きれいのくに 1話 感想|まだ序章にしか過ぎない。

 

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謎だった。謎としか言いようのない初回だった。

事前情報(ドラマトピックスの概要欄)を見てみる限りは、

容姿にコンプレックスを抱えた高校生が魔法のアイテムを使って、

憧れの人のパーツを良いとこ取りして"別人の顔"になりすます

ファンタジーなお話なのかと想像していたけれども…

かなり哲学的な作品になるらしい。

最後まで見たから先が気になったものの、多分、1時間での放送だったら

「話引っ張り過ぎ!」って感想に書いていたかもしれません(笑)

30分で丁度良い題材ですね、これは。

 

"エリ"という名前のはずだった吉田羊さんが、

朝目覚めると蓮佛美沙子さんの顔(10年前の"エリ")になっていたオチが独特。

確かに、一瞬「あれ?今ベッドにいるのは羊さん?蓮佛さん?」と迷うくらいだったので、

言われてみれば確かに似ているキャスティング…。

それも、10年前なら同一人物がメイクして二役演じるのが多いものを、

違う役者さんを2人用意するという発想が良い意味で不気味なんですよね。

途中までは、若い方の旦那が凄いクズじゃん…という印象が強かったけれども、

同時に小さな違和感が積み重なっていく心地も覚えましたし。

ああ、だからガラケーなのか…

だから女性2人にしかインタビュー時に年齢が表記されていないのか…

露天風呂や写真撮影で自分が写る(見られる)のを嫌がっていたのは

ちゃんと伏線になっていたのか…

随所に物語の鍵となる要素が張り巡らされているので、

本作は集中して見れば見るほど本質が分かってハマる作品なんだと思います。

 

よるドラ枠が土曜23:30から月曜22:45に移動して、第一弾の連続ドラマ。

本作の前は単発ドラマ「いないかもしれない」を放送していて、

あれも最後は想像力を必要とする不思議なオチだったから…

ライトで若者受けしやすい題材が多かった印象の"土曜時代"とは違って、

枠移動してからは、大人も考察好きな人も楽しめそうな作品を取り入れる機会が

多くなるのかもしれません。

(次作は「いいね!光源氏くん」の続編なので、あくまでも"機会が多そう"という表現)

 

ただ、この作りとなると、リアタイじゃなくて

録画でじっくり、気になる所は巻き戻しながら見たいかな〜…っていう気持ちもあったり。

月曜日、やっぱりどれも惹かれるものばかりで混み合っちゃっているんですよね。

元々期待度が低いドラマを早めに切るか、

録画となると多分土日の視聴になっちゃうだろうから

本作の感想はなしにして見るだけにするか…

とりあえず、他のもチェックしてから色々考えます。

 

ちなみに、wikipediaでネタバレ?っぽい内容が載っている話をチラッと見聞きしましたが、

私は何も知らない状態で楽しみますぞ!

タイトルバックで最初に映る顔が稲垣吾郎さんと吉田羊さんのお2人なのも

意図がありそうですし…

本当にどんな展開になるのか想像がつかな過ぎて、逆に気になります。

 

 

↓次回の感想はこちら↓

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