ボイス 110緊急指令室 1話 感想|夏には相応し過ぎる程の緊迫感。

 

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韓国ドラマは、声を荒げるわ、すぐ暴力を振るわで、攻撃的な登場人物が多い。

それ故に、役者自身の演技にも自ずと一つ一つの言動に迫力が生まれる...。

そんな原作がバックにあるからかもしれませんが、

日テレのドラマ、この枠のドラマにしては、かなり猟奇的な作品を見せてくれた気がします。

…昨日のもそうだけど、前作の学園コメディと色が全く違い過ぎて鼻水が出る(笑)

 

警察官なのに体当たり的性格。

誘拐事件なのに捜査は2人。近所の警察署からも人員を呼ばないのか?

橘(真木よう子)が被害者と電話している時に、周りは何でボーッとしてるのか?

そもそも、この世界にGPSやアプリでの位置情報機能は存在しないのか?

↑長く電話してる間に誰かが位置を特定出来そうなもんだけど...

など、ツッコミたい所は山ほどありましたが。

韓ドラ原作だから、あくまでもフィクションだから...で、

最近はその点少し大目に見ている自分がいます。

(木曜の「サイン」の後の視聴だと、ちょっとまともに思えてしまう(笑))

 

脚本家は「絶対零度」を担当された浜田秀哉さんなので、

シリアスな作りにするのはお得意でしょう。

で、おどろおどろしい演出。被害者と同じ立場にいるかのような緊迫感。

そして、唐沢寿明さんの目力!…と、

今後は見応えのある出来になりそうだと期待したのですが、

正直、1話完結パートの内容を次回に引っ張った構成には若干のモヤモヤが残りました。

 

あの助からない感じの結末から考えるに、

まさか2話分使って彼女の話を取り扱う事にはならないはずですよね。

"物語の結末が"後味悪いのは良いですが、"話を遮る方法で"無理やり後味悪くするのは

どうかなぁ…と思いました。

半分くらいの尺を縦軸に使って足りなかったとは言え、かなり致命的な事をしましたね。

ホラーはコンパクトに、1本の映画を見た後の脱力感を味わえるように

1話で!終わらせて欲しいです。

 

とまぁ、色々と判断に迷う所もありますし、

真木さんはたまに滑舌の悪さが出ちゃってるね…と思う所もありましたが、

今期の出始めたドラマの中では、一番見入ったのは間違いないです。

 

SEや暴力の演出は、土曜なら特に好き嫌いが分かれそうな要素ですが、

攻めている印象で個人的には好みの作りでした。

以前の「シグナル」も終始ハラハラして、結構好んで見ていたけども…

もしかしたら韓ドラのシリアス系は合う方なのかな。

にしても、わざわざ韓国の原作借りんでも、

日本もこのくらいの迫力の出せるドラマは作れないものかとは思っちゃいますが。

 

 

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