#リモラブ〜普通の恋は邪道〜 6話 感想|良い所で来週はお休み(泣)

 

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かつてのマスク越しのキスもトキめいたもんですが…

消毒した手で相手のマスクを直してあげるっていうくだりに

甘酸っぱさと初々しさしか感じないでしょ!!

これが新しい時代の「ラブコメ」ってやつなのか!と。

コロナ禍のない世界でこの行為に近い胸キュン要素を例に挙げてみるとしたら、

口についたソースを指で拭うとか、顎クイするとか

直接肌に触れる形で"嫌らしい""あざとい"というイメージを与えそうなものを、

マスクをワンクッションとして挟む事であそこまでドキドキさせられてしまうのかと

新たな発見を得ましたわ…。

ブコメだけどご時世がご時世なので、キスシーンもなければハグもない。そこも新鮮。

物語の展開的には「近づきそうで、中々近づかない」をベースとした

ベタな流れではあるんですが、ベタの中にもちょっとずつ新しさを取り入れていく

本作の描写、やっぱり面白いです。

 

中盤で美々(波瑠)が言った「私も檸檬の事が好きですが、青林の事はよく分かりません」は、

恋愛に関係なく、SNSでやり取りしていて実際に会ってもみた人全てに通ずるもので。

SNSだけでその人の事を知ろうとすると、美々の「優しいツッコミをする方」じゃないけど

イメージをどんどん膨らませていったがために

いざ会ってみたらギャップを強く感じてしまったという事もありますし。

ちょっと話からは逸れて、SNSではお喋りでも現実世界では無口で人見知りという

別人格に見えてしまう事だってある。

だから…心の準備が出来ていない青林(松下洸平)の気持ちにも共感出来ました。

 

でも、"やり取りした日々"が2人の間では楽しかった思い出として

変わらないままなのもまた事実だから。

「ラーメンに胡椒をかけてあげますね」と言っていた事を覚えてくれていた青林。

胡椒のつもりが爪楊枝をドバッと出しちゃった…で

クスクス笑い合う2人が可愛らしくて。←元の容器に入れるのは不衛生だと思うけどw

戸惑いはまだ隠せなくても、まずは「檸檬」と「草餅」の関係から始めて

いつしか「青林さん」と「美々先生」になれたら良いよね…♪ そうやって見守っていきたい…

で、私の感想は終わるつもりだったんですが、

最後の急展開にはまんまと意表を突かれてしまいました(笑)

 

マスクはある意味、素顔を隠すフィルターでもあり、

それを取っ払ったという事は

もう完全に「青林さん」と「美々先生」としてお互い急接近していくのでしょう。

ごく普通の"恋が始まる瞬間"を描いているのに、

コロナ禍が舞台になっているお陰で

一気に距離が近づいた嬉しさを感じさせるラスト…素晴らしかったです。

 

青林、まさか後で自信なくしたりしないよね?

「あれはつい勢いで…」と恥ずかしがったりしないよね!?

と、今後の展開が気になってしまう所で

来週はお休みというタイミングの良さ。うぅ、ニクい(笑)

 

 

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この恋あたためますか 5話 感想|浅羽社長のメンタルが弱過ぎる。

 

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私には読めるぞ…

2人で1つのたい焼きパフェをつっついたり、ジェットコースターで思いっきり楽しんだり、

水族館デートも満喫したり…という

新谷(仲野太賀)が幸せな時間に浸っているエピソードをこれでもかと描いた後に、

最後には浅羽(中村倫也)&北川(石橋静河)ペアとばったり会って

複雑な心境になってしまう樹木(森七菜)の顔を見て落ち込む展開になるのだと…

と思っていたけれど、そんな事はなかった(笑)流石に単純過ぎたか。

ベタな要素が続いた恋愛ターンでも、そこはベタに行かなかったのはちょっと意外でした。

しかし…今回の新谷の"ベストオブ不憫ポイント"←ネーミング…w は

コンビニ仲間たちによる「良いやつ」評価止まりでしょうね。

「良いやつ」の一言で終わってしまうと、そこから発展しなさそうな気がするんですよ…(泣)

う〜ん、まさしく当て馬キャラである事を物語っていますなぁ。

 

しかし、物語の中間地点なので、何か大きな出来事はあるだろうと予想していた今回。

浅羽の社長解任が決まり、離れ離れになってしまう樹木…のラストがそうでしたね。

でも…捻くれ者の私は残念ながら

樹木みたいに「社長、行かないでよ!」なんて感情には特にならず、

社長という偉い立場なのに身を引くのが早くないか?といった

疑問の方が勝ってしまったんですけれども(汗)

専務・神子(山本耕史)一人の言葉だけでそんな簡単に退任を決めちゃうの?

