見やすくなった…かな?
前回までの、2つの事件を強引に合わせる手法じゃなくなっていたのもありますし、
コメディ要素も取り入れつつ、良い感じに軽〜く仕上がったという印象。
これはあくまでも個人の考えなんですけど、フジのプライム帯のドラマって、
火9が視聴率に媚びない攻めたイメージで、木10が少し真面目な大人向けのイメージ。
で、「看板枠」と言われている月9は勿論注目されやすく、
ここが最近では視聴率がまだ取れる方なので…
(ちなみに、視聴率が全てとは思っていません)
まぁ何が言いたいかっていうと、原作に寄せたような背伸びした感じではなく、
事件勃発→調査→ハプニングが起きる→けじめをつける、という
「単純明快さ」にシフトした事で、あまりドラマを見ない人にとっても
今回はこの作戦が上手くいったんじゃないでしょうか。2桁に戻りましたし。
月9が一番ライトだと思ってるので、その調子で行けば普通〜に見られます。
ワンピースの言葉を引用するより、同じ弁護士モノからの方が良い気もするけど(笑)
おっと、ここまで話が若干逸れてしまいましたね。
でも、その単純明快さを出そうとしたが故に、
ちょっと構成に無理やり感があったのも否めません。
予告で散々言ってた「新章」は、どこらへんが新章だったんでしょう。
谷元(磯村勇斗)との一区切りが付いたという意味で?
それだったら、むしろ次回からの方が合っていたと思います。
後は、甲斐(織田裕二)の過去が暴かれるとも言ってましたが…
最終的に柳(國村隼)との事だとは分かりましたけど、
社長と呼ばれていた糸井(半海一晃)との因縁の関係?が
取ってつけたような薄さだったのが残念でした。
明らかに何かありそうな二人だったので、ここのエピソードを膨らませれば
もっと面白くなったかもしれないのに。
「え?結局何だったの?」で終わってしまった感じ。
気になる所はいくつかありましたが、今回はとにかく甲斐がクールだったのが
一番印象的でした。
「どうです?ブーメランが帰ってきた気分は?」という蟹江(小手伸也)に対して、
「スリリングで最っ高に楽しいね」と言い返すのも、
終盤で「たとえあなたと100回争っても、100回勝つ」という言葉も…
くぅ〜っ!渋い、渋カッコイイ。
織田さんみたいなベテラン俳優が言うから、余計そう思うんだろうなって。
前々から言ってますけども、甲斐と同じくらい大輔(中島裕翔)のキャラも濃くして、
コンビで活躍する場面ももっと増やして欲しいですね。
1つの事件とはいえ、別々に動いているように見えるので。
まぁ、一区切りという事で、
主題歌が初めて合っていて少し爽快感が残った点では良かったです。
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