これは…いろんな意味でガチャガチャさせ過ぎじゃないですか?
まず演出で言えば、心のツッコミをテロップで表示する"お遊び"が
ほぼ一定間隔(個人的印象)で施されているので、画面がくどい。
そのため、肝心の痛快劇も薄味で終わってしまった気がします。
まぁ、華々しい世界にいるハルコ(大地真央)と
"普通""庶民"=視聴者の立場にいるいづみ(松本まりか)の違いを強調するために
あの演出をしたのでしょうが…
まりかさんのパニック起こしがちなコミカルな演技もクセが強いので、
気持ちが顔に出るくらいのモノローグに落とし込んでも
十分楽しげな雰囲気は確保出来るんじゃないかなぁと。
その代わり、ハルコがズバッと言う時は、文字をギラつかせて行書体(?)っぽくして
格言めいた表現にするとか。
そっちの方が緩急がついて、彼女の"人格者らしさ"も際立ちそう。
そして、薄味に感じた理由はもう1つあって、
単純に初回にエピソードを詰め込み過ぎなんですね。
大衆ウケが良い(とも言える)演出に合わせて、
ストーリーもベタなりに、これから準主人公としてハルコについていって
様々な価値観を学んでいく事になるであろういづみのエピソードに絞ってしまった方が、
本作のコンセプトも掴みやすかったのではないかと思いました。
中盤で「水戸黄門」の助さん格さんを彷彿とさせる部下を従えている描写があったので、
チームプレイでゲスな相手を成敗する話をやっても面白そうですね。
あとは今野浩喜さんと大地真央さんの共演があるのかどうかが見所でしょうか(笑)
しかし、私としては、土曜日に見る予定のドラマがまだ始まらない中
「一応見てみようかな〜」のノリで本作を見たため、
初回の時点では微妙な印象が強かった以上、次回以降も視聴継続するかは不明です。
来週もテレ朝の深夜ドラマの放送はないから見ても良いっちゃ良いんだけど…
感想は多分もう書かないかなぁ。
4/18追記:
2話も視聴。
初回はどうしても初期設定の紹介をしなければならないために
エピソードが盛り込み過ぎになっていた分、
今回は見やすくなったとは思うんですが…
その代わり、いづみの存在意義ってあるのかな?という疑問が湧いてきました。
いづみは基本的にツッコミ役。
でも、本作の場合は心の声を全部テロップで表示する演出なので、
そうなるとキー◯ン山田さんみたいに
ナレーションでツッコむシステムでも事足りるのではないかと思ってしまいます。
周りを引っ掻き回す役でもないし、1話完結型のエピソードが過去と重なる訳でもないし…
むしろ彼女がいない方が、ハルコ1人でぱぱっと解決出来てしまいそうです。
それに、ただのツッコミ役なら、「怖い」「あざとい」イメージのまりか様である必要もない上に、
助さん格さん的な部下2人が上手く活かしきれていない勿体無さも感じさせます。
演出も若干抑えめになったものの、全体的にガチャガチャしている印象は変わらない…
つまり、私の嗜好に合わないって事にもなるので、
やはりこちらはリタイアしようと思います。