他の役員に多数決も署名もさせていないのに?

いや、もっと自分の意見を押し通しなよ!!

とツッコみながら見てしまってました。

解雇通告にしたって1ヶ月前に言い渡されるのに、あまりにも急過ぎますって。

(それに、神子の無駄に動き回るくだりに日曜劇場っぽさを感じ…w)

まぁ、甘い物好きの樹木が、少年だった頃の浅羽と同じように、

今後物語を展開していくにあたって

「スイーツを落としてしまった=嫌いになったきっかけ(になるかもしれない)」という

共通点を持たせたいがための重要なエピソードにしたかったんでしょうけども。

それにしても…あまり現実味のない流れでしたね。

 

最後に、比較するような内容になってしまってすみません。

前時間の某ドラマと同じく、本作でも「グイグイ突っ込む主人公」

「主人公の存在に影響を受けていくヒーロー」の2つが今回はガッツリ描かれた訳ですが、

こちらの方が「まぁ主人公だからね」と思えてしまうのは…何ででしょうねぇ。

樹木と北川を通して、スイーツが苦手になったと言う浅羽への対応の"違い"を

描いたのもそうなんですけども。

視聴者側からしても「食べ過ぎて苦手になったから」という言葉で

はぐらかしている感満載なのに、そしてヨリを戻したい想いがあるのに

深く追求しようとせずに終わらせた北川を不思議に思ったからなのかしら?

その場で遠慮して言えなかったとしても、

私だったら「あれ、本当は違うんでしょ?」とか日が経ってから言っちゃうもの。

嫌な顔をしたら、もう違う話題に変えて誤魔化せば良い話だろうし。

 

 

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姉ちゃんの恋人 4話 感想|吉岡くんの過去が想像以上に重かった…

 

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とうとう明かされた吉岡(林遣都)の過去。

これは…何て言ったら良いのか…………

まず言える事としては、彼に下される判決があまりにも厳し過ぎないか?と(泣)

 

男たちに襲われたという事実も、取り憑かれたかのように男たちを殴った時の

吉岡の姿が怖かったという記憶も

全てなかった事にしたい彼女の気持ちも確かに分かります。

でも…彼女のためにと必死で行った行為が勝手に"なかった事"にされた側の気持ちを

ちょっとでも考えたりしないのは…。

幸いにも殺人事件には至らなかったのに。

繁華街なんだから、誰か一人でも目撃者がいそうなものなのに。

吉岡の背負った十字架が重過ぎて…

恋愛に後ろめたさを感じてしまうのも無理はないと思いました。

 

彼の過去が明かされるエピソードの前に、

怖いもの知らずな和輝(高橋海人)がみゆき(奈緒)をリードしたり、

実は恋しちゃって!という日南子(小池栄子)の率直な理由にも

職場のみんなは泣いて笑ってフォローしてくれたり…といった

平和で愉快なエピソードが立て続けに流れていたのも、

今回ショックを受けた原因ではあるけれど…。

「愛情」「思いやり」「感謝」をはっきりと言葉にして伝えられる安達家と、

お互い本心は分かっているものの、自ら距離を遠ざけて遠慮がちになってしまう吉岡家の

"家族"の対比が何とも切ないんですよね。

同じ家族なのに、どうしてこんなにも違いが出てしまうんだろう…

ここまで辛い目に遭わせる必要はあったのだろうか…

考えれば考えるほど、吉岡と母・貴子(和久井映見)の今の関係性に

早く希望の光が見つかって欲しいと願いたくなる気持ちにさせられます。

 

そんな吉岡の過去、取り巻く環境が描かれた分、

桃子(有村架純)の言葉には今回もグッと来てしまいました。

「吉岡さんは私と付き合った方が良い!」

ああ、やっぱり、今の彼を救ってくれるのはこの人の存在なのだと。

"強さ"が彼の心を温かく照らしてくれるのだと。

ちょっとずつではあるけれど、桃子の存在に惹かれていく描写に

目頭が熱くなってしまうラストでした。

 

バーベキューデートも純粋に楽しんでくれているし、一歩前進している。

桃子と出会った事で影響を受けていく過程…その記録を閉じ込めたような、

まるで思い出のアルバムを1ページずつめくっているかのような吉岡の変化も

純粋に応援したくなりますね。

 

…過去の内容が内容だっただけに、

今回は完全に、彼目線の感想になってしまったなぁ。

 

 

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