2021年春ドラマ-イチケイのカラス
いやはや…「エンターテインメント」を心から楽しんだ作品でした。 周りを振り回すほどの曲者の主人公がクビの危機! 彼のために「辞めないで!」「どうか撤回して下さい」と大勢で直談判しにいく仲間達… という展開はいろんな作品で見てきているけど、本作ほ…
へぇ…この手のドラマにしては、最終章に突入しても あくまでも1話完結型の作りを貫くんですね。 てっきり前後編だと思ってました。 内容自体は、今回の事件に関わる登場人物全員がついている嘘を みちお(竹野内豊)の洞察力で見破っていく…という、 心理戦…
裁判員裁判の話は初めて見るなぁ。 そもそも、それ自体あんまりイメージ掴めていなくて、 提示された証拠や証言をまとめた書類を元に 最終的な判決を裁判員に委ねる…みたいな流れだと思っていたから、 まさかあんな風に自由にディスカッションさせるのかと驚…
前回で縦軸は完結したため、多少の燃え尽き感は否めませんが… 内容をよくよく見てみると、要素が意外とてんこ盛りですね。 書記官・川添(中村梅雀)の悲喜こもごもに、 イチケイメンバーの仕事ぶりに感化される研修生2人。 万引き犯が万引き犯を捕まえる事…
「正義は複雑」と日高(草刈民代)と言っていたけれど、 正義はストレートに"正義"である事が示された回。 11年前の真相に迫る件は、通常だったら最終回まで引っ張りそうな内容ですし、 そこまでの展開で、上層部の闇を小出しに見せていく形で 視聴者が憎い…
みちお(竹野内豊)と岸田(バカリズム)。 裁判官と被告人の立場なのに、なんとなく醸し出される名コンビ感…(笑) もっと掛け合いを見ていたかったなぁ。 難攻不落で偏屈な性格から出る、長台詞も淀みなく発する役は バカリズムさんのために用意されたみた…
なるほど、違う案件から同じ真相を突き止める「併合審理」っていうものがあるんですねぇ。 最近の弁護士ドラマでも取り上げられたのを見かけなかった分新鮮味がありましたし、 食い逃げと傷害事件を絡めてみようという発想は面白かったです。 ただ…結局目撃…
冒頭でいつも流れる被告人の犯行現場のシーンですが… 今回は強く「お、なんか違うな?」と目を惹かれましたね。 猫がおもちゃのピアノを弾くと出る賑やかで軽い音と同時に映し込まれるのは、 治安の悪そうな小路の中を走る男性という、何やら物騒な場面との…
今回はいろんな意味でイレギュラーな回でした。 まずは1話完結型のエピソード。 初回も2話も最初は被告人が真っ先に疑われるものの、 調査してみると実際は不慮の出来事だったり、ある人が招いた印象操作だったりして 結果的に疑惑も事件の謎も晴れて終わり…
凄いですね。2話にして完成度を高めてきています。 1本の作品を見たぞ!という満足感さえ感じます。 この手のドラマは基本的に逆転判決されるのが鉄板です。 が…視聴者を翻弄する展開が続くので、それとは関係なしに、純粋に面白い。 序盤の段階で「鬼女の微…
最初に、イチ視聴者がおこがましい評価をしてしまってすみませんが… 初回を見た「満足度」と「まだまだ改善の余地がありそう度」を比で分けるとするならば、 (6に近い)7:3 といった感じ。 後者が3である理由は後で書くとして、先に本作の良かった所を挙げ…