未来への10カウント 6話 感想|そっくりさんとの別れと新たな事件の始まり

 

 

甲斐(安田顕)と美鈴(波瑠)のくだり、一種のファンサですよね(笑)

安田顕さんかイケメン以外のおじさんだったら通報されそう…っていうのは置いといてw

 

今回は、前回で意味あり気に登場してきた美鈴を取り巻く「瓜二つ」のお話。

正直、もう少し引っ張って、折原(満島ひかり)との三角関係にまで

発展させるんじゃないかと不安に思っていたので、

桐沢(木村拓哉)が史織の死を受け入れるターニングポイントを描く回として

1話のみで解決してきたのは意外でした。

 

甲斐が1人で美鈴に会いに行ったのも、動揺して今も心残りであろう桐沢を想うあまり、

美鈴に史織になったつもりで手紙を書く事をお願いする形で

彼を立ち直らせようとしていたからなのかな?と予想していた部分もありましたが、

そういう如何にもドラマちっくな感動路線でもなく。

ただ「そっくりな人に会ったから死を認められた」でさっぱり終われたのは現実的で、

後半戦に突入した桐沢の心境を踏まえれば"らしい"流れだったのかなぁと。

 

ここに来て、死を受け入れる展開を持って来るのが良いですよね。

タイミング次第ではそんな発想にはならなかったかも…というのが伝わります。

今はボクシングや、伸びしろのある部員たちの育成といった

打ち込める物が目の前にあるから、過去の後悔や苦しみを引きずる時間は少なくなったし。

何より、最初はぼそぼそ声だった桐沢の声も、

今では言葉の1つ1つにはっきり"意思"が見えるような変化がある上に、

劇中でも言われていた通り、真っ直ぐな目つきをしている。

ボクシングが人生を導いてくれたというのが佇まいから滲み出ている桐沢の言葉

「自分で勝手に限界作るな!」には、実に重みを感じさせました。

 

西条(村上虹郎)と部員たちが打ち解け合っていく様子が

前回でじっくり描かれなかったのには、未だに惜しさはありますが…

転校前はジム通い…つまり、プロの人に見てもらった経験のある彼を

先にリング上で戦わせて、結局負けさせて

「もしかしたらみんな西条に追いつけるのかも?」という"前段階"を用意したのも、

後半の怒涛の熱い物語を魅せるには効果的。

1年の天津(阿久津仁愛)が桐沢のお腹にパンチを決めたのをきっかけに、

西条は頭、そして友部(佐久本宝)は天津と同じお腹を殴った様子を、

スローモーションや無音といった印象に残りやすい演出を使って

各々の成長をまざまざと見せつける…

練習試合も結構見せてもらえましたし、これこそ王道!これこそスポ根ドラマ!なんて、

そんな楽しさを味わえた仕上がりになっていたと思います。

 

で、違う意味で、西条が何やらやらかしそうなのも王道ではありますね。

いや、個人的にはそれよりも、次回予告での病気フラグの方が気になるんですけども…?

 

 

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