2019年 夏ドラマ 総括|最終的には…面白い作品が多かったかな?

 

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どうも、りんころです。お待たせしましたm(_ _)m

毎度おなじみ、今期見た夏ドラマ16作品のランキング発表をしたいと思います!

 

ちなみに、視聴前に付けた期待度ランキングはこんな感じ↓

1位 だから私は推しました(NHK総合・土11)

2位 これは経費で落ちません!(NHK総合・金10)

3位 サギデカ(NHK総合・土9)

4位 ルパンの娘(フジ・木11)

5位 セミオトコ(テレ朝・金11)

この中から3作品がTOP5に入る結果となりました。

 

ここから下は、あくまでも個人的なランキングです!!

下に行くほど褒めるだけでないコメントも出てきます。

(そして、全部のランキング付けと振り返りをしただけあって、

ボリューム大な記事となってます。お時間のある方にオススメ。)

ではでは…

 

 

2019年 夏ドラマ ランキング

 

視聴した16作品の順位を発表していきます。

※上から
順位 タイトル(放送局・曜日・時間)視聴前期待度(最大:★5つ)
という構成になっております。

感想記事のリンクも貼ってあるので、詳しい内容を見たい!という方は、よろしければ。

 

1位 最優秀作品賞

凪のお暇(TBS・金曜22時)★★★★

 

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「空気を読まなきゃという生きづらさを抱えた人」

「その世界で上手くやっていけてるように見えて、実は心の中でもがき苦しんでいる人」

見た目だけでは計り知れないのが"人間"の面白い所であって、

壁を乗り越えてみたら、新たな発見と自身の未知なる可能性が得られるかもしれないよ?

という事を教えてくれた作品でした。

 

社員達にマウントをとられ、中々言い出せなくてたじたじ…といった場面は多々あり、

グサッと刺さってしまうような要素も詰まっていた点から、

下手したら見るのに根気がいる事になりかねなかったものの。

そこは、世界観に溶け込みやすいお三方(黒木華さん、高橋一生さん、中村倫也さん)

のキャスティングの絶妙さが光り、

人生は出会いと別れの繰り返しで出来ている…といった滑稽さをうたうような

ちょっと気の抜けたパスカルズの劇伴も含めて、

最終的には「凪のお暇ワールド」とも言える、どこにも真似出来ないような

作品に仕上がったと思います。

 

また、劇伴だけでなく、タイトルバックや足跡などの遊び心ある演出、

そして時折出される食べ物と、

五感が刺激される作りも珍しく、その点も最後まで興味深く視聴出来ました。

 

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2位 優秀作品賞

監察医 朝顔(フジテレビ・月曜21時)★★

 

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「刑事」「弁護士」「科捜研」「放射線技師」と、

職業を扱ってはどこか泣かせよう感が強く、いかにもな恋愛要素を加えては、

わざわざ言葉にしなくても良いのに分かりやすい台詞を入れたり…

といった残念な作品が続いた月9枠。

 

なので、本作も最初は、またそういう作りになっちゃうんだろうなと

あまり期待しない状態で見始めましたが、初回から良い意味で裏切られ…

初回から特別編まで一貫して、震災パートを絡めつつ「日常は当たり前ではなく宝物」

「命の尊さ」「支えてくれる存在がいる事の有難さ」

の3つのメッセージを真っ向から描ききる姿勢に、大変満足する作品となりました。

 

一見地味な雰囲気ではあるし、東日本大震災も取り扱っている事から

視聴率が今までより振るわなくなるのではないか?という不安もありましたが、

全話2桁行っていたのは純粋に嬉しかったです。

先程書いたのも含めて、今期で一番「職業」を調査過程などじっくり描いていた所も

視聴者の心に響いたのでしょう。

 

真摯な作りは結果に反映される…を伝えるには最適過ぎる例。

今後もこの枠から、そんな作品が生まれると良いですよね。

 

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3位 作品賞

だから私は推しました(NHK総合・土曜23時30分)★★★★★

  

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30分かつCM無しというNHKならではの特徴を、上手く活かせていたなぁ…

という印象の強い作品でした。

 

視聴前は、ある日をきっかけに地下アイドルの沼に落ちる設定から

トクサツガガガ」のような話を想像していたものの。

その浅はかな予想を遥かに飛び越え、調査を重ねてきたのが伝わる

アイドル界の裏事情を絡めつつ、危うさのある主人公にどんな結末が待っているのか?

