正直不動産2 8話 感想|神木からの挑戦状

 

 

永瀬(山下智久)が「正直で頼りになる人」として認知されているという事実。

ボランティアのお手伝いの時に見かけただけで、

特に面識もないお客さん(篠崎家)の娘からっていうのがまた良いんですよねぇ。

 

不動産屋の営業は、家の購入や投資の相談などで

当然、お客さんと何度か関わる事にはなるんだけれども、

子供とは軽く挨拶するくらいで、コミュニケーションをとる機会なんて早々ない。

だから、子供が営業マンに助けを求めようとするって、

よっぽどその人に上記のイメージが定着しているって事になる訳で。

日頃のカスタマーファーストの積み重ねが、こうして結果に結びついている所に

永瀬の成長を感じさせて、ジーンと来ちゃいました…。

 

ジーンと…と言えば、黒須(松田悟志)のミスをみんなで手分けしてカバーし、

嬉しい出来事があれば自分の事のように喜べる登坂不動産の面々も素敵でしたね。

今回は特に、いる社長(草刈正雄)が永瀬にかけた言葉

「だが、町の不動産屋さんっていうのは、

顧客だけじゃなく町の人々に生かされて商売してる。それを忘れるな。」

が印象に残っておりまして。

これが登坂不動産の理念になっており、

永瀬や月下、みんなに浸透していっている事が分かる回でもありました。

 

内容自体は、投資用マンションの購入検討者を賭けた永瀬VS神木の対決だけでなく、

永瀬が対応するはずだった依頼も自分の手柄にしようと息巻く

黒須も交えた三つ巴戦のような作りに。

黒須は5話からの登場で、このまま物語の最後まで

登坂不動産で働き続けると思っていたので、今回の退場は意外でしたが。

フルコミで働く理想と現実が垣間見えて…

強気な姿勢とは裏腹に、実は繊細な性格でずっと無理してきたのかもしれません。

 

そんな彼から「ミネルヴァ不動産に負けるなよ」と永瀬にエールを送るシーンは、

残り2話で、いよいよ神木との最終決戦が近づこうとしている

という実感を湧かせてくれました。

強敵に立ち向かい敗れたライバルが、自身がライバルだと認めている者に託す。

どことなく、少年漫画的な熱さを感じさせます。

 

永瀬が旦那として相応しいかの試験を始めた事で出番が増えた榎本の存在も、

少し深刻な雰囲気を漂わせていた今回の内容が重くなり過ぎない程度に、

良いアクセントを生み出していました。

彼女のコミカルさとサバサバした性格、潔い東北訛りが好きなので、

それがいつもよりたくさん見られたのも嬉しかったです(笑)

 

次回はいよいよ、ようやく神木が1位に執着するきっかけとなった過去が明かされます。

過去には花束や、母親と子供が一緒に歩いている様子を見て

タップダンスをしていた所を見る限り…やはり事故が絡んでいるんでしょうか?

 

 

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さよならマエストロ〜父と私のアパッシオナート〜 7話 感想|小村(西田敏行)が倒れるとヒヤヒヤする。

 

 

う〜〜ん…困った。前回以上に判断に困る。

今回は何を描く回なのか、どんな結末に持っていきたいのかが分かりづらかったです。

 

公式サイトのあらすじをチェックしてみたら

サブタイトルで「77歳の夢ライブ」と表記されていて、

どうやら小村(西田敏行)の人生初のリーダーライブがメインだったみたいなんですが…

今回の内容を整理すると、そのエピソードの他に

・憧れのドイツの楽団からオファーが来る俊平(西島秀俊

・一緒に同じ夢を見続けてきたつもりが、ドイツの楽団のオファーを断られた事で

 衝突してしまう俊平と鏑木(満島真之介)の関係性

・母校の高校から記念スピーチとオーケストラ部の1日指導を依頼され、帰省しようか迷う俊平

・仙台のオケフェスにワイルドカード枠で応募する晴見フィル

・父(もとい市長)・白石(淵上泰史)から音楽の道を反対される天音(當間あみ)

・で…いつも描かれる響(芦田愛菜)の葛藤

で、合わせると7つのエピソードが同時並行して描かれているので(多っ!!)、

主人公の存在感が埋没していれば、

話が情報過多に感じられてしまうのも無理ないと思うんですよね。

 

