*2024年 春ドラマ 視聴リスト&期待度*
5/13:春ドラマ雑感集② をUPしました。
↑「イップス」5話の雑感を追加しました。

妖怪シェアハウス 6話 感想|澪、またフラれる…の巻。

 

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原島大東駿介)の件、既婚者なのは予想がついていたので、

あえて「SNSアカウントの"しらはま"が実は別の人だった」で最後にズッコケるオチが

来るんじゃないかな〜と踏んでいましたが、ストレートに終わりましたね。

うちの母も指輪はしていないし、良い歳だし、奥さんがいるのかと疑わない時点で…

本当にピュアピュアな性格ですよ、澪(小芝風花)は。

離婚危機にある事が分かった途端、私だったらちょっとでも「もしかしたらチャンスかも?」

なんて不純な心が働くのに…(笑)

だから、妖怪達に可愛がられているのにとても説得力があります。

 

今回も、というか4話以降はザ・勧善懲悪の作風じゃなくなりましたけど、

それでもスッキリとした心地で見終える事が出来たかも。

なんでだろう?って考えた時、ああ、社会風刺をコミカルに織り混ぜる話の上手さ以前に、

基本的にポジティブ思考の妖怪のキャラクター描写が好きなんだなぁ…

今頃になって気づく。

昔話で語られる妖怪の立場は悲しくて気の毒なものだけれど、

現世ではそんな素振りを見せようとせず、

人間に対しても真剣に応援してくれる明るい所に好感が持てます。

今回の場合、最もそれを顕著に表したのは山姥(長井短)ですよね。

「同じ時代に生きて恋をするって、めちゃめちゃ奇跡なんだから!」という言葉に

無性にジーンと来てしまって…。

周りを巻き込んではどんどん自分の世界を作り上げていってしまう人だからこそ、

1つ1つの言葉に歯止めが効かない"勢い"が含まれていて、

その"勢い"に圧倒されっぱなしになっていく感じが堪らなかったです。

でもって、本人はギャル姿になって彼に気づいてもらえるように、

1000年以上待ち続けているという。

澪よりも一途で純粋な妖怪がいた。

これは愛らしく思わずにはいられないじゃないですか(泣)

 

最後のパラパラパーティーも楽しかったなぁ。

洒落た服でも絶妙に垢抜けていないような"ぎこちなさ"が残る澪から、

ノリノリで踊りまくる澪まで、いろんな小芝風花さんが見られて眼福でしたわ。

着実にコメディエンヌの道を進んでいるけど、某事務所を辞めていく人が増えた今、

彼女に仕事が集中して体調を崩す…なんて事がないと良いな。

 

で…ギャルメイクでもぬらりひょん大倉孝二)だけあまり変わっていないし、

むしろインド人っぽいと思っていた所、

次回予告でカレーを配っているのには笑っちゃいましたw

 

 

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恐怖新聞 2話 感想|爪痕残す南無阿弥陀仏ガール

 

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黒木瞳さんにホラーの印象はなかったけれど、おお…凄く馴染んでる。

かじっている遺骨が一瞬お菓子に見えてしまって(というか、遺骨を初めて見た…)、

それもあって余計にゾッとさせられました。

 

でも、どうしてそんなに落ち着いてられるんだ!!と震えた声で

詩弦(白石聖)を怒鳴るのも無理ないんですよね。

いくら未来が見えていたとしても、あんなに冷静でいられるのが不思議で堪らない。

親の死に様を目の前で見てしまったパニックと、父の娘に対する想いを知ってしまったパニックで

頭がいっぱいいっぱいになって、動揺を隠せないと思うんですけど…

いや、もうおかしくなり過ぎてあの様子になったんでしょうか?

