隣の家族は青く見える 1話 感想

 

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※これは当ブログ「りんころのひとりごと。」を立ち上げる前に、

PCのメモソフトで作成していた記事に手を加えた物です。(念のためご報告…←テンプレ

 

思っていたよりも、とても丁寧な内容になりそう。
不妊治療」という重いテーマを抱えてるのに、辛い気持ちにならないし。
むしろ、コミカルに見せていったり、不妊治療や様々な家族の描写を

丁寧に描いていったりしてたので、何だか好感度上がっちゃった!
いろんな家族がそれぞれ問題を抱えてるけども、最後まで見守りたいと思える。
見やすくて良いドラマでした。

 

コーポラティブハウスに住む家族には、妊活を始め、

子供を作らないと決めている家族だったり、男性同士だったり、

幸せを装う家族だったり…いろんな「訳あり」の家族がいます。
現代の家庭状況、子作り状況のタイプをこのドラマに取り寄せましたね。

 

まずは、妊活中の五十嵐夫婦について。
家の購入をきっかけに妊活を始める事を決意したそう。
決意してからの検査で「不妊症だ」と言われるショックさよ…
大器(松山ケンイチ)が検査を通して、

「不具合が見つかるのが怖い」と本音を漏らしていたのが印象的。
みんな元気な赤ちゃんを産みたいと思う気持ちは同じだよね。
前クールの某ドラマでも、「赤ちゃんを産む事は奇跡だ」と教えてくれた。
夫婦がとにかく純粋で可愛らしいし、奇跡を信じてコツコツ妊活をしていく事で、

無事に赤ちゃんが産めると良いなぁ…。

 

次に、子供を作らないカップルについて。
いやぁ~、いるよね、「子供は欲しくない」って思ってる人。
昔だったら、結婚したら子供を産む事が当たり前かのように

思われてたかもしれないけど、今の状況とは全然違うわけで。
女性が働ける環境も増えたし、共働きな夫婦も増加傾向にあるでしょう。
そして、いくら「育休・産休」の福利厚生が用意されてるとしても、

子育てによってかなりブランクが空いて仕事復帰できないんじゃないか…と

不安に思う人だっているし、働く事がとにかく大好きな人にとっては、

暫く仕事ができなくなって寂しい思いをするかもしれない。
子作りが幸せだと思う人はいる。
でも、それはもう当たり前ではなくなって、

「今の私にはいらない」と思う人もいるって事だよね。

 

そして、男性同士のカップルについて。
この題材を取り上げるのは、かな~り勇気がいると思う。
でも、公式での特集を見る限り、(不妊治療についてもそうだけど)どういう表現で

どうしたら傷つかない言葉になるか…というのを、じっくりと練っているんだって。
意欲的に、だけど慎重に…ドラマ作りをしてて素敵だと思った。
何より、青木朔くん(北村匠海)がとにかく可愛らしい!
惚れちゃうのも分かるわぁ~。
LGBTというシビアなものなんで(これが理由でキャラクターが叩かれた

某バラエティ番組もあったし…)、面白おかしい話に走らずに、

伝えるべき所は伝えられると良いな。
まあ、特集を見る限り大丈夫だと思う、うん。

 

最後に、幸せを装う夫婦について。
ここの夫婦に関しては、とにかく奥さんの深雪(真飛聖)がリードしてるよね(笑)
他人の夫婦のお洒落なバッグを見て、自分の持ってるバッグを隠したり…
SNSで毎日の食事の写真をアップして

自分たちが幸せであるかのように見せびらかしたり…
「そう見られたい、幸せそうで羨ましいと思われたい」んだよね。
装うほどだんだん虚しくなってくるかもしれないのに…

中身よりも見た目をやっぱり気にしちゃう人はいるんだな。

 

フジテレビらしいライトな感じが効いた作品だったね。
どの家族も、最後には幸せになって欲しい…と思える。
話の構成次第では、エピソードが散漫になってしまうんじゃないかという

心配は少しあるし、視聴率はまた低いかもしれないけど、

今の家庭観や妊活について何かメッセージとなるような

訴求力のあるドラマになると良いな。

 

 

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