8時で早いし、テレ朝のミステリー系は何となく見ず嫌いな節があって、
最初は特に視聴する予定ではなかったのですが…
冬ドラのリストを作っていた際に「記憶を失った代わりに生まれたての五感が備わる」
みたいなキャッチコピーが公式で出ているのを知り。
気になる…とりあえず見ようかな…というノリで、初回を視聴してみました。
その分、普通に楽しめましたね。見やすかったです。
ミステリー描写は本格的で、暗号の仕掛けが段々大きくなって行ったり、
源氏物語と事件の計画がリンクしていたり、
MAPなどの些細な部分も実は事件の手掛かりになっていたり…と、
どこも抜け目のないようなストーリー展開で
しっかり作られてるなぁと感じられました。
順々に証拠を掴んで行く作りは勿論なのですが、
ここまで楽しめたのは「記憶を失った」主人公の設定が大きいのかもしれません。
プロの刑事だと既に洞察力には長けているし、
専門用語も出てきて会話も難しくなってくる傾向にありますが、
本作は「赤ちゃん並の」五感の鋭さが特徴的なので、捜索の仕方も素人レベルになります。
それが面白いんです。私も木8の視聴は初めてなものですから、
その点で言ったら時矢(沢村一樹)とはある程度同じ目線になるわけで、
証拠を見つける流れもまるで視聴者と一緒に探し当てていく感覚になれる。
だから、2時間通して複雑に感じる部分はほとんどありませんでした。
新人・佐相(瀧本美織)が新人みたいな先輩・時矢にツッコむやり取りには
「新しい凸凹コンビ」の風格が漂ってましたね。既に形になっていました。
以前の作品での、闇を抱えたシリアスな沢村さんも良かったですが、
こちらの方はお茶目な所が引き立たれていて、また魅力的なキャラクターです。
源氏香図のネタ、紅葉や神社の美しい景色も、
京都を思わせるような品のあるもので粋なチョイスでした。
完全に継続視聴決定ですね。
木曜は見る本数が多いので、感想は毎回書けるかは分かりませんが、
今後も楽しみながら見ようと思います。
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