*2024年 秋ドラマ 視聴リスト&期待度*
1/1:2024年ドラマの超簡単振り返り の記事をUPしました。
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マイダイアリー 1話 感想|地味さの中で感じる心地良さ

 

 

この枠のドラマの感想を書くのは…雑感でしたが「たとえあなたを忘れても」以来1年ぶり?

でも、その作品も追いきれなくなって結局視聴を諦めてしまいましたし、

冬も興味深いな〜とは思いつつ、諦め。

春と夏は視聴が溜まっているドラマが多かったので、初回からスルー。

ちゃんと完走出来たのは最初の2作品だけ…という事で

かなり視聴成績は悪いです、日曜ABC枠(汗)

なんでリアルタイムで見ないのかという声も聞こえてきそうですが、

前時間の某劇場は拡大放送も多いですし、いろんな意味で濃い仕上がりになっているために、

日曜は1作品で満足しちゃいがちなんですよねぇ。

 

でも、本作は…次世代の若手俳優が集っていますし、大学時代での話がメインで

懐かしみながら見られそうだと思い、とりあえず初回をチェック。

放送からもう1週間経ってしまいましたが、本日は選挙で日曜日のドラマは全てお休みなので

日付をいじらずそのまま投稿させて下さい!(笑)

そんな訳で、前置きが長くなりましたが、ここから初回の感想を。

 

そうですね…一言で言うなら、良くも悪くも「地味」。

当たり前ですが、毎クール10本以上見ている熱心なドラマ好きの方でも、

余裕のある時期に合わせて数本見る方でも関係なく、全ての視聴者が注目するのは初回で、

時間を割いてでも次回も見ようと思えるかが基準になってくると思うので、

そういう意味では、登場人物の動きに興味が持てるか、「別に良いかな」で

意見が分かれる初回なんじゃないかという気がしました。

 

でも、個人的には…ずっと見ていられるドラマだなぁと。

誰かの日常を覗かせてもらっているような、そんな感覚にもなりました。

パンチはないのかもしれませんが、台詞運びは気を衒っておらず

自然体でスッと入っていきましたし、

何より、バスの座席に入る日差しの煌めきとか、桜の木の下でのシーンとか、

目を引くくらい絵になるカットも時々散りばめられています。

 

ごく普通の日常の中で、バスで寝過ごした女の子を一緒に送ってから映画を見に行く、

童心に帰ってみんなで合唱するというほんのちょっとの非日常が入ってくる塩梅も良い。

からしたら、合唱と言えば中学時代の合唱コンクールなので、懐かしくもあるんですよね。

優希(清原果耶)の優しさが、いつしか元彼にとっては苦痛に変わってしまったのと同じで、

きっと何かの蓄積が原因で人付き合いがうまくいかなくなってしまった

経験があるのであろう広海(佐野勇斗)が、

彼女たちとの出会いを機に心がゆっくりほぐれていく様は微笑ましく、

全体に漂う雰囲気に最後まで心地良さを感じながら見終える事が出来ました。

 

社会人になった主人公が、些細なきっかけで大学時代の思い出を振り返るという

構成をとっている本作ですが、それが最終回まで踏襲されるのか?

振り返った事で現在の主人公に変化をもたらすのか?などは気になる所ですね。

別れたらしい優希と広海の今後も、5人の交友関係もちょっとだけ気になります。

次ももちろん見てみるつもりですが…

感想本数整理のため、次回以降は視聴のみで行かせていただきます。

 

 

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3000万 4話 感想|信頼関係が崩壊する瞬間を見た。

 

 

本作を見てきて、自首するなら今だ。もうここで自首した方が良いと何度思った事か…。

免許証のコピーを車に置きっぱなしという爪の甘さで坂本(木原勝利)に目をつけられ、

ソラ(森田想)が仲間に殴られるのを目の当たりにし連れ去られる悪夢のシーンで、

闇バイトが絡み出した以上は、息子が危険な目に遭うかもしれないから

良い加減このタイミングで…と今回だって思ったけれども、時すでに遅しでした。

野崎(愛希れいか)の質問に答えたあのラストはまさしく、

純一(味元耀大)が親に失望する瞬間そのものでしたよ。

自分が大金の入ったバッグを持ち出してきて、犯罪に関与してしまった事に怯えて、

「返した」って知ったら胸のつかえが取れたように安心して、

親が頑張って稼いで買ってくれた(と思っていた)恩返しにと張り切っていたのに…。

ドアを開けて親を睨みつける純一の目は、悲しみを優に通り越して、

嘘をつかれた恨み・憎しみ・絶望…負の感情が滲みまくっていて、見ていて苦しかったです。

 

ソラが大金を抱えた理由も判明しましたね。

以前、祖母から奪ったお金を返すために集めたそうですが、

そのせいで祖母が命を絶った今、母親とは絶縁状態になってしまったと。

「お金は信用関係を失くしやすい」とはよく言ったもので、

2つのエピソードを通してまざまざと痛感させられます。

 

義光(青木崇高)が音楽を諦めきれないのは、あの事情を聞いてしまったら分かるけれども、

せめて自作する傍ら仕事して欲しいですし。

祐子(安達祐実)は祐子で、台風の日に家の近くの川を見に行くような感覚で

なんで蒲池(加治将樹)が浮かんでくるかもしれない湖に行っちゃうかなぁ…(汗)

と、今回も夫婦にはツッコミまくり。

そして、次回予告を見る限り、またヤバい方向に進む感じじゃないですか。

「ボスを見つけられれば捕まえてもらえるかもしれない」

…え?その日まで闇バイトを手伝ってどうにか逃れようって事???

