デザイナー 渋井直人の休日 10話 感想|前途多難の中でもめげない渋井さん

 

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嫌な予感が当たっちゃいましたねぇ…

サブタイトルが「渋井直人の窮地」なだけに、

仕事も恋も上手く行かない(行きそうにない)事態に陥ってしまいました。

 

渋井(光石研)さんの唯一の癒しであったカモメ(黒木華)には、

二股をかけられていたという新事実も発覚。

旅行の話を聞いてる時に純粋に喜ばないのがおかしいな〜とは思ったんですが、

そうなって来ると、うーん、またフラれる結末になるんでしょうか(泣)

 

仕事方面も、新人2人が原因で、今まで頼まれてきた雑誌の仕事が

なくなりそうな状況にいる渋井さん。

モード内田(ベンガル)は、作業が上手くいかないとすぐに暴れ出す。

もう1人雇ったアレグリ(森川葵)は、自覚症状なしに物を盗んでしまう。

完全に業界では「厄介者」扱いされてるみたいです。

雑誌依頼のために人員募集してせっかく準備してきたのに、

雇った2人が原因で仕事を降ろされてしまうとは、元も子もないですよね…。

 

でも、渋井さんはその話を聞いても、決してクビにしようとはしませんでした。

「良い仕事には自然と良い人が集まってくる」「良い物を作れば勝てる」

これらの信念の元で、仕事を続ける気は満々。

 

そして、渋井さんの新たな格好良さが垣間見えるシーンもありました。

愚痴をこぼす杉浦(岡山天音)と彼女・ヒカル(穂志もえか)との会話です。

渋井さんはダメな人間に甘いんだよね〜と言う杉浦に対して、

ヒカルが返したのはこの言葉。

「自分だってミスとか失礼な事とか言っても、

 今まで散々許してきてもらったんじゃないの?」

確かに、杉浦も入社当時だったら、あの2人と多分同じくらいで、

もっとバカ正直な性格でいたのかもしれません。

でも今になっては、渋井さんと絆を深め合うような関係になるまで成長しています。

どんなに厄介でも直ぐに見限らない。

自分もダメな部分がある事を認めた上で相手とも向き合う。

渋井さんの"人としての優しさ"がさりげない会話を通して感じられる、

良いシーンだったと思います。

 

コンペが出来レースである事、カモメが二股をかけている事をまだ知らない渋井さん。

視聴者側は既にそんな裏事情を知っているからこそ、

次の展開がどうなるのか、どう対処していくのか。目が離せません。

 

とりあえず…直向きに作業に取り組む姿に、文字通りの

「えいえい…おーーー!」というエールを送ってあげたいです。

LINEの会話で渋井さんの心境を表す最後の演出。粋でしたねぇ。

 

 

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