今回のはホラーというより、設定やオチがシュールなものばかりでしたね〜。
そのためか、あまり世界観に引き込まれはしなかったのかな?
CMの細切れ挿入はしょうがないとして…「大根侍」は切れ味の鋭い大根らしく、
間を挟まないでスパッと描ききって欲しかったです。
ここからは、各エピソードごとに簡単に感想を書いていきます。
その後にランキング付けして行こうと思います。
さかさま少女のためのピアノソナタ
一番惜しいなって思ったのがこの作品。オチがねぇ…
ピアノを弾くと今度は友人が落ちてきた!さて、この人も巻戻しで助けられるのか?という
視聴者に質問を与える形で終わらすんじゃなくて。
題材が「さかさま少女のためのピアノソナタ」なのだから、
主人公と吉野の二人で話を完結させて欲しい感じがしました。
血だらけの手とか、誰も曲を聞けない幻の楽譜とか、弾き間違ったら酷い目に遭うのだとか
ゾワゾワする要素がいっぱいあり、世界が逆さまになる奇妙な演出も含めて
作り込みがされていて、途中までは好んで見ていたのですが…。
個人的には、吉野が助かったと思って、今度は彼女が弾き始めたら
伴奏を間違えてしまって…という死の直前かのようなラストの方が良かったかも?
しらず森
主演:吉田羊 出演:長谷川朝晴、高橋來 他
こっちはこっちで、オチがちょっと綺麗過ぎた(笑)
息子が戻ってきて家族再生ハッピーエンド…うーん、もう一捻り!って所です。
表では幸せそうに見えて、裏ではまた良からぬ事が起こるんじゃないかという
匂わせがあるのだとてっきり思い込んでました。
ピアノソナタに続いてタイムループもので、タイムカプセルやバッジの謎は解決しましたが…
あの怪しげな神主さんは結局、30年前から現在までで
どうして目の色変えるまでに変貌したのかが気になります。時空の神が棲みついたのか?
母校を会場にして、給食を囲みながらの同窓会は楽しそうですねぇ。行ってみたい。
永遠のヒーロー
「トクサツガガガ」のような世界観を楽しんだ作品。
でも、娘がAI?の展開から設定が込み入っていて、
途中から頭の整理が付かなくなってしまったかなぁ。
結局、改造人間技術を作った創造者は娘で、
父は娘の指示通りに動いていたという話で合ってるのかしら?
まぁ…ヒーローを続ける意味を新たに見つけたみたいで、めでたしめでたし…ですな。
大根侍
浜辺さんがとにかく可愛らしかった。シリーズ化、希望!(笑)
大根で切れるか!とか、上達するのに野菜の順番があるのか!とか、
そんな野暮なツッコミは置いといて、おバカでありえない設定を
真面目に演じ切る役者さん達の動きを楽しみました。
意外にアクションシーンも見応えあったしね。
恥ずかしがらずに「全力で」っていうのは、やっぱり良いもんです。
ところで…大根ジュースはちょっと気になりますね。
食感は大根おろし?レシピ調べたら本当にあるのでビックリ。
リンゴとの組み合わせは良さそう…。
最後はブリ鉄砲で勝負を挑まれた主人公ですが、
今度はワカシ→イナダ→ワラサ→ブリの出世魚コースで修行して行くのでしょう(笑)
勝負事は、永遠に終わらないっと。
人間の種
主演:木村文乃 出演:粟野咲莉、山田杏奈、岡本玲、笠原秀幸 他
これが一番設定が「世にも奇妙」に合っていた気がしますし、
純粋に良い作品だとも思えました。
誤解していた大切な人の愛情が、再会を通して、時間を経て、
ようやく理解出来た…という内容は、どこで何度見ても良いですねぇ。
で、何が奇妙かって、大体歳が近い木村文乃さんが娘役で、
岡本玲さんが母親役って所がね!
人間の種以前に、岡本さんが母親役やられるとは…と意外に感じましたが、
主人公と最後のお別れを告げている時の喋り方は、年老いたおばあちゃんそのもので。
雨で濡れるごとに年齢が増していくのが声色で伝わる演技でした。素晴らしかったです。
*****
ランキングを付けるならば…
①人間の種
②大根侍
③さかさま少女のためのピアノソナタ
④しらず森
⑤永遠のヒーロー
でした。以上!
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