血だらけの服になっても今回の事件を分析している辺り、

もう精神がやられてしまっているのかも。

 

元愛人・諸積の件は、桃香(片山友希)もそうですけど、

単に勇介(佐藤大樹)を翻弄して現場から遠ざけるための

「神様のいたずら」的なポジションだと思っていたので、

まさかこっちがサイコパス凶悪犯になるとはーーー!!という驚きはありました。

南無阿弥陀仏と書かれた包丁ケースに、やけにフォームの良い走り方に、

最後の血ブシューーーーーーに………もう色々とインパクト残し過ぎて、

この子誰だ!?と思って調べてみたら、どうやらグラビアをやられているらしく。

日比野友香さん、まだ役者としての出演経験が少ない状態だったとしたら

各方面にかなり爪痕を残したんじゃなかろうか(笑)

個人的には、同じ枠の「リカ」のターミネーターリカと同じくらい恐怖を感じたわ。

あ…どっちもクセありありの走り方だったのが共通点かw

 

シャワーを浴びる詩弦に徐々に近づいていく演出だとか、

ともを(坂口涼太郎)の足元の方へ下りていくカメラワークだとか、

気持ち悪さしか残らないクライマックスと劇伴の間の"ズレ"だとか、

視聴者の不安を煽っていく作りは、やはり「引き込む」点からしたら

上手いなぁと思います。

 

ところで、もう一つ気になったのは、刑事の聞き込み調査が終わった後の、

怖い経験をしたあまりに桃香が勇介の腰回りをぎゅっと掴むシーンなんですが…

まさか今後三角関係になって行くんじゃなかろうか?なんて展開が脳裏をよぎりました。

詩弦は刑事に「俺と手を組まないか?」って言われているし…

もし本当に組むのだとしたら、それはそれで、事件を未然に防いで解決する

別ジャンルのドラマになってしまいそう(笑)

 

 

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おじさんはカワイイものがお好き。 4話 感想|想いがすれ違う2人に「ぐんぬんぬ」

 

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う、うわぁ〜〜〜〜〜〜〜ん…………そうなってしまうのか〜!!!

もう下手な恋愛ドラマより切ない。

恋愛もののジャンルじゃないのに凄く心に響くものがあるよぉ…(泣)

 

前回の感想でも、小路さん(眞島秀和)が心の声が多いのに対して

現実では口下手な点に触れて、それは自分も同じだといった内容を書いたけれど、

そういう"共通点"があるからつい「小路さんには上手く行って欲しい」

という親目線のような気持ちで見てしまいます。

気づけば、それはサプライズって言わないんだよ…

ケンタくん(今井翼)も、リストバンドをおそろいにしようって言ってくれる事を

どこかで期待していたんじゃないかな…

なんて、ついついお節介なツッコミばかりしている自分。

思っている事は言葉にしないと伝わらないよ!というのを、説明台詞でもナレーションでもなく、

一人の日常生活を通して掘り下げていってくれる脚本、とても上手い。

 

小路さんとケンタくんの仲が拗れていく度に胸が苦しくなる分、

今回は鳴戸くん(桐山漣)の存在にかなり癒された気がするなぁ…。

あのアド○ック天国風の演出に乗せて短パンファッションショーをやっている時

真純くん(藤原大祐)はモデルになりきっている一方で、

ポーズが堅いのも面白かったんですけど、

最後の膝パァン!が謎過ぎてツボにはまっちゃって(笑)

「原宿で売られている短パンを履くと猫が寄ってくる説」を完全に信じて

あれもこれもと何着も買ったり、お茶!もし良かったら!って言う時の声が大きかったり、

真純くんの目指している夢に驚きも笑いもせず真っ先に褒めてくれたり… 

ああ、本当に何事にも真面目に向き合う人なんだなぁ…という性格が伝わって、

ますます魅力的なキャラクターに映りました。

この2人が友達になる展開は意外だったものの、

自分の"好き"に自信が持てなくなりかけていた者同士だったからこそ

すぐに打ち解ける事が出来たのかも。

 

このまま仲が深まっていくのだろうと感じるほどの仲良しっぷりを見せていた2人は

思うように距離を縮められず。

逆に「私は一人だけでも構わない!一人でも十分楽しい!」と意地っ張りな一面を持っていた人に、

ある出会いをきっかけに一気に互いの心を励まし合う関係にまでなれる友達が出来たりする。

趣味を笑い話に変える人もいる。

(ただ、男性はともかく、泣くほど引いてる元カノの気持ちはよく分からない…w)

いろんなタイプの人間がいるなぁ。

人間を観察するのってこんなにも興味深い事なんだなぁ。

「いつ何が起こるか分からない」そんな人生のターニングポイントも

楽しく、優しく見守る面白さがあるから、やっぱり好きです。このドラマ。

 

次回で最終回は早過ぎる。ずっと見ていたいのに…。

 

 

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