というミステリー要素が軸となっていて、最後まで読めない展開を楽しみました。

次回を見たい気持ちにさせる「引き」「余韻」は、

本作がダントツでよく出来ていたと思います。

 

地下アイドルらしい振り付けも、本当にCDを出しているみたいな歌とPVも、

細部の作り込みにおいては安心と信頼のNHKクオリティといった所。

原作アレンジャーの脚本家・森下佳子さんも、新たな爪痕を残せたんじゃないでしょうか。

 

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4位

これは経費で落ちません!(NHK総合・金曜22時)★★★★

 

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「経費から思わぬ人間関係が見えてくる」という原作由来の斬新さと面白さを

映像で落とし込みつつ、どの登場人物も個性的で、必要不可欠と思わせられるような

キャスティングの上手さがとにかく光った作品でした。

 

変わり者が故に周りを引っ掻き回す主人公という訳でもなく、

上司や先輩が全然仕事が出来ないという「主人公アゲ周りサゲ」という訳でもなく。

全話において「目の前の仕事に全力で向き合う姿」が

主役脇役関係なく描かれていたからこそ、私も今の仕事を頑張ろう!と、

視聴後に毎回、ほんの勇気をもらえる事も出来たんだと思います。

 

人物の描写が丁寧だからこそ、いつもは特に興味のない恋愛パートも

珍しく応援したくなりました。森若さんと太陽くんの不器用な恋心には

毎回キュンキュンさせられ、楽しい時間を過ごせました。

 

お仕事ドラマの主人公はこうあるべきで、恋愛パートはこう絡めていくべきだ、という

お手本にもなった作りでした。

 

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5位

ルパンの娘(フジテレビ・木曜22時)★★★★

 

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本作も「これは経費で落ちません!」とはまた別ベクトルで、

キャスティングの上手さがとにかく光る光る。

キメる所はバシッとキメられる深田恭子さんの抑揚の付け方や、

コメディな演技もいける瀬戸康史さんなど、

役者陣の魅せる新たな一面を楽しみました。

 

遊び演出や特定の世代を狙ったネタの挿入も、

下手したらスタッフだけが満足しているような

内輪受けになりかねない可能性を秘めていたものの。

視聴者の心を主人公などが代弁してツッコンでくれるシーンがあったり、

ネタもコアな内容になり過ぎない程度に留めていたりと、

「独特で非現実な世界だけど、置いてけぼりにはならない」という点で、

ブコメだけど意外と緻密に練られて作られているのが伝わる

作品になっていたのではないかと思います。

 

前半では楽しませる。終盤では映像美&ロマンチックな展開で盛り上げる。

映画だろうがドラマだろうが関係なく、自分達が作りたい世界観を最後まで描ききる。

それらを徹底していたからこそ、最終回での帰還シーンも

爽快感ある謎の感動に包まれるものとなりました。

 

木曜日の生き甲斐でした。面白かったです。

 

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6位

サギデカ(NHK総合・土曜21時)★★★★

 

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「詐欺に関わる者は絶対的な悪」と決めつけず、

詐欺に関わった者、詐欺の被害を受けた者、詐欺事件を追う者の3者の視点を

満遍なく描いた事から生まれる、心に深く刺さってしまうような作品でした。

 

また、詐欺師側と警察側のどちらの気持ちにも揺り動かされている中で

手塚をはじめとした二課の人々の言葉にハッとさせられる部分も多く、

ドラマらしい壮大なスケールの物語から生まれる面白さもありつつ、

「こんな人が詐欺に遭ってしまうのだ」というほんの啓蒙的な要素も含んだ

メッセージを残す作りにもなっていたと思います。

 

個人的に一番の収穫は、木村文乃さんと高杉真宙さんの演技で、

木村さんは警察としての強さと繊細な弱さを、高杉さんはどこか目の離せない佇まいを

自然体で魅せていた印象でした。

今まで出演された作品の中で、ハマっていたのではないかなぁと。

 

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