パリピ孔明 10話(最終回) 感想|まさかの「大丈夫でした」w

 

 

最終回らしい最終回でしたね。

ミア(菅原小春)が英子(上白石萌歌)をバイクで会場に連れて行ってくれて、

「穴掘っちまったわ」と呟くカンフー(ELLY)がいて、

小林(森山未來)はマリア(アヴちゃん)に過去の失敗をきちんと謝れて、

英子とマリアがデュエットコラボ出来て、

その様子を見ていた七海(八木莉可子)が感慨深くなって…と、

これまで描いてきた内容の"その後"をぎゅっと詰め込んだ

集大成かのような仕上がりになっていたと思います。

 

集大成にちなんでアーティストも総出演で、

サマーソニアでは、音楽ならではの良さであるコラボを

先ほど挙げた英子&マリアの他にも存分に楽しみました。

 

初めて作ったオリジナル曲なのもあって

英子本人にとって思い入れの深いであろう「DREAMER」は、

サマソニで披露している様子は見られないんだなぁ…と思っていたら、

なるほど、恩人である孔明との2人きりのシーンのために取っといておいたんですね。

歌を聞かせる相手が最初は孔明しかいないからか、

英子の口ずさむ歌詞1つ1つが、今までの振り返りも相まって

まるで彼への敬意や感謝のメッセージとしてより真っ直ぐで重みのある言葉にも聞こえて、

これはこれで納得の展開でした。

 

夢の中で劉備ディーン・フジオカ)と再会したら、

英子の前から姿を消す事になってしまうと思い込んでいた孔明

でも…実際はただの勘違いだったというのがまた可笑しい(笑)

まぁ個人的には、原作が続いているから、まだ"続き"があるんだろうとは踏んでいたし、

小林が流れ星を見た際に「孔明…」と口パクしているシーンで

きっと彼の友達を失いたくない本音に応えてくれるだろうと解釈していたので、

「大丈夫でした」で終わるのもズッコケはしなかったんですけど、

えっ!?って驚いてしまう視聴者はかなりいたはず。

ただ、このオチにモヤモヤしている視聴者はお見かけしなかったので…

ファンタジー要素のある本作だから許された部分もあるのかもw

 

「撮りに行くよ」「とりに行きましょう」言葉遊びで締めるラストも洒落てました。

シーズン2は難しいかもしれませんが、SPの形でまたお会いしたいですね。

一大イベントのサマソニを終えて、2人の今後の大躍進を願いたくなる内容にまとまっていて、

めでたしめでたし!でした。

 

本作は前作「ばらかもん」が終わってから休みを挟まず放送をスタートしたので

当初はまだロスが拭い切れておらず、

この世界観に馴染めるのかと少し不安に感じてもいたのですが。

基本、性善説で作られている所が気に入って、

最後まで好んで見続けられた作品だったかと思います。

ライバルとか関係なく、英子もAZALEAもケイジ(関口メンディー)も…

アーティストの音楽にかける想いや、内に秘めた情熱を平等に描く。

それ故に、後半は孔明の出番が減り、テンポが悪くなった感じは正直否めなかったですが、

主人公だけを立たせるのではなく、自分らしい音楽をやりたい気持ちは皆同じなのだという

描写が終始一貫していたのが良かったです。

 

最終回だけ少し端折られてしまったものの、

OP映像で孔明のアップで終わるラストカットも

ビー玉のような綺麗で澄んだ瞳に魅せられて、毎回ワクワクさせてもらってました。

アニメの方は未視聴ですが、実写化ドラマでは珍しく成功した例だったのではないでしょうか。

 

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