ハラスメントゲーム 4話 感想

 

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発表会で実例を演じるやり取りからして、序盤からテンポが良いな〜と思っていたら、

今回の演出が西浦さんに戻っていたのでかなり納得。

秋津(唐沢寿明)の人情深さも増していて、うん、楽しく見られました。

 

モラハラ」をテーマにしたという事で、社内いじめの様子がまぁ陰湿(笑)

部下たちの手のひら返しに最初は「え〜…^^;」とは思いましたけど、

よくよく考えてみれば、(2話のケースもそうですが)空気を読まないと

仕事が続けられなくなる不安っていうのもあるのかなぁと。

 

「女の武器を使う」「男の武器を使う」という表現は分かりやすかったですね。

ジェンダー関係で色々とシビアになってきている世の中で、

あえてハッキリと区別を付けて本音を言い合う痛快さ。

その武器を使ってきたからこそ、成果を上げて、今の地位にいるわけで…

別に悪い事でも何でもない。社会に残ろうとするための、地道で、素敵な努力です。

「上に立つ人間は、孤独と闘うしかないんだ」という覚悟を持て!なお話でした。

 

そして、秋津の決め台詞「クズ中のクズだ」にも、

新たなバリエーションを加えてきたのが良かったです。

今までは「しっかり!」と、

少し背中を押すような意味合いで使われてたように思いますが、

今回は、目を潤わせながら訴える「情」の方に全力を注いでいました。

秋津のキャラとしての良さも更に感じられますし、

ワンパターン化から逃れようとする工夫が垣間見えましたね。

 

普通だったら話の腰を折ってしまいがちな家族とのシーンも、

本作では、毎回何かしらのヒントがもらえ、かつ楽しさも感じられる

「キーポイントだけど箸休め」的挿入になっている所が中々素敵。

 

二転三転要素は少なめでしたが、展開がしっかりしているので、

ストレートにスカッとする話も面白いです。

「仕事は人生をかけたゲームだから」と言い残して去っていく秋津の姿も、

またカッコイイ!良い締めだったなぁ。

 

 

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