前半は「偽装不倫」という突飛な設定を取り除けば、
彼からの返信を待つ恋する乙女の様子を映した王道のラブコメの流れになっていて、
後半はそれから一気に崖まで突き落とす…
ジェットコースターのようなテンポの速い回でありました。
まぁ、上機嫌な鐘子(杏)を見て、こりゃあ旅行は予定通りに行かないだろうな…
と思っていたら案の定でしたね。
っていうか、早く返信が欲しいのは分かるけど、逐一画面見ちゃう気持ちも分かるけど、
仕事している人は普通、
平日の昼間に返信出来るほど暇じゃあないからねぇ。
…むしろ、男の人から一々既読付いて返信されたら
「常に見張られてる」「束縛されてる」怖っ!!!!とは思わないんかな…
思わないんだろうなぁ(汗)
なぜ伴野(宮沢氷魚)が不倫というワードにこだわっているのかは
今までイマイチよく分からなかったのですが、動機が明かされたので、少しは納得。
独身の女性だと、自分が亡くなった時に一人ぼっちにさせてしまうから、
既に恋人のいる女性ならば寂しい想いをさせずに済む…との事。
意味も分からぬまま、ただ流行に乗って何となく〜
(乗っかってはいたけど)という訳ではなく、
彼にも一応理由はあったんだと知れたのは良かったです。これが半分。
でも、残り半分は…いずれにせよ「この状況の人なら良いかな」感覚で
女性の気持ちを弄ぶのはなぁ…結局彼の自己満でしかないんじゃないかな。
という、理解出来そうでやっぱり理解出来ないような、複雑な印象を持ったって所です。
伴野の考えている事が分からなければ、
鐘子が「何者かになりたかった→不倫してる女性のふりをした」発想に至るのも
よく分かりません。
そして、不倫を「不倫"ブーム"」と取り上げたニュースは
現実世界で見た事はありません(汗)
「相次ぐ不倫」ならあり得るけどさ〜。
「ブーム」って良いイメージに使われる事が多くないですか。そう思いません?
本作の一番見所だと思っている賢治(谷原章介)は、
徐々に本性を見せ始めている感じですが…中々引っ張りますねぇ。
新たに登場した眞島秀和さんは、今回は良い人なのか、どうなのか。
主要人物よりも脇役の今後に興味をもってしまう私であります(笑)
主題歌は、好きです。
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