正義の天秤 4話 感想|事件の結末にモヤモヤしっぱなし…

 

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やっぱり書いた通りになっちゃったなぁ。

そして前回と大体同じ感想にもなってしまう。

前回の場合、1話完結型と縦軸を同時進行させた事で、合間合間に入る縦軸が

1話完結型エピソードならではの見応えを薄めている物足りなさを感じたものの、

2つの事件に関与している長谷川(高橋克実)の存在のお陰で

まだ乖離している印象は受けずに見られたんですが…

今回はもう完全に"別物"ですよね。

最終回直前なんだから、アバンからそのまま縦軸の話をやれば良いのに、

なぜ「娘の敵討ちのため犯人を殺害しに行く父親」という赤の他人の話を盛り込むのかが

理解出来ませんでした…。

 

そのため、事件の結末もかなり強引。

うーん…解決出来ていない気がするのは私だけですかね?

蓋を開けてみれば、結局の所は人違い殺人だったのかもしれません。

ただ、本来は"4年前の事件"が幹雄の判決を左右する手がかりになっていたはず。

今回の内容は「渋川だと思い込んで松田を殺してしまった」という事実が明かされただけで、

娘を殺したのが本当に松田だったのか

性行為をしていた渋川が当時の犯行に関与していたか

何も触れられずに終わってしまったのには、ちょっとモヤモヤしてしまいました。

せめて、人違いで殺すほど松田に恨みを持っていた幹雄が

情状酌量でどれくらいの刑期になるのか、

求刑(&求刑の理由)するシーンまで描いて欲しかったです。

 

色素薄めで、黒目の大きさに引き込まれて…

個人的に単体でスポットが当たるのは珍しい気がした火野正平さん@キムラヒデユキ との

法廷で繰り広げられる演技合戦も楽しみにしていたんですが、

ここはそのまま安倍川事件とは無関係の人物って事でまとめられちゃうのかなぁ。

なんか無駄遣いなような…?

まぁ、最終回まで見てみないと何とも言えないんですけどね。

 

何度もしつこく書いている主人公の"元医者"設定は、

「患者の声に耳を傾けなければ治療は出来ない」という分かりやすい台詞で

済まされてしまいそう。

何というか、今までの行為はこういう事だから!って、視聴者に向けて補足している感じに近い。

 

 

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最愛 2話 感想|犯人は弟!全ての発端は渡辺からだった

 

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ええ〜!あと1,2話くらい引っ張ると思っていた14年前の真相…もう明かしてしまうとは。

という事は、やっぱり「最愛」というタイトルだけあって、

本作が最も描きたい所はミステリー要素ではなくて"もつれ"の部分なんでしょうね。

 

渡辺(朝井大智)を殺した犯人は弟・優(柊木陽太)。

正直、前回の優の病気の紹介が分かりやすいほど

丁寧に描かれているなぁ…という印象があったので、

ここもやっぱり「絡めてきたか!」とは思いました。

正確に言えば、渡辺は実力の差で思うような結果が出せない憤りから薬に手を出し、

その薬を梨央(吉高由里子)にも飲ませて眠らせてから

性行為しようと動かしていたのを、

たまたま見かけた優が恐怖を感じて、その場にあった棒で突き刺してしまった…

という一部始終になっていたらしい。

 

マネージャーを含めた複数の女性と性行為をし、

さらにはパソコンにその画像や映像を収め、薬が世間に知られて部活は活動停止になり、

大輝(松下洸平)の内定も取り消しに。

おまけに、記憶が飛んでいた梨央は、優の携帯の映像を見るまでは

自分が殺ってしまったのではないか…という不安に怯えていた。

 

要は、渡辺が周りの人の人生をめちゃくちゃにしたって感じで、

誰から恨まれても仕方なかったんですよね。

(って事は…トドメを刺したのは優以外の誰かの可能性も?と疑ってしまうけど、

ここはもう解決したのかも…ですね)

 

ただ、そんな彼にも父親はいた。

父・昭(酒向芳)も何者かに殺されてしまった。

梨央は14年前の件についてはシロだったけど、

こちらの件についてはクロなんじゃないか…という気がしています。

 

渡辺はクズには育ったものの、

小さい頃は愛でたくなるほど可愛い男の子だったのかもしれない。

昭にとってたった1人の我が子だから、息子との思い出はいっぱいあるだろうし、

今でも心の片隅に残しておきたい記憶になっている。

だから、行方不明になった時も、後にニュースで取り上げられた時も、

うちの子に限ってそんな事はないと、

"可愛い息子である"事実を頼りに信じて探し続けていたから

あの必死な様相だったんでしょう。

 

息子の行為に関わっていない上に、

一途な性格である昭を(おそらく)殺したのは…残念ながら、まぎれもなく"犯罪"。

となると、梨央には明るい未来は訪れないのかな…と、

今はバッドエンドの方向しか考えられません。

予想だけで、まだ謎だらけではあるからなぁ。

 

誰かにとっての「最愛」。

梨央は弟を"姉心"から来る愛をもって見守り、

優はお姉ちゃんを何としても救うスーパーヒーローになり、

大輝は今でも梨央を愛し、昭は息子を大事に想い、

加瀬(井浦新)は「私が守る」と忠誠を誓い…

愛1つでも、"純粋な愛"から"歪んだ愛"まで幅広くて、

それぞれの抱えている愛がぶつかり合って交差していく展開に惹きつけられます。

 

事件の真相の方も着々と動きがあるし、

着々と動きがあると思っていたら、そう来るの!?という変化球も入れ込んでくる。

シンプルに「面白い」ですね。

あと個人的に気になるのは…情報屋が優なのかどうかかな。

自分が犯した行為を思い出して失踪したとか?

