隣の家族は青く見える 10話 感想と総括

 

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※これは当ブログ「りんころのひとりごと。」を立ち上げる前に、

PCのメモソフトで作成していた記事に手を加えた物です。(念のためご報告…←テンプレ

 

うん。
みんな応援したくなるキャラクターだったので、

最終的には幸せに終わって欲しいと思っていた。
「大団円」で良いの!!
不思議と見終わった後に、「となかぞロス」というよりかは、

何だか心が浄化されたような気分だったから。
まるで風呂上がりのようなほかほか気分(笑)

 

さて、朔ちゃんとわたるん。
「パートナーシップ宣誓」という、

世田谷区などの指定された地域で新たな形の結婚を決めたみたい。
こんなものがあるのだなぁ…と驚いたし、

そういう制度で適応できる社会が広がってきてるんだと思ったよ。
素直に嬉しい限りです。

 

そして、亮司とちひろ
「結婚」ではなく「事実婚」という形で結ばれることに。
亮司に連れ子がいて、正式な婚約ではないまま

自然と家族のように過ごしてきちゃったから…なのかな?
なぜ事実婚を選んだのかは、きっとそういうことなんだろうと考えてます。

 

次に、深雪と真一郎。
離婚ムードで気まずさを感じつつ、さりげなく娘の様子を後ろから見守る深雪さん(笑)
別れそうな方向に行きそうになったら、そりゃあ焦りますよね…
最終的には冷静になって、進路は娘の意志に任せ、無事に家庭が保たれたので良かった。

 

最後に、奈々と大器。
流産してしまったせいで、「ごめんね…」という置き手紙で家を出て行く奈々。
奈々の気持ちを考えるととにかく辛くて、「別れよう」と言う大器。
でも、お母さんが止めてくれました。
「辛いことや悲しいことは、一番大事な相手としか共有出来ないんじゃないの。

一緒に生きていこうと約束したのが夫婦でしょ。」
元々は、奈々との子供を作りたい!って事で付き合い始めた二人。
その分子供にこだわっていた。
確かに出産も奇跡であるけども、運命の人に巡り合えるのもまた奇跡…
二人が選んだ答えは「二人で幸せに過ごしていこう」という事だった。

 

「子供が出来てハッピーエンド」なら、それはそれで分かりやすいハッピーエンドだ。
でも、最終的にそういう結末にせず、視聴者の誰の気持ちを傷つけず、

いろんな形で幸せを送る人たちに対しての「敬意」が

感じられる締めで好感度が上がった。
正直、最終回で五十嵐夫婦に赤ちゃんが産まれたら

「嬉しいけど、上手くいきすぎや!」と思ってたから。
不妊治療の残酷さもあり、リアリティもあったなぁ。

 

LGBTも盛り込んでていろいろとシビアな題材だっただろうけど、

丁寧に、かつユーモラスに描き上げた中谷さんは本当に凄い。
勉強にもなるし、感情移入させられるし、考えさせられるドラマなのに、

なぜ視聴率が低かったのか信じられないぜ…
それくらい、素敵なドラマでした。

 

 

総括 

 

好きなドラマだった。
感情移入させられる脚本がとにかく凄い!

 

もう今までのレビューで散々総括じみた事は書いた、な…(笑)
それらを踏まえた上で、最後に少しだけ。

 

みんなそれぞれ困難や壁があって、乗り越えてきて、最終的に決断した答え。
様々な「幸せの形」があった。
成長していく姿はとても人間臭くて、どの家庭も愛らしかった。
コメディかと思えば泣ける所もあり、丁寧さも温かさもあり、とても見やすかった。
今だからこそ出来るドラマで、今だからこそ考えさせられるものなんだと思う。

 

またスピンオフなどで、時々各家庭の様子をじっくり見てみたいです。
待ってます!!
素敵な作品をありがとうございました。

 

 

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