今回は"考察"を要するサスペンスじみた作りに。
まぁ、元々そういうドラマではないので、
いじめの首謀者が違っていた事に関しては予想通りで、何の驚きもなかったですけど…
ラストのあまりの後味の悪さに
「そうやってバッドエンドに持ってきたか…」とは思わされました。
ただ、後味悪いとは言いつつも、
前回の、父親のこれまでの数々の行いをスルーしてまで
家族再生に結びつけた強引さを考えれば、個人的にはまだマシだった気がします。
今回は「無事に命をとりとめた」ってだけで済む話ではないですしね。
(理事長の"その後"への言及はなかったですが…)
自分をいじめた元凶が今ものうのうと生きている…となれば、
あのような制裁が加えられるのも、残念ながら当然の報いに感じてしまう訳で。
強いて言うなら、"国際"弁護士で扱う案件が多少違う(?)とは言え、
弁護士なのには変わりないのだから、白瀬(日向亘)の知人という設定にしておいて
下山田(藤原竜也)を紹介して、彼に相談する事で最後に何らかの対処をしてもらう…
という流れにも出来たかもしれませんが。
でも、それはあくまでも表向きの仕事でしかない上に、冒頭でも書いた通り
「生きる価値があると判断した者のみを救う」所がメインの作品ではあるので、
あの結末に落ち着くのも無理はないのかな?と言い聞かせている自分もいます。
それよりも気になったのは、
次回で波佐間(妻夫木聡)の過去がやっと明かされる事についてでしょうか。
正直…8話で?遅くない??と(笑)
主人公の掘り下げは、中間地点となる5話辺りでやるのが妥当だと思うんですけど…。
う〜ん、本作って、仮面×闇医者とただでさえ特殊な設定で、
登場人物が皆明確な目的の元で動いている以上、
世界観(見た目)にとっつきにくさを感じている視聴者に
早々に理解・共感を促すのが最善策なはずなのに、
脚本家の複数体制に原因があるのか、何だか構成がグダッている感じがしてなりませんね。
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