燕は戻ってこない 4話 感想|誰にも幸せが訪れる気がしない…

 

 

ダイキ(森崎ウィン)としている時のリキ(石橋静河)…

人の温もりを大事に大事に噛み締めているかのような表情を浮かべていたなぁ。

その後の笑顔も。初めて見ましたよ…リキのあんな心からの笑顔。

彼女が求めていたのは、自分を想ってくれている人からの愛情だったんですね。

サービスを通して出会ったという状況さえ除けば、2人とも恋人同士に見えましたしね。

 

でも、ダイキは確かに優しい人に見えたし、自身と重なる部分もあったから

あの接し方だったんだろうというのは分かるんですけど、

彼はあくまでもその手の"プロ"だから…

心が弱っている時にかける言葉選びは得意なんじゃないかと

あまり信用出来ない自分もいるのです。

リキはお金をはたいて幸せを手に入れられたけど、"お金で作られた関係"にまでならないと

彼女の望みが叶わないという事実が、何とも切なくなります。

 

一方で、お金だけが全てじゃないとか、この世で大切なのはお金よりも愛だとか

そんな話もたまに聞きますが、

リキを見ていると、お金を払えば大抵は幸せになれるんだろうな…とも思います。

しかし、草桶夫婦の場合はどうでしょう。

彼らの場合は、あの義母・千味子(黒木瞳)がいる限り、大金を払って赤ちゃんが産まれても

不幸のルートまっしぐらなんじゃないかな…という気がしています。

 

千味子の「産ませるあなたも、相当よね」発言もきっつぅ…とは感じましたが、

確かにそうなんですよねぇ。

こそこそ取引を進めていたなら別ですが、

悠子(内田有紀)も了承した上で行っているんですから。

その了承した契約が「代理出産」。

契約条項を見ていたら、なぜ日本で承認されていないのかがよく分かります。

こんなヤバい事に手を出そうとしているのか…と、冷静な気持ちになってしまいました。

 

そこから考えると…代理出産を引き受けるリキも、

その力を借りてまで自分の遺伝子を持った子供にこだわろうとする基(稲垣吾郎)も、

赤ちゃんを「モノ」「ランク」で捉える千味子も。

悠子関連でもう1つ付け加えるなら、かつて略奪愛をした過去があるのも…

みんな完全に肩入れ出来ないように描いていると思います。

誰か1人でも肩入れしたら、代理出産を肯定する事にもなってしまいますからね。

そこの匙加減が効いています。

 

リキはこのまま大輝と関係を持ってしまうのか…と思ったら、

まさかの不妊続きで、悠子の助言を機に帰省してしまうとは。

ちょっとこの展開は予想してませんでした。

次回予告では、元職場の元愛人と再会してますし。

人工授精期間ではないものの、既に他の誰かとしてしまっているし、

平気で口外していて…とにかく条件破りまくりのリキ。

彼女はあの時"だけ"は幸せになれても、

今までした行為が後になって帰ってくるんじゃないかとソワソワしております。

 

いやぁ、どうなっちゃうんでしょう。

面白いって言っちゃうのはなんか違いますよね。

次回から波乱の始まりになりそう…。

 

 

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