どうも、りんころです。
いつもクールの終わり〜新クール始まりの時期になると上げている「総括」シリーズ。
今回も勿論6月終わりには上げるつもりでいたものの、
コロナ禍という事で、本来春に放送されるはずだったドラマは
放送開始日が夏まで延期になったり、放送しても早い段階で中断されたり、
また一部は未だに何の情報も発表されていなかったり…と
結果的にバラバラに分かれてしまい、
春ドラマなんだか夏ドラマなんだか曖昧なクールとなってしまいましたね。
で、総括するのも最早季節外れの時期に(笑)
そこで、今回の「春ドラマ」のランキングの基準・詳細を発表いたします。
◆7月下旬に最終回を迎えた作品を春ドラマのランキングの対象とさせていただきます。※
◆対象作品(完走した作品)は「行列の女神」「映像研には手を出すな!」
「家政夫のミタゾノ」「M 愛すべき人がいて」「いいね!光源氏くん」
「美食探偵 明智五郎」の6作品です。
◆7/26時点で放送再開していない「レンタルなんもしない人」「浦安鉄筋家族」、
そして予定変更になって6,7月にスタートした作品に関しても
夏ドラマ扱いといたします。
なお、「きょうの猫村さん」は元々2クールでの放送なので、
こちらも夏ドラマ扱いです。
◆「探偵 由利麟太郎」は全5話で連続ドラマの規定内ではありますが、
公式では「5週連続特別ドラマ」とうたっている為、SP扱いといたします。
◆なお、上位3作品になると勝手に付けている
「最優秀作品賞」「優秀作品賞」「作品賞」は、作品数が少ないという事もあり、
今回は受賞なしとさせていただきます。
(ただ、もし「優秀作品賞」をあげるとなると、1位の作品になるのかな?)
※本来なら個人ルールで、例えば4月期のドラマだったら7月上旬の放送までを春ドラマと
定めているのですが、それだとあまりにも作品数が少なく、
しかも"4月に放送スタートした"と考えると、終了時期が1ヶ月遅れたとしても
春は春の内になるべく収めたいという結論に達し、今回に限って変更させていただきました。
ちなみに、視聴前に付けた期待度ランキングはこんな感じでした。↓
1位 MIU404(TBS・金10) 7月期に移行
2位 アンサング・シンデレラ(フジ・木10) 7月期に移行
3位 私の家政夫ナギサさん(TBS・火10) 7月期に移行
4位 きょうの猫村さん(テレ東・水深夜)
5位 行列の女神〜らーめん才遊記〜(テレ東・月10)
放送時期がずれて夏クール扱いになったドラマの方が多いので、
あんまり参考にはならないかもですが(汗)一応載っけます。
これはあくまでも個人的なランキングです!!
下に行くほど褒めるだけでないコメントも出てきます。
ではでは…
2020年 春ドラマ ランキング
視聴した6作品の順位を発表していきます。
※上から
順位 タイトル(放送局・曜日・時間)視聴前期待度(最大:★5つ)
という構成になっております。
感想記事のリンクも貼ってあるので、詳しい内容を見たい!という方は、よろしければ。
1位
行列の女神〜らーめん才遊記〜(テレビ東京・月曜22時)★★★
ここ最近の本枠のドラマの出来を見て日頃から感じていた
「1話完結×エンタメ性の強い作品」「視聴者が親近感の湧く題材」
「人情<主人公の仕事の腕前重視の物語」の3つの望みが全て叶ったかのような、
ビジネスドラマはやっぱこうでなくっちゃ!という理想的な仕上がりになっていた作品でした。
誰もが食べた事のあるラーメンを題材に選んだのも取っ掛かりやすく、
それを毎週違った角度から"ビジネス"に落とし込んでいく
脚本のレパートリーの豊富さも光りましたが、
本作の一番凄い所は「堅苦しい雰囲気を全然醸し出させない」作り。
仕事とは?商売とは?を業界用語&図解を多用して解説するのではなく、
登場人物の成長物語を軸に据える事で
視聴者が自然とその人の目線になって一緒に学べるような作りにした所に、
ビジネスがよく分からない子供から、若き頃の自分を重ねて応援してしまいがちなシニア世代まで
老若男女楽しめる作品にしようというスタッフの配慮が感じられました。
多くは語らないものの陰ではしっかりと部下をサポートする
主人公や河上さんの"オトナ"っぷりも魅力的でしたし、
