「嘘をつき続ける覚悟ができたって顔してるわね。」
「でも大丈夫?旅先ならまだしも、東京じゃ嘘がバレるリスクもあるし。
何より彼のこと本気で好きになっちゃうんじゃ?」
「大丈夫、私その辺は空気読めるから」
…リスクって、何だ。
独身なんだから、嘘がバレようが家族から不審な目で見られる事も、
社会的にまずい訳でもないじゃんか!
…と、毎度毎度ツッコンでしまう私(笑)
姉の葉子(仲間由紀恵)は完全なる不倫ですよ。
姉妹揃って誰かに嘘を付いているのだけれど、葉子は自分に正直である為、
夫を傷つけないようにする為の嘘だから、
必死こいて付き続けなきゃいけない!って気持ちが分かる。
今回は鐘子(杏)と伴野(宮沢氷魚)のパートよりも、そっちの二人のパートの方が
多く描かれていた印象。
だから余計に、「鐘子は何で嘘を付く必要があるの?
さっさと言っちゃえば良いのに〜」と思えてしまうんですよねぇ。
と、こんな感じで本作は全然共感は出来ないんですが…
何故だか「面白くない」「不快」にはならないんですよね。
杏さんの表情や台詞回しがピュアで、恋にトキめく乙女に映るから、
そんなコメディエンヌっぷりを見せる演技に助けられているのが大きいのかも。
でも、言い出したくても伴野の流れにつられてズルズル引きずられてく姿には
ちょっとイラッと来るけどもw
まぁ、カミングアウトしたらドラマが終わっちゃいますから…
本作は、女性陣と谷原章介さんが役に馴染んでるのが伝わりますが、
何で葉子の不倫相手役に瀬戸利樹さん?の疑問は、今回で納得出来た気がします。
うん…「みんなの弟」って感じだ。それでもって、台詞にあった通り、人懐っこい。
桜が咲いててピンクのコート着てた所に、ピンク髪の男と出会うという
如何にも漫画的な要素も含めつつ…
葉子が落ちるのも、紳士的な賢治と真逆の相手と付き合いたいって思う気持ちも
ストンと腑に落ちるシーンでした。
鐘子同様、「かわええ〜〜〜〜〜〜」って言いたくなる(笑)
で、紳士的な賢治とは描きましたが、こちらは徐々に不憫になってきてますね。
微笑んでるようで、目が怖いです。本当に豹変しそうな感じ。
次回は葉子の不倫がバレる…みたいな話もあったので、どんな対応をしてくるのか楽しみ。
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