いぞ。何だか洒落てるぞ…!

と一気に「キタ」感じがした序盤。

そのままの勢いで、思いの外楽しく見られました。

ステップ!と歌う爽やかな音楽をベースに、一昔前のような映像で作られたOPも結構好きで、

「一見したらただの日常だけど、実はこだわりがあるんだよ」というのが

伝わってきましたね。

 

今までのドラマには、デザイナー設定の主人公やキャラクターはいて、

ストーリー自体は全く違うジャンル…なのはよくあったけれど、

「デザイナーを主題とした物語」はほとんどない印象だったんですよ。

だから、始まる前からちょっと楽しみにしていましたし、

どんな話になるんだろうとワクワクしていたら…

 

いやはや、「デザイナーあるある」のツボを突きまくりでして!

「ああ、それ分かるわ〜」「そんな事、あったわ〜」と頷きっぱなしの30分でした。

実は私もデザイン関係の人でして、それに加え畑も似ているからこそ余計に…ね(笑)

 

大御所イラストレーター役の真田シンイチ(岩松了)の

キャスティングや見た目がもうピッタリで。

眉をしかめる所とか、手を組んで椅子に寄っ掛かる姿とか、 

何を言い出すのかハラハラさせられる所とか、

褒めてもらった挙句バッサリ切り捨てる所とか!

まるで自分が恥ずかしい思いをしている心地になりました。

それくらいには上手くハマってましたねぇ。

 

そして、真田と交渉をする渋井(光石研)もどこか物腰柔らかで、

いざとなったらオドオドしてしまう性格も可愛らし過ぎる!

「本当はこっちだけど、どっちの選択をしても怒られそうだな〜…」

と言うシーンは特に印象的でした。

素朴だけどオシャレにはこだわりを持っている主人公で、

それを見事にこなす光石さんの佇まい、言動には流石としか言えません。

なよっとした所がクセになるんです。

 

新人アシスタントの杉浦と、それを演じる岡山天音さんとの親和性も抜群でした。

カジュアルでラフな服装は「美大で過ごしてきた頃をそのまま社会に持ってきた感じ」

が漂ってましたし、マイペースさやちょっとズレてる所が

初回で既に杉浦というキャラに滲み出ていました。本当に、いそう。こういう人(笑)

 

美大生やデザイナーの方は絶対見るべし!絶対共感出来る所があるはず!

ドラマなのですが、特別関係していない方でも、

「主人公のちょっぴり切ない、愛らしい物語」として楽しめると思います。

そして、つい応援したくなってしまうでしょう。

 

これから木曜深夜が待ち遠しくなるなぁ…♪

 

 

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