監察医 朝顔(2020) 6話 感想|桑原くんへの疑惑は深まるばかり…

 

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「真也は絶対にやってない」

この言葉の持つ芯の強さ。初めて忍(ともさかりえ)の存在が活きたなぁ。

いや、別に苦手な訳ではないのですが、

出番を増やした事で本作のカラーとはかけ離れてしまった前々回のイメージが

未だに頭にこびりついてしまっていたので、

今まではあまり彼女の存在に必要性を感じなかったのです。

でも今回…朝顔上野樹里)を真正面から受け止め、元気付けてくれる人は

この人しかいないという説得力がありました。

忍から滲み出る凛々しさ、良い意味でサバサバっとした性格。

つぐみ(加藤柚凪)と3人で作る大小のハンバーグに、梅酒を飲みながら思い出を語らう2人…

そんな「"強く"生きるために食べる」というメッセージ性も含んだ描写の連続が

そう思わせたのでしょう。

途中のシーンにあった道路が雨で濡れてジメッとした天気が、

まるで心がいつまでも晴れない朝顔の心境を表しているようで悲しくなってしまって。

その光景を見たお陰で、励ましてくれる人がそばにいて欲しいという想いが

よりいっそう強くなってもいたんですよね。

素敵な人に出会えて良かった、朝顔

 

しかし、桑原(風間俊介)が引き起こした事件は

全然「良かったね」で済ませられるほど甘い感じでもなく。

まぁ、主要人物メインの回だから今回で解決しないだろうとは思っていましたけど…

彼の話だけ世界観が違うから、このどんよりした気持ちを来週まで持ち越すとなると

しんどいものがありますよねぇ。

桑原が撃ったのは桐谷ではなかった。桐谷はその時点では既に焼死していた。

確かに予告通り「驚愕の展開」でしたが、

だからと言って「桐谷ではなかった=撃ったのは桑原しかいない」とは限らないでしょうに。

 

何というか、"聖奈"と、彼女が誘ったであろう第三者

ハメられたとしか考えられないんですよ。

監視カメラの位置も上手い具合に死角になっているのが気になって…

事前に角度をズラした可能性もあるかもしれませんし。

桑原もチョロいって思われてそうですもん。

だって、カフェでお茶しながら個人的に悩み相談を受けて、

連絡先を交換して、仕事中に相棒を置いて助けに行って…

刑事は単独行動しちゃダメだっていろんなドラマで散々言われているのに。

迂闊、迂闊過ぎる!!

↑まさか本作でも言う事になるとはw

なぜか「聖奈」で登録している件は、LINE系アプリのシステム上

向こうが設定した名前で表示されているとも考えられますけど。

奥さんもいますし、(亡くなった事が判明したけど)桐谷の目にたまたまそれが入って

触発されたりしたら…という発想に辿り着いて、

後から自分用に名前を変更しようとは思わないもんなのかしら。刑事なのに(泣)

 

視聴者も当事者ではないので、今までの桑原への"印象"を抜きにしたら

怪しまれるのも妥当な流れ。

監察官(松角洋平)が執拗に問い詰めるのも頷けます。

しかし、あの目つきがインパクトに残ったというのもありますが…

本作には関係ないと思っていた「上層部による陰謀論」、まさか絡んで来ないよね?という

不安がちょろっと出てきました。

そうなると前シーズンの作風とはガラッと変わっちゃいそうなんですけど、さて?

 

 

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