今後もビジネスドラマを作る上での模範になったんじゃないかと思ったんですが、
本作をもって「ドラマBiz」枠は廃枠。
SPでも良いから、また続編が見たいなぁ…。
2位
いいね!光源氏くん(NHK総合・土曜23時30分)(-)
これは運命の出会いみたいなもので、
ストレスの抱えた今の時期に癒しを届けるべくして生まれた作品だったと思います。
勿論、そのフィルターを抜きにしても純粋に面白かったですけどね。
和歌の詠みあげシーンや、カタカナから漢字への変換など、
場合によってはスベる演出になってしまいかねませんが、そこは流石のNHKクオリティ。
良い意味でバカバカしいと思えるくらい平安時代の世界観の再現度にこだわった事で
現代と大きなギャップが生まれ、二者間の違いを楽しむ点で既に
コメディとしては十分に成立出来ていました。
そこに「この役はハマるだろうなぁ」というのが予想がつく千葉雄大さんや伊藤沙莉さんが
期待以上の演技を見せてくださった事、
のんびりさんやマイペースなキャラクターが多い中、入山杏奈さんが全体を
ピリリと引き締めるスパイス的存在感を残した事、
また、悪役のイメージを払拭した桐山漣さんの新境地など、
役者さんから"新たな発見"を見出す楽しさも加わり、
深夜らしくユルいながらも唯一無二な作品に仕上がっていたんじゃないでしょうか。
岡崎体育さんの主題歌「二二二二二」も当たりでしたね。
3位
家政夫のミタゾノ(テレビ朝日・金曜23時15分)★★
放送休止前の話は時事ネタを盛り込めば受けるだろう感が満載だったり、
予想もしやすい内容で脚本のキレのなさが伺えたり…といった印象がありましたが、
再開してからはみるみる面白くなりました。
ミタゾノの強烈な個性を前面に押し出す作り、ゲストの活かし方、
2人の相棒の適材適所っぷり、一歩上手を行く結末の持って行き方など、
そうそうこれこれ!という本作らしさを堪能しました。
もし来年も続編をやるのだとしたら、松岡昌宏さんは副社長になってるんですよね。
役者業を継続してくださると嬉しいなぁ…
ミタゾノさんの時はもう"中の人"が完全に消えてますもん。
本業はアイドルなのに、ジャニーズの影をチラつかせない作り込み、本当に凄い。
これは作品と特に関係ないんですけど、歴代ヒロインに必ず大きな出来事が起こるという
ジンクスは、飯豊まりえさんが止めた感じですね(笑)
4位
美食探偵 明智五郎(日本テレビ・日曜22時30分)★★★
古き良き明智作品の世界観を感じさせつつも、現代版としてアレンジも施されている
映像美にうっとりしながら見ていましたが、よくよく考えてみたら
主人公の探偵らしい活躍ってほぼなかったですね(笑)
あれだけ苺を守ると言っていたにもかかわらず一人ぼっちにさせたり、
ココちゃんの陰にマリアの存在がある事を全く気づけなかったり…
だから自分達の周りに被害者が増えてしまうのよ…引退して正解かも。
事件にはマリアが必ず関わっている設定、
苺の明智に対する恋心の描写が回を重ねるごとに深まっていった事からして、
これは犯人側の背景を深掘りする「推理モノ」じゃなくて
「ラブストーリー」ありきの物語なんだろうという考えに途中から変わったので、
ガッツリ恋愛モードになった終盤の話はあまり引き込まれはしなかったのですが。
小芝風花さんのコメディとシリアスの切り替えの柔軟さと
魔女メイクが似合い過ぎる小池栄子さんの美貌を見られただけでも
最後まで見る価値はあったかなぁと思っています。
5位
映像研には手を出すな!(テレビ朝日・金曜23時15分)(-)
これは3人の演技を味わうドラマ。
乃木坂46のメンバーである事から、ファン向けのドラマになってしまうのではないか
という不安を感じつつも、話題になったアニメ版を見ていなかった後悔からの
実写化の発表だったために、じゃあちょうど良い機会だから…という
ほんの軽い気持ちで視聴してみました。
何と言っても、3人のキャラクターがそれぞれ立っているのが伝わる
堂々とした佇まいが良いですよねぇ。
大ボケ・小ボケ・ツッコミの対比が抜群。
中でも梅澤美波さん演じる金森氏が好きで、
回を重ねるごとにツッコミのキレに磨きがかかるようでしたし、
3話での 有名キャラの話を持ちかける形で2人に発破をかけるシーンなんかは