何とかなる、何とかなるといつまでも根拠のない自信をつけていますが、

命が助かる可能性だってないのに。

蒲池にやってしまった事が、自分にも返ってきそうな気さえします。

 

佐々木家、ソラの家庭、刑事2人、闇バイト…など複数のエピソードを展開する形で

それぞれくすぶっていた"静"の前半から、

とある刑事のファインプレー、そして、闇バイトの大学生・長田(萩原護)が

免許証のコピーを見つけた事がきっかけで一気に物語が進展し、

佐々木家が完全に崩壊するまでを描いた"動"の後半。

今回の緩急のつけ方は凄まじかったですね。

ソラが坂本に襲われた時、びっくりし過ぎて思わず声が出ちゃいました。

 

ここまで4話。次回から後半戦に突入です。

 

 

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宙わたる教室 3話 感想|みんなの想いを乗せて走ったオポチュニティ

 

 

うーん…取り扱うものがものだっただけに、今回は一際重い回でした。

佳純(伊東蒼)の気持ち、真耶(菊地姫奈)の気持ち、

佐久間(木村文乃)の気持ち…頭の中でぐるぐる考えながら見ておりました。

 

保健室で久しぶりに会った佳純に「うちら同類でしょ?」と言った真耶。

一気に距離を縮めてくるので、佐久間が注意したように、

たとえ家庭環境などで心身ともに同じ傷を抱えていたとしても

今は1人だけでいたい人、仲間を探して辛いのは自分だけじゃないと思いたい人、

それぞれに自分なりのペースがある訳で、

きっと、佳純もどうやって接したら良いのか動揺していた所もあったかもしれません。

でも、真耶の気持ちも分かるんです。

学校にも家庭にも居場所がなく、心にぽっかりと穴を空けたまま毎日を過ごしていたのが、

ある日偶然、佳純に会えた。

自分は孤独じゃなかった。自分の苦しみを分かち合える人に出会えて

嬉しくてたまらなかっただろうなとも思います。

ただ、共依存になるんじゃないかという恐れも感じて、複雑ではあったんですよね。

 

藤竹(窪田正孝)の誘いで物理準備室に入ろうと決めたものの、

知らない人の声が聞こえて、入り口の窓がすりガラスなだけに中も見えなくて

自分が入っていいんだろうかという不安で押し潰されそうになる所に

アンジェラ(ガウ)が話しかけてくれて、第二のハブが出来そうで良かったと思うと同時に、

後ろで見ていた真耶の反応に胸がキュッとなりました。

みんな種類は違えど思いやりのある人たちばかりなので、

佳純に新たなハブが出来そうな予感がする。それは喜ばしい事なんです。

けれども…このまま2人の距離が遠くなってしまったら

真耶は自暴自棄になるだろうし(だからオーバードーズしてしまったんですし)、

真耶について行ったとしても、共倒れの道を辿っていくだけ。

だから、どちらも最善の道とは言い切れない…

やっぱりここは大人が手を差し伸べて欲しい…とも思うんですけど、

重要な物事を任された大人だって、いつも正しい選択が出せる訳ではないんですよね。

 

真耶を突き放したとも取れる佐久間(木村文乃)の発言は確かにキツく聞こえたんですが、

そうした理由を話す時に声がだんだん低くなっていったり、

「自分を救おうとする人間しか、私は手助け出来ない」と言った時には目が泳いでいたり、

後で思い詰めた表情を見せたり…強気な言動とは裏腹に、後ろ向きな姿が多かったのです。

厳しく接した後も、本当にこれで良かったんだろうかという葛藤が見えた。

だから、私は彼女を責められませんでした。彼女は多分…とっても不器用な人なんだなって。

佳純が見つかってハグしにいったシーンだって、

佳純が無事で良かったという安心の気持ちももちろん入っているんだろうけれども、

また同じ過ちを繰り返さなくて良かった…という安堵も含まれていたんだろうとも思います。

 

2人のハグシーンは一瞬、オポチュニティとスタッフの間にある特別な関係性を思わせて

感情が込み上げてくるようでした。

藤竹の話によると、運用期間3ヶ月の予定だったオポチュニティが15年も持ったのは、

想定外の幸運が重なった事もあるけれども、

オポチュニティが出来るだけ長く旅を続けられるように

スタッフがあらゆる努力を重ねたから…らしいです。(その話も泣けたなぁ…。)

佳純も佐久間もまだまだ足りない部分はあるけれども、何か問題にぶつかるたびに

自分の歩幅でゆっくり克服していけたら良いですよね。

そしていつか、真耶もフォローしてあげて欲しい。

それぞれの未来を願いたくなる、そんなシーンでした。

 

佳純は科学部に入部を決め、記録係を託される事に。

岳人(小林虎之介)は積極性に溢れていて部員をグイグイ引っ張ってくれますし、

アンジェラ(ガウ)は大気を安定させてくれる存在です。

2人が様々な事情で文字書きが苦手な代わりに、佳純が補ってくれる。

得意な部分も苦手な部分もお互いカバーし合える、中々素敵なチームなんじゃないでしょうか。

そこに次回から長嶺(イッセー尾形)が加入するようで、

どんな化学反応を見せてくれるのか楽しみです。

 

火星の空を見つめる3人のシーンで終わりなのも良かったですね。

見終わって気持ちよく眠れそうな余韻を残してくれました。

キラキラした目で見つめる3人のカットが今回のサムネイルにもなっていますが、

やっぱり、何かに夢中になれるものがあったり、

夢や目標に向かって一生懸命打ち込んだりする時の表情は美しい…というのを

このドラマは教えてくれます。

大人になってから…そんな経験をした事があったかな?

ちょっと羨ましくもなっちゃいますね。

 

 

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