初めて恋をした日に読む話 1・2話 感想|何だかほっとけない主人公

 
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遅くなっちゃいましたが、1・2話まとめてザックリ感想で行きます!!

 

個人的には、視聴前はあんまり期待してなかった本作。

またラブコメか…しかも設定が漫画くさい…

深キョンがなぜまたこんな役を…など、色々「ええ〜」という思いのまま

見始めたのですが、なかなかどうして、意外にも楽しく見られるんです。

 

確かに、髪を撫でたり、相手側が頬をくっつけさせてみたり、

服を貸してあげたりの「胸キュン」要素には

小っ恥ずかしい気持ちにはさせられます。

今まで勉強してこなかった高校生が1話で急に学力が向上するのなんて、

漫画だから出来る展開です(笑)

 

ですが、主人公の鈍感さが巻き起こす由利(横浜流星)たちとのやり取りは

見てて何だか面白い。(1話の「警官から逃げる」シーンは好きでした。)

また、その鈍感女子を、元々視聴者を虜にさせるような魔力を持つ

深田恭子さんが演じられてるから、「いかにもあざとい設定・キャラ」だとしても、

その漫画くささを覆い被して微笑ましい物語に変えてくれるんですよね。

いつまでも「深キョン」と呼ばれ続ける程のブランド力は、やっぱり持ってます。

 

けれども、見続けたい所はそこだけじゃありません。

どこか主人公に共感出来る部分もあるんです。

大受験に失敗して今後何をしたいのか分からなくなる…とまでは行かないのですが、

「当時あれを経験しておけば良かった」「大人になっても出来ると思っていた」

という境遇には、自分もちょっと胸にチクリと来ます。

 

本作はそんな後悔を抱える主人公が、3人の男性を通して

ある意味で成長する物語ですし、

自身を変えようと奮闘している描写もいくつか伺えます。

何となく目標に向かって頑張り、何となく勉強し続けてきた彼女だからこその

「想像してみて、どんな自分になりたいか。」と南高の高校生たちに

訴えかけるシーンには感慨深いものがありました。

 

今後も、主人公なりの信念が感じられるシーンが所々に増えれば、

作品自体が引き締まって面白くなるかもしれません。

母親の説教シーンや、順子が誰かと一緒にいるのを偶然誰かが見て騒動に発展する…

とかの「ややこしい部分」がなければ、このまま気軽に楽しく見られるでしょう。

 

 

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