最早「金森ワールド」と言わんばかりの存在感を発揮していて圧倒されちゃいました。
ただ、話自体に関しては、これはアニメ版もそうなっているのかは分かりませんが、
山程ある特徴的な部活を紹介するシーンも所々挿入していただけに
「映像研が主題のドラマ」じゃなく「学園ドラマ」に映ってしまったのは残念。
「賭ケグルイ」を彷彿とさせる生徒会サイドのキャラクター造形や演出も、
本作の独自性を薄めてしまっていたかも。
6位
M 愛すべき人がいて(テレビ朝日・土曜23時15分)(-)
見るつもりはなかったんですね。
でも、フサフサ頭の水野美紀さんがドラムを叩くっていう2話の内容紹介記事を読んで
これは見なきゃいけないという使命感に駆られてしまった訳ですよ。
最終的な感想としては…別に完走しなくても良かったのかな…で終わりましたけど(笑)
(3話までは普通にツッコんで楽しんでましたが、再開してからは徐々に失速感が。)
本作の最大の謎は、ボリュームは薄く物語としては平坦だったらしい原作を
映像化しようと考えたテレビ朝日と、
原作にはいない姫野礼香というキャラクターを暴走させた脚本。
特に彼女を主人公にしたスピンオフを、
しかも有料制のABEMAプレミアム会員限定コンテンツとして
制作したのなんて意味が分からない。
内容は見ていないので何とも言えませんが、果たして需要はあったのでしょうか。
そっちで活躍させるくらいだったら、本編の後半からは彼女の奇行で受けを狙いに行く
話にするのではなく、アユがマササに惹かれていく"揺れ動く気持ち"を丁寧に描写する
連続ドラマならではの醍醐味のある話が見たかったです。
まぁ…某ネタドラマを生んだ脚本家さんをオファーした時点で、方向性は違うんですよね。
リタイアしたドラマ…
隕石家族(フジテレビ・土曜23時40分)★★★
2話まで視聴。まぁ、特別つまらなかった訳じゃないんですが、
「思ってたのと違った」って所が個人的には大分大きいんですよね。
昼ドラ路線に走るのか…いきなりオカルト要素ぶち込んで来たぞ…
じゃあ隕石の話って必要あるん…?などと色々引っかかってしまい、リタイア。
超個人的なノミネート賞
放送前から「この役はハマるだろうなぁ」という期待が既にありましたが、
いざ始まってもやはりその期待は裏切らず、それ以上に、今までにあざとい役や可愛い役を
演じてきた経験値の積み重ねが活きたような演技を見せてくださいました。
ディズニーキャラクターみたいなパッチリした目線。さり気ない毒を吐く時のテンポの良さ。
当時は緊急事態宣言が発令されていた中、
千葉さん演じる光源氏に多くの視聴者が癒された事でしょう。
主演女優賞 鈴木京香(行列の女神〜らーめん才遊記〜)
個人的に、鈴木京香さんにとって一番の代表作になったのではないかと思います。
ちょっとサバッとした佇まい&澄んだ声が魅力的な京香さんと
「この人についていきたい」という気持ちにさせる姉御肌タイプの主人公が
見事にマッチングしていました。
そして、ズバッと物を言ったり、上司らしい気の利かせ方だったり、
時には優しさを見せたり…と、様々な顔を見せてくれる切り替えっぷりも楽しみました。
また会いたいんだけどなぁ…。
どのドラマに出演されても「ただの良い人じゃないのでは?」なんて
勝手に疑ってしまうものですが、本作に関しては徹頭徹尾そんな印象を持たなかった…
という所が大きいです。
ヒョウ柄の服も着こなせてしまうという新たな発見も得られました。
助演女優賞 伊藤沙莉(いいね!光源氏くん)、小芝風花(美食探偵 明智五郎)
伊藤沙莉さんは本当にオールラウンダーだなぁ…としみじみ感じさせられました。
ツッコむまでの流れの持って行き方が自然なので
コメディ系ドラマには欠かせない存在というイメージがありますが、
それだけでなく、今時の女の子らしい繊細さも表現出来てしまう素晴らしさ。/
小芝風花さんは「トクサツガガガ」で真っ直ぐな主人公を演じた時から
注目させていただいている女優さんです。
こちらも、普段は明るく楽しげな姿から心に深い傷を負った姿まで、
「苺」というキャラを通して様々な感情がうごめくような
純粋な女の子を演じてみせました。
新人賞 齋藤飛鳥、梅澤美波、山下美月(映像研には手を出すな!)