 

 

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SUPER RICH 2話 感想|売却しても住めている豪邸が気になる

 

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また「面白くなりそう」で終わってしまった…(汗)

やっぱり、登場人物の掘り下げも、危機感の表現の仕方も、会社の仕組みも

全てにおいてふわっふわな状態で済ませている気がするんですよ。

前回と矛盾している部分もあるし、初回で描くべき初期設定を今回になって描いているし…

下手したら、初回と今回で脚本家さんが別々なのでは?と思えるほど。

 

いろいろ気になった所を書くとするなら…

まずは衛(江口のりこ)の財産について。

前回の感想でも書いた通り、全財産を計算しているシーンはあれど、

家を売ると決断したシーンは見当たらなかったんです。

でも、今回になって、自分の財産を現金化したのかという質問に対して頷き、

近いうちに振り込まれると発言していました。

それだけなら、じゃあカットされただけで実際は売却したのね…と脳内補完出来るんですけど、

個人的に矛盾していると感じるのは、売却の手続きをしてからも

なぜか良い所に住めている件。

不動産とのやり取りをした経験はないからよく分からないんですが…

同意書にサインして手続き完了したら、

部屋をある程度綺麗にしてからすぐ出て行くのが条件じゃないんですかね?そういうのって。

猶予期間がもらえたとか?

それにしたって、前回はお金がなさ過ぎて空腹の描写があったのに、

冷蔵庫の中身が空っぽとか、家具が減っているとか、

何かを切り詰めながら暮らしているのが伺えるカットがなくて

今まで通りの生活が送れているように見えてしまっているから、

イマイチ「会社と自分の財産どちらもない」事に対する危機感が

画面越しに伝わってこないんですよねぇ。

 

あとは…これも前回、とある読者さんからいただいたコメントに返信した内容と被るんですが、

具体的にどんな会社で、どんな仕事をしているのか?が分かりづらいです。

(前回も途中で「出版社」という台詞があってやっと分かるほど)

別に本作は「お仕事ドラマ」ではないので、丁寧に描かなくて良いと思っています。

少し触れる程度で全然OK。

ただ、インターンがいるにもかかわらず…描写が足りなさ過ぎなのではないでしょうか。

彼らの存在意義にしたって、

田中(志田未来)が情緒不安定になっているくらいの印象しかありません。

同世代なら優(赤楚衛二)がいるし、別に会社の危機の手助けをする訳でもないし、

そもそもインターンを経験した人がそのまま正社員に採用されるのが絶対でもないんだから、

それだったら情けで優をインターン生としてとりあえず働かせる展開にした方が

余計な描写をせずに済んだんじゃないかと思ってしまいました。

ちなみに…衛がどうしても編集部の存続を維持したい件についても、

説明不足なので当然理解は出来ません。

 

話の構成も洗練されていない気がします。

冒頭でも書いた内容をもうちょっと具体的に説明すると、

一ノ瀬(戸次重幸)にたくさんの事を教えてもらった思い出や

空(町田啓太)が衛の元で働くと決意したきっかけ、

衛が声をかけた社員を責任持って面倒見る理由…

描き方次第でどんな人かが見えてくる内容。

これらのエピソードをなぜ初回ではなく"2話で"描いたんでしょう?

描いたと言っても、私が見落としていない限りは

空の6年前の回想以外はみんな台詞のみ。

回想シーンを一瞬差し込むだけでも登場人物の境遇が垣間見えて

共感しやすくなると思うんですけど…

初回で描くべきエピソードの優先順位が間違っているのが勿体ないです。

 

ジェットコースター展開にしても、冒頭で衝撃的な展開をチラ見せして

そこから少し前に遡って物語を進めていく構成を定番化させるつもりなんでしょうかねぇ。

初回は一部始終を見る前と後で

衛の考えの捉え方に変化があったから必要性を感じましたが…

何でもかんでも最初に挿入してしまったら、

インパクトが弱まって「ジェットコースター」とは言えなくなるような?

 

うーん…今回の所々のエピソードを初回に持ってきて、

古民家をオフィスにするくだりをラストに直結させる…で良かったんじゃないですかね。

実家っぽい所がオフィス!?という可笑しさがありましたし、

ラストが一番「崖っぷちからの再出発」感あって面白かったですもん。

 

 

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