恐怖新聞 6話 感想|まぁ、自業自得としか言えないよね。

 

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やっぱり期待を裏切らなかった黒木瞳さん!!!(笑)

ただの優しい母親で終わるはずがないですよ。

凶器で人を殺そうとする図は「犬神家の一族」でもありましたねぇ。

恐怖新聞の印刷関係者という訳ではなかったけれども、

3話の虐待回で詩弦(白石聖)よりもやけに熱心に調査しているなぁ…と思っていた

ちょっとした"違和感"はここに繋がっていたのですね。

そんで、「ちょっと待って、もう少しで殺せるから!」

「そうだそうだ、今度誰殺す?」があまりにも軽過ぎて笑っちゃいましたw

 

恐怖新聞を新たに契約した人は母でしたか。

てっきり血痕を見つけた時に「ああ」と冷静な反応をした

勇介(佐藤大樹)だと思っていましたが、そこは違ったみたいで。

ていうか…今回も安定してクズだったなぁ。

中の人の株が本当に下がらないか心配になるほど(笑)

「俺の人生どうしてくれんだ!」って…桃香(片山友希)もそうでしたけど、

2人共自分から巻き込まれに行ってこうなったんだからね?そこ、忘れてません??

前々回で「君を守り抜いてみせる」とか言った(時代劇回除いて)次の週には

もう暴力振るってるんだから信用ならないでしょ。

しかも女性2人。しかも、殴ってから自分の行為を自覚して謝るというDV気質。

大体、桃香の件ならまだ警察や病院に連絡出来そうなものを、

遺体をバラバラにして山に捨てようっていう発想が人格のヤバさを表してますよね。

なんかもう…自業自得としか言えませんよ。

桃香が殺される運命に遭うのも、勇介が警察沙汰になるのも(苦笑)

 

一方で、恐怖新聞の虜になっている篠崎(駿河太郎)。

情報を手に入れたいがために、桃香のハニトラにも乗っかっちゃうのかなぁと思っていたら…

刑事らしくちゃんと捜査している姿もあったし、

一応人としての倫理観も備わっていたから、そこは意外だったかな。

おお、そう来たのね!という面白さはありました。

 

 

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おカネの切れ目が恋のはじまり 3話 感想|ピュアピュアな世界観に笑い泣き

 

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ああ〜もう、泣いたり笑ったり忙しい…。

終盤になるにつれていろんな想いが交錯するよう。

 

「少し綻びがあった方が、人間らしくて素敵です」

玲子(松岡茉優)のこの台詞、真理だと思うんですよね。

こうでもないああでもないと自分を完璧に見せようとするよりも、

彼女のように15年間分の妄想や悔しさを遠慮なく吐き出せて

"弱み"を見せて行った方が、乗り越えられる力も大きいのかもしれない。

ドラマと現実を重ねちゃ行けないとは分かっていながらも、

慶太…三浦春馬さんにも届いていたらなぁ…と考えてしまう。

日常の支柱を突然失う事はこの世の終わりでもある。

人生の半分も早乙女さんを推して来たのに!と号泣する玲子が、

同じくらい熱い気持ちで今まで推し続けてきたファンと重なっちゃって、

貰い泣きせざるを得なかったです(泣)

 

キスシーンも、個人的に見てきたのは「つい見惚れてしまう美しいキス」か

「恥ずかしくて目を逸らしたくなるほどの初々しいキス」のどちらかが多い中、

あまりにもナチュラルで、可愛い!この2人が愛おし過ぎる!!と感じられたのも、

ブコメでは新たな発見だったかも。

回を増すごとに少年と少女みたいになるんですよねぇ。

で、やっぱり主題歌が良い仕事してるんですよ。

慶太の元気いっぱいな励まし方も含めて、画面全体がピュアで溢れまくっててまた泣ける。

 

諸々の事情関係なしに、ここまで普通に面白く見られる作品なのだから、

予定通りだったらどんなに良いものになっていただろうかと考えずにはいられませんね。

今回の内容は全10話だとすると…折り返し地点なんでしょうか。

それだけに最終回がどうなるのかがますます読めない。

変更前の脚本、発売なんて事にならないかなぁ…。読んでみたい。買わせて下さい。

 

 

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半沢直樹(2020) 10話(最終回) 感想|愛と正義の物語…おしまいdeath!

 

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あーーーーー楽しかった……。終わっちゃいましたね。

あれだけの濃さなら、最終回も25分拡大して全然OKだったのに(笑)

でも、満喫させていただきました。

 

盛り上がりどころは色々あったけれど、それは後で書くとして…

まず個人的に一番アガったのは、花ちゃん(上戸彩)が白井大臣(江口のり子)や

半沢(堺雅人)を後押しするシーン。

久しぶりに彼女の頼もしいキャラクターっぷりを感じられて嬉しくなりましたよ。

本作が始まる前の総集編で、数々のエピソードの中でも

半沢の家に家宅捜査した際の国税の失礼な態度に「銀行員の妻をナメんなよ!」と

啖呵を切ったシーンが特に印象に残っていたから、

またあのような大々的な活躍を見せる時が来ないかなぁ…とウズウズしていたんですよね。

最終回まで待ちに待ち続けました。

彼女の見せ場を最後までとっておいたのが

半沢側による怒涛の反撃戦の起爆剤として意味をなしていて、

この"焦らし作戦"、かなり成功したんじゃないかと思います。

 

他にも、中野頭取(北大路欣也)の曖昧そうな表情から優柔不断と思わせてからの、

実は後先の事も考えて動いていたというギャップの強さで驚かせたり。

恩を受けた瀬名(尾上松也)と森山(賀来賢人)が半沢を叱咤激励するシーンがあったり。

そして、初心にかえって寝返る白井大臣だったり、

「聞こえないね〜」返しする大和田(香川照之)だったり…

いろんな意味で「そう来たか!」と、今までの流れがひっくり返るような

サプライズが満載で、飽きさせない内容でした。

 

以前、土下座を軽視しているといった発言をしていたのもあり、

超高速で済ませた箕部(柄本明)にはムキー!とはなったけれど。

彼にこそ前回の組体操をやって、強制的に長く謝らせて欲しかったけれど…(笑)

でも、前シーズンでの大和田の土下座時間の対比にもなっていて、

これはこれで面白いのかも…と思います。

すぐさま逃げ去る時の子供みたいな腕の振り方は中々滑稽でしたしw

 

前シーズンの大ヒットを受けて似たような作品が増えたのもあり、

人気作とは言えもうあの衝撃を超える事はないのだろう…と思っていましたが、

いざ蓋を開けてみたら軽々と超えてきました。

「続編になると面白くなくなる説」を見事に打ち破ってくれました!

半沢を支える仲間たちに愛着を持たせたのがやはり大きいのかも…ですね。

メインは勧善懲悪でも、裏を返せば強火半沢担によるラブストーリーでしたから(笑)

そして、まさに勧善懲悪の"生みの親"とも言える池井戸班だけが持っている強みを活かして、

全体図のわかりやすさや熱い演出、

歌舞伎役者には歌舞伎っぽい演技をやらせて盛り上げようといったエンタメ性など、

約6ヶ月という長い年月でここまで精度を上げてきた作品を見られた事に、

感謝してもしきれません。

 

原作はついこの間新作を出したみたいですから、

またどんなに年数が経ったとしても続編を待ち続けます。

シーズン1から見ていた視聴者にとっても、きっと待った甲斐がある出来でしたよね。

楽しかったdeath…

いや、"最高に"楽しかったdeath!!

 

 

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