アンナチュラル 4話 感想

 

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※これは当ブログ「りんころのひとりごと。」を立ち上げる前に、

PCのメモソフトで作成していた記事に手を加えた物です。(念のためご報告…←テンプレ

 

人は何のために働くのか。
家族のため。恋人のため。お金のため。
生きるため。
いろんな理由があって働いている。

 

中でも、佐野(坪倉由幸)はとにかく尽くすタイプだったのだ。
そんな人ほど自分を大切にせず、相手を第一に考えてしまう…
仕事の愚痴を言わず、子供に幸せになって欲しいとずっと思っているような人。
今回は、佐野の疲労から招いた事件だった。

 

もう、終盤にさしかかる対比の演出がとにかく切なく、痛烈なものだった。
佐野は相手に喜んでもらいたいと思ってケーキを渡したけど、

向こうは当たり前かのように全然喜んでくれない。
そして、佐野がバイクから崩れ落ちると同時に、

ケーキは食べてくれずぐしゃぐしゃになる。
「崩壊」という言葉が共通してるわな…

 

花火も、普通だったら喜ばしいものだろう。
でも、人によっては家族で一緒に見れなくて悲しく、

切ないもののように感じられてしまう。
「尽くした分だけの満足感は必ず帰ってくるとは限らない」という虚しさが

伝わってきたんだよね…とにかく。

 

なんかね…余談だけど、この回を見ていて

重版出来!」のムロさん回を思い出したんだ。
それと同じようなもどかしさを感じた。
不条理な世の中で頑張って働いて、それでもなかなか報われなくて…っていう。
ズシーンと来るものがあったんだよな。

 

でも、物語は良い方向に終われて良かったわ。
息子が「真実を見たい」と言って、

父に起こった事をないがしろにしたくはないのもとても立派だった。
特に社長さん。
社長も一人の社員ではあるけど、誰よりも責任ある立場だし、

こんな事が起こってしまって一番辛かっただろうな。
そこからの、自分の意思で働き方を変えてみせると宣言したのは格好良かったよ!!

 

「何のために働くか」を中心に描いた回だったね。
蜂蜜ケーキのおかげで、今売れてるあの商品もそれ相当の苦労がかかってるんだよな…

と改めて実感出来たし。
社会派要素を盛り込んでて、うまい!

 

 

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