みかづき 1話 感想|押しつ押されつの夫婦の物語

 

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待ってました、「みかづき」。

やっとこさ始まりました。

 

今期のドラマは今ひとつ惜しいものばっかりだから、

その分、勝手に期待を寄せちゃうし、勝手に楽しみにもなってしまう。

50年間もの時間を全5話で書くため、時間の行ったり来たりやスピードの速さは

目立ちはしますが、意外にもコミカル&チャーミングな世界観で

最後まで興味深く見られました。

 

大きな情熱を持ち、生き生きとしてたくましい千明(永作博美)。

破廉恥で押しには弱いけど、人を夢中にさせる魅力を持つ吾郎(高橋一生)。

今回は、そんな正反対の二人が出会い、塾を開くまでのお話。

お互い自分の個性を放つキャラだからか、会話を聞いてるだけでも楽しいし、

色々な喜怒哀楽の表情を見ているだけでも面白い。

 

これは個人的な考えですが、一生さん演じる吾郎には

「僕らは奇跡でできている」の相河先生と重なる部分があったんですよね。

撮影は本作が先だったそうですが、「僕キセ」の後だからか

より愛らしさが肉付けされていくというか…タイミング的に、良い流れだったと思います。

人懐っこくてユーモアな発想を持つ人物を演じさせたら、ピカイチな役者さんです。

「自信なんてそんなもん、無くたって何とかなる。まずは一歩、踏み出す事だ。」

このシーンの優しい語り口には、ちょっと泣きそうになったなぁ。

 

小気味良いテンポのストーリーに合わせて、「0点!」や西部劇風などの

コミカルな要素を入れてくる所も、

人物同士のやり取りを邪魔させない、でも静かに引き立たせてくれるような劇伴も、

どれも愛しく思えるような初回でした。

(あっでも、老人姿のシワのメイクはもう少し凝ったほうが良いかも…(笑))

 

結婚するまでの心境変化の突然さに気になる所もありましたが、

50年間×全5話だから…といって頭の中で補いながら、そういう細かな部分は

優しい目で見ていこうと思います。

 

どうやら、お気に入りのドラマになりそうです。

最後に一言…元気ハツラツで踊るEDが可愛過ぎたぞ!!

 

 

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