今までの描写から、俊平が心から音楽とオーケストラを愛している事は十分伝わるんですけど。

それを前提にしても…何でしょう、エピソードを盛り込み過ぎているのが原因で、

今回の彼を見ていると、何もかも中途半端に取り組んでいるように見えてしまいます。

晴見フィルの事も、響との事も。

実際、「ちりオケ」の形態となった新生・晴見フィルの活動がこれからだって言うのに、

本人はドイツの楽団のオファーを受けるか、故郷には帰るのかどうかで

延々悩んでいる様子が目立ちましたから…(汗)

 

晴見フィルのピッチピチした生き返った演奏を聴くたび、

人生で一回くらいは満足のいく演奏がしたくなって

イベント開催を決めたと語る小村の動機は、

前回、ホール閉館にあたってのラストコンサートもあって、

そこでの活動にピリオドは打ったけれど、誰かには活力を与えていて、

聴いた人々の中にはいつまでも"思い出"として残り続けるんだろうな…

というのが感じられて素敵に思えただけに。

メインとサブできちんと強弱をつけて、小村のエピソードをもっとじっくり見たかったです。

 

響も響でなぁ…もう7話なのに、父に歩み寄ろうとする変化が

あまり感じ取れないのは気のせいなんでしょうか。

ず〜っとツンケンしてるなぁ…って印象なんですよね。

いや、今まで遠ざかっていたバイオリンを天音に教えたり、

父と同じく「ボッカルーポ」と言ってしまったり、

大輝(宮沢氷魚)のアシストを受けて

何の曲なのかを聞いてみようと試みたり(これは失敗したけど)、

確かに変わってきてはいるんですよ。

ただ、どれも父のいない所か、父には伝わっていない状態でその動きを見せているので、

拒絶している相手に対して壁を壊さない限りは

「変わった」とは言い切れないんじゃないかと思うのです。

自分が家族を壊したとは自覚していて、お互い向き合って話せるようになる日は

果たして来るのかどうか…。

 

次回は俊平が30年ぶりに帰省する話だそうで、父親役は柄本明さんだと判明。

野球部の監督を務めていて、あの短気な性格からするに、

少年時代の俊平は、本当は野球をやりたくなくても

やらされていたんじゃないかと察せられます。

内容も見ていない内からこんな事言うのも何ですが。

もしそうだとしたら、今回の天音の

「今までの習い事はやりたいと思えなかった(だから長続きしなかった)」エピソードは

次回の内容と重ねて描いても良かったのでは…?という気がしますね。

 

最後に余談で。話が前後しますが、小村が倒れるくだりはヒヤヒヤしました…。

でも、その後ケロッと回復。

大した事なかったのなら、あのくだりは必要だったのでしょうか(滝汗)

 

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グレイトギフト 6話 感想|でしょうね…というラスト。

 

 

神林の娘・琴葉(中島瑠菜)は難病を患っていて、

名医である白鳥(佐々木蔵之介)でないと手術は不可能。

その前提に加えて、今回は神林(尾上松也)の出番がやけに多かったから、

今までのどんでん返し展開から考えると、

ああ、これは藤巻(反町隆史)と連携するフリをして

最後に裏切るパターンだろうな…と思っていたら案の定でしたね。

鈍感な私でも、さすがに序盤の時点で先が読めちゃいました。

今回はあまりにも話が分かりやす過ぎて、面白味に欠けてしまった感じです。

 

まぁ仮に、先が読めなかったとしても、

「殺しても構わないですか?」と聞かれて、そっくりそのまま「ええ、殺して下さい」なんて

あの白鳥がボロを出す訳ないですからね(苦笑)

「逆襲編」とはうたっていたけれども、

藤巻のオドオドした性格や残り話数からして、そう簡単に立場逆転するはずもなく。

結局、白鳥にやられっぱなしなのはいつもと同じで…

わざわざ「逆襲編」と盛大に煽るほどか?とも思えてしまいました。

 

次回からは「真犯人編」だそうで。(1話しかやらない「〇〇編」!!w)

白鳥も郡司(津田健次郎)も既に人を殺しているのに、

真犯人だなんて変な話なんですよねぇ。

どちらかと言うと「黒幕編」の方がしっくり来るのかも?

候補は…もう久留米(波瑠)か、今の役柄のままでは勿体なく感じる

奈良(小野花梨)しか考えられず。

どうか、新キャラが黒幕でした!って事にはなりませんように…。

 

今回は内容が少し退屈だった代わりに、

反町さんに「ボンクラ」を連発させたり、「ギフトでやり合いましょう」だったり、

時々出るヘンテコな台詞に笑わされたかな。

本作…以前の「闇の皇帝」もそうですが、脚本家自身が楽しんで書かれているんだろうな…

っていうのが伝わってきて、そこでまだ好意的に見られているような気がします。

 

 

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