死役所 4話 感想|それぞれの形の"こんなはずじゃなかったのに"

 

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ラブストーリーの映画を選ぶ所は、ちょっと背伸びしようとしている可愛らしさがあって、

思ったよりも大人な雰囲気を見せつけられて二人で恥ずかしくなる所も

おしゃれして気合いを入れているのが伝わる服装も、どれも甘酸っぱくてさ…

ああ、この初デートを最後に亡くなってしまうとは…という

やりきれなさが残りました。

デートだけにとどまらず、将来に希望のある子供達が死ぬ展開は見ていて辛いものです…。

 

自分の何気ない行為がトラウマを生み、一生頭から離れられない

思い出を作る事となってしまった智也(山井飛翔)。

突如罪を背負う事となってしまったトラックの運転手。

夏加(豊嶋花)も含めて、3人それぞれの置かれた立場から

"こんなはずじゃなかったのに"が描かれた回だったと思います。

 

特に「俺の人生めちゃくちゃだよ〜…」と泣き叫ぶ運転手は

見ていて居た堪れなかったなぁ…。

真面目に仕事に取り組んでそうな感じが伝わっただけに。

夏加の死後の話が一切出てこないから、

自然と2人の行く末を想像させられてしまって、余計に切ない(泣)

 

一方で、個人的にはちょっと浮いているように思えたミチル(黒島結菜)の動き。

秘密を知った所で何になるんさ…とツッコミながらずっと見ていましたが、

ヒロインなのに(?)途中で退場しちゃうのにはちょっと意外でした。

 

次回は死役所サイドから林(清原翔)の過去が描かれます。

前回の感想でも書いた通り、1話完結の重厚な人間ドラマパートと詮索パートで

前者の魅力を若干打ち消している勿体なさを薄々感じていたので、

それがなくなった今、「死役所:お客様」の関係をじっくり描いてくれそうな

明日からに期待したいです。

 

 

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