※これは当ブログ「りんころのひとりごと。」を立ち上げる前に、
PCのメモソフトで作成していた記事に手を加えた物です。（念のためご報告…←テンプレ
個人的には、満足のいく形で終われた最終回だった。
圭吾を自殺させた真犯人は！？というのを期待してた人にとっては、
ちょっと不満がありそうだけど…
私はこれで良かったと思ってます。
圭吾の死の真相を見つける事だけが正しいとは限らないし。
むしろ、それを通してどの人も変われて成長して…
みんなが「明日を生きよう」と思えたのなら、それだけで素敵な事だ！
真紀子も増田さんも、何か希望が見えるような形で終われて良かった。
真紀子は日向と話し合う事によって、
自分がどれだけ圭吾にひどい想いをさせていたか…
育て方を間違っていたかを気づけたようで。
ショックで倒れこんでしまったけど、英美里がこれから支えていくみたい。
優しいな…英美里はきっと、お母さんが息子を愛して育ててる分、
しっかりとした大人にならなきゃってどこかで思ってたんだろう。
増田さんも、お母さんとこれから上手くやっていけそうだ…！！
そして、真紀子が何故圭吾を溺愛するようになったのか。
それは、夫と上手くいってなくて困っていた時に、
圭吾が「僕が守る」と励ましてくれたからなんだ。
ここから圭吾への依存心が高まってしまったんだな…
守ってくれるというのが嬉しくて。
妹の英美里を産んでからますます夫婦の仲が悪くなったっていうし（汗）
その依存心を持ちながらずっと圭吾を育ててきたから、愛があるのはわかっていても、
不器用な育て方になってしまったんだ。
一方で、日向と本庄の話。
婚約解消するみたいですね…。
まあ、仲直りするのは難しかっただろう。
一回あの暴力をやられたと思うと、ちょっとゾッとするもん。
別れちゃうのは勿体ないなぁと思ったけど、
あくまでも友達同士としてやり直すそうなので、どちらも応援したい！
母との方は、こちらもけじめをつけました。
日向が家から離れられなくて母も嫌いになれなかったのは、
愛情を与えられてきて育ったのをずっと感じてたからだよね。
一回距離を置きたい…というのはとても勇気がいっただろうけど、
正直に想いを伝えられて良かった。
「母親を嫌いになるのは自分を嫌いになるのと同じ」か…。
今まで母の言いなりで育ってきた部分があるからね。
親子は好き嫌いの関係ではないし、好きという部分もあったからこそ、
一回離れてまた関係を新たに築きたいと日向は思ったんだろう。
相変わらずお母さんは怖かったけど…（汗）
最後に、日向を始め、先生や生徒達が学んだ事は「明日を生きる」という事。
圭吾以外にも、今「死にたい」と思っている人は他にもいるかもしれない、と日向は言う。
でも死を選んでしまったら、もうその人の人生には何の解決策も見えないわけで。
けど、明日を生きて、生き続ければ、ほんの希望が見えてくるんじゃないか…
見ている私も何か兆しが見えるような、そんな締め方をしてくれました。
交換日記の「私は、私のために生きていきます。」というシーンも良かった。
明日を生きようと決意する事で、一人一人が悩みにぶつかって、乗り越えようとして、
過去の自分から生まれ変われるんじゃないか…と思えたよ。
全てハッピーエンドで、心が浄化されたような気分になって、いい最終回でした。
脚本家さんが伝えたい事は書ききってくださったと思います。
ありがとうございました！！
総括
視聴率は低かったし、暗くて好きになれないという人も多かっただろうけど…
私は好きでした。
犯人は誰かを探し続けるドラマじゃないんだよね。
圭吾がいなくなった事によって、「自分が犯人なんじゃないか」という
罪悪感を抱える人たちがどう苦悩と向き合って、
どうやってそれを乗り越えていくのかをじっくりと描いたドラマだった。
それだから、テーマが「ヒューマンミステリー」なんだと思う。
これだけでなく、親子の形や次々と暴かれる闇、
ネットやマスコミといった現代における問題も描かれていて、
共感できる部分があった。
大人も子供も、誰にでも抱える闇はあるかもしれないけど、
「明日を生きよう」と思えば、少しでも希望が見えるんじゃないか…
最後まで見ていて、そう感じられた。
いくつもの悩みや問題が、徐々に解けていく所が好きだった。
最後の結末も、圭吾の死の真実を追求しようとする日向たちの様子を
ずっと見てきたからこそ、納得できる形になったと思えたしね。
これが一番、「次はどうなるんだ！！」と展開が気になるドラマだったよ～！
毎回興味深く見てました。
ありがとうございました！！
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