隣の家族は青く見える 9話 感想

 

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※これは当ブログ「りんころのひとりごと。」を立ち上げる前に、

PCのメモソフトで作成していた記事に手を加えた物です。(念のためご報告…←テンプレ

 

ああ…やっぱり流産だった…
予告の時点で察してはいたものの、いざその時が来るとなると、

予想以上に残酷で辛かった。
マタニティキーホルダーを引きちぎるときの奈々の顔。
もう「深キョン」ではなく完全に「奈々」で、

今まで見た深キョンの演技の中ではとても新境地な、自然体を演技をされていた。
(その点では、マツケン演じる大器も

「純粋で素直な旦那」が見事に表されてるけども。)
さらに「破り捨てようかな いやはじめから 無かったことって思おうかな」という

主題歌の冒頭が拍車をかける。
悲しさを引き立てる演出で、もう~本当に感情移入して泣いてしまったよ…。

 

本編を見終わった後に「ハッピーエンドになって欲しい」と思った私。
だけど、SNSでとある呟きを見た。
「今回の結末について『ハッピーエンドで終わって欲しい』という

呟きを見かけたけど、何を持ってハッピーエンドと言ってるのか教えて欲しい」と。
そうか、ここでも「多様性」だよな…と思ったよ。
五十嵐夫婦はもともと妊活頑張ってて、赤ちゃんを産みたいという想いで

ずっとやってきたわけだから、そういう意味で

「無事に産まれてきますように」というハッピーエンドを望んでいてしまった。
幸せを思って言ったことだけど、本来、

不妊治療はそう簡単に上手くいくはずがないわけで…
そうなってくると、どういう結末で締めるのか気になるし、

五十嵐夫婦の(ドラマの中での)最後をじっくりと見守っていきたい。

 

オリーブでの表現も印象的だった。
まさに「隣の家族は青く見える」を象徴している植物。
例えが上手いなぁ。
一種類だけでは上手く育たず、いろんな種類のオリーブを育てないといけない。
そして、他の種類と受粉をさせないと実がつかないんだそう。
このドラマにおける「多様性」が表されてるし、

「関わりあって成長していく」という点も繋がってるね。

 

そして、今までのことを思うと、各家庭の価値観をじっくり描いてるんだけど、

裏のテーマの一つは「深雪の成長物語」でもあったこと。
回を重ねるごとに人となりが理解できて、今に至ったのにはちゃんと理由がある。
それを描いてきた上での、深雪の考え方の変化。
いろんな価値観、考えを知って、最終的にはちゃんと謝ったんだから凄い!

 

さて、次回で最終回。
みんないろんな形でハッピーエンドにはなるんだろうけど、

どうやって締めるだろうか…!

 

 

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