齋藤飛鳥さんに関しては以前、深夜ドラマの最後のマネキンの前?で踊っているシーンがあり、
内容は全然知らないのに数分間引き込まれてしまった…という記憶があります。
梅澤美波さんと山下美月さんは最初は認識していませんでしたが、
3人とも役者になると憑依型なんだろうなぁ…と思えるくらい、
いつの間にか乃木坂メンバーである事を忘れさせられる存在感がありました。
イントロで一気にギュッと切なくなりますよね。
音自体は高くて可愛らしいはずなのに、同時に苦さも漂わせる…
6話での 炎に包まれる中キスをする2人のシーンが特に相性が良くって、
未だに頭に焼き付いています…。
OP/ED映像賞 美食探偵 明智五郎 OP
昔の映画みたいな粗めで渋い映像も、クラシックな音楽も、本作の世界観に合ってました。
テーブルにずらーっと並んでいる豪勢な料理が臓物にも見えて、
ちょっとしたホラーな一面も覗かせます。
脚本賞 該当なし
演出賞 菅原伸太郎、水野格「美食探偵 明智五郎」
主題歌を流すタイミングも良かったけれど、本作の魅力は何と言っても映像美。
かつての明智作品のようなレトロさと現代的な要素が組み合わさっていて、
全体的にうっとりさせられました。
劇伴賞 該当なし
特別賞 なぜか夜に出てくる虹(M 愛すべき人がいて)、
「家政夫のミタゾノ 特別編〜今だから、新作つくらせて頂きました〜」
流行らせたかったんだろうねぇ…
でも、大きな月と三味線ファイヤーと紙芝居には敵わなかったね。
↑3つとも1つの作品内の演出だったっていうのがまたデカい(笑)/
ミタゾノの世界観とリモートの相性ってこんなにも合うんだな〜っていう驚きが。
コロナ禍の間に視聴したドラマについてちょこっと
「今期の振り返り」と言っても、本来春にやる予定だったドラマは夏にズレるし、
6作品という少なさで振り返ってもねぇ…って事で、今回は違った形でまとめます。
まずは、リモートドラマとか、昔懐かしドラマの事とか。
その時期に見ていたドラマを新旧関係なく、超雑感で書き残すとすると…
◆やまとなでしこ特別編→主人公に共感性を持たせられるかどうかで
ドラマの面白さって大きく変わるんだなぁと改めて気付かされたわ。
松嶋菜々子さんのキャスティングが成功してる。
「こうあるべき」を押し付ける一見ウザったい女性でも、
松嶋さんの品のある顔立ちと佇まいで難なく消化出来てしまう素晴らしさ。
後編になると桜子の素の部分とか、人間味が出てきてますます見応えが。
◆素敵な選TAXI(再放送)→当時視聴済。5年以上前となると忘れている部分も多く、
その分、当時認識していなかった役者さんが出ていたり、
こんなオチだったっけ!?という意外性のある内容だったりと、
新鮮な気持ちで楽しめました。
竹野内豊さんの役ならやっぱりこれが一番好きだなぁ…と改めて実感。
後半になるとバカリズムさんとの対談もあり、
ただの再放送じゃないんだぞ!なんてサプライズも嬉しい。
◆逃げ恥ムズキュン特別編→毎年やってるけど名作はいつ見ても名作だし、
同じシーンでも昔と同じように盛り上がる…というのを体現したドラマ。
こちらもただの再放送にしないために、未公開映像を加えたり、
昔の姿と今の姿がコラボした恋ダンス映像に変更したりといった
ファンを喜ばせる工夫が終始施されていて、
高級パフェを食べ終えたかのような満足感がありました。
◆春子の物語→シーズン1ももっと若い頃に見てたら楽しめたのかもしれないけど…
主題歌効果からか、こっちの方が大前さんの内面を描いていたような気がしたかな?
◆Dr.コトー診療所2004特別編→画面いっぱいに包み込む海や島の風景を見て
懐かしさを感じたと共に、これだけロケーションにお金をかけるドラマも
随分減っちゃったよなぁ…というほんの寂しさも。
◆野ブタ。をプロデュース(再放送)→人気作なのは知っていたけど、
当時は見た事がなかったので視聴。いや〜、再放送で出会えて良かったと思える出来でした。
キャストの若さや野ブタが成長していく姿を見る楽しさもあったけれど、
若さ故の青臭さとか、自分を良く見せようとする強がった部分だとか、
子供と大人の"中間"の立ち位置にいる高校生の等身大な心情を描いていて、
つい登場人物に昔の自分を重ねてしまう程にはじわじわハマっていきました。
歳を重ねていく度、作品の見方が変わる…そんな深さが込められた作品です。
◆ミラー・ツインズ Season2→Season1も見ていたので、一応今回のも見たんですけど…
別に続編を作らなくても良かったんじゃ?っていう内容でしたな(汗)
本当に亡くなってしまったのか?いや、実は生きているのかも?なんて
視聴者に想像させるくらいの結末で終わらせた方が、物語としては締まったのかと。
◆愛していると言ってくれ(再放送)→「東京ラブストーリー」もそうでしたけど、
90年代にヒットしたドラマが多い理由って、主題歌とキャスティングの力が大きいんじゃないかと。
マイペースで世話焼きな主人公に、嫌がらせを仕掛けるライバル、そして元恋人との再会…
今の時代では最早ベタな設定がぽんぽん出てきますが、
それでも作り手の手のひらに転がされているかのように
まんまと一喜一憂したり応援したりしてしまう魅力がトレンディドラマにはあります(笑)
しかし劇伴は良かったなぁ。特にオルゴールバージョンの主題歌。
それに、モルモットを抱える豊川悦司さんは眼福過ぎましたな…
ゆるだぼ服装に大きな手…女性視聴者のツボを分かってるキャラ設定がズルい。
ちなみに、コロナ禍という状況を活かした新作ドラマは
「今だから、新作ドラマ作ってみました」「Living」「世界は3で出来ている」
「家政夫のミタゾノ特別編」「ダブルブッキング」「不要不急の銀河」の6作品を見ました。
上3つに関しては感想記事を投稿しているので省略するとして…
◆家政夫のミタゾノ特別編→俺もしかして見られてた…?っていう恐怖や、家事テクニック、
秘密を全てバラす終盤の展開が、
消したと思っていたウィンドウが下に隠れていたり、動画だったり、Zoom画面だったり…と、
本作らしさを壊さず、かつリモート用に無理なく落とし込めていた作りに満足。
◆ダブルブッキング→実は姉妹なのでは?の予想を飛び越え、ドッキリ企画で懲らしめてやる
程度のコメディで終わると思ったら、最後はまさかのホラーオチ。
起承転結の"転"の上手さが光った、先の読めない楽しさはありました。
ただ、千葉くんが相手を殺す展開はなくて十分だったかも?
◆不要不急の銀河→ドキュメンタリーとドラマの二部構成。
前者では一本の作品を作るスタッフと役者さんの、後者ではコロナ禍を受けて
スナックの経営が困難な状況に陥っている店主、ママ達の
「仕事に対する誇り」を描いたものになっていたと思います。
突然のフェニックスカラオケ映像には笑っちゃったけど、
自粛警察が貼ったチラシを剥がし取り「俺は俺らしくやっていく」という男の秘めたる熱さを
思わせるような主人公の後ろ姿で終わるラストにシビれました。
あとタメになったのと言えば…ドキュメンタリーのコットンでメイクするくだりかな。
化粧水を染み込ませ、片手にポンと叩いて試してみたコットンで相手の顔に触ろうとすると
粘膜が危ない…と聞いて、ああ、いつも無意識にやってしまう"癖"って怖いな…
ここから感染する可能性は決してないとは言えないんだよな…と。
中でも良かった3作品を挙げるとするなら、「転・コウ・生(今だから〜の3夜目)」
「世界は3で出来ている」「家政夫のミタゾノ特別編」になるかな〜。
連続ドラマの"新しい在り方"を考えてみた
コロナ禍の襲来は、ドラマ業界においても大きな影響を与え、
製作する姿勢をガラッと変えざるをえない転換期になりました。
現に、1年間=3ヶ月放送のドラマ×4クールという方式が崩れてしまってますからね。
ドラマや映画、舞台を何本も掛け持ちさせたり、1本撮影が終わったと思ったら
また新しいドラマの撮影が始まったり、長くて4クール連続で出ずっぱりにさせたり…
いつまでもこのようなやり方を続けていてはまた大打撃を食らう羽目になってしまうと
思い知らされた事でしょう。
暫くは…というか、これからは、製作に関しても役者のスケジュールに関しても
「余裕」を持たせる事が大切ですし、
もう「1年間のうちにドラマを4つ作らなければならない」という法則も
もっと緩くさせて良いんじゃないですかね。
ドラマに出演したら次のクールのドラマはお休みにする…
みたいなルールを定めるのもアリなのかも。
***
以上、春ドラマの総括でした。
ちなみに、私生活はと言うと、4月と5月のうち約1ヶ月間は
出勤日数が減った形で生活してました。
休みの日は録画を見たり、あんまりやらないお菓子作りに挑戦してみたり、
YouTubeで動画を漁ったり、あつ森をやったり、虹プロ一気見したり…
本当、色んな事をやっていたかな。
夏ドラマの方は徐々に放送されつつあるものの、
今の所は「MIU404」が頭一つ抜けている感じ。
回を増すごとに話が面白くなる作品が出て来ると良いな〜と思ってます。
閲覧ありがとうございました!