医者は確かに「万能ではない」し、不詳の死を遂げた遺体は何が原因だったのかは
憶測でしか語れないけれど…真摯に解剖を重ねた行為は決して無駄ではなくて。
最終的に、「奥さんは遺伝性の病気を抱えていて、
もしかしたら娘にも遺伝してしまうかもしれない」という事が分かった。
過去にはもう戻れないけど、今からその病気に親子で向き合えば
娘の未来は大きく変わる…
二人の手助けになる、意味のある仕事をしたと思います。
仕事が忙し過ぎて、休みもまともにとらな過ぎて、
体力が磨り減っているような平(時任三郎)を見て、「不詳の死」がテーマなだけに
良からぬ想像をしていたのですが。
そんな彼は奥さんの遺骨を探すのを続けるのか辞めるのか躊躇っていて、
茶子先生(山口智子)と語り合って…
ああ、世の中に完璧な人はいないけれども、それでも壁にぶつかって悩んで相談して、
真実と向き合う人々の姿を今回は描き出したいのかなぁと思っていたところの…
まさかのあのラスト。
本作は以前にも、家族での幸せそうなシーンを描いてから
辛い余韻を残す作りをした回があったので、今回の万木家での団欒を見るに、
もしかしたら温かい雰囲気のままで終わらないんじゃないかと
うっすら感じていたものの…
まさか、そこに関わっていた親子に事件が起こってしまうとはねぇ。
ちょっと予想だにしませんでした。何がどうなったの?信じられない。
お母さんの遺骨が見つからないのと言い、1つ1つの案件に切ない結末が待っているのと言い…
神様は主人公の朝顔に、試練を与え過ぎです(泣)
最近じゃあ、ラジオで主題歌が流れると目頭が熱くなってくるもんですが、
今度は泣いてしまいそうな気がしてならない。
それくらい、本作の作風にハマっているなぁと、回を重ねるたびにしみじみ思います。
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