フルーツ宅配便 3話 感想|みかんの健気さにグッと来る…

 

f:id:rincoro_ht:20190113172705j:plain

 

みかんを演じる徳永えりさんの健気さが、物語を引き立たせた回。

デリヘル嬢としても一人の母としても可愛らしくて、どこかたくましくて。

そんな彼女だからこそ、最後まで応援する気持ちで見ていました…。

 

なのに、現実のデリヘルへの対応はとても厳しい。

不動産屋で職業を調べられて、契約を解除されてしまう理不尽さ。

汚い男たちに利用されても誰かに想いを訴えられない辛さ。

これら以外にも苦しい経験はいっぱいしてきたでしょうが、

みかんは全く弱音を吐かなかったし、愚痴もこぼさなかった。

息子のために…と思って、一生懸命その職業でお金を稼ぐしかなかったんだろうな。

 

今までそうやって耐えて我慢し続けてきてからの、彼女の言葉。

「うちらって、お天道様の下歩いちゃいけないのかな。そんなに悪い事してるのかな。」

初めて弱みを見せたこの言葉に、感情が高ぶらざるを得ませんでした…。

生活のために精一杯仕事しているのには変わりないのにね。どの職業の人だって。

お天道様もきっと、彼女の頑張りを見届けているはずだと思いたいです。

 

みかんの描写には辛いものがありましたが、

息子の母への思いやりの強さ、マサカネ(荒川良々)とミスジ松尾スズキ)の

頼もしさに心が救われたような気がします。

マサカネの戦闘力の高さにも驚いたけど、ミスジが男を金槌で叩くときの

どことなく狂気じみた表情にはよりゾーッとした気持ちになりました(汗)

ユニークなのか怖い人なのか、キャラが掴みにくい感じの松尾さんの演技が素晴らしい。

 

あの男二人は、ちゃんと警察に捕まってると良いなぁ。

 

 

↓次回の感想はこちら↓

rincoro-ht.hatenablog.com

  

↓前回の感想はこちら↓

rincoro-ht.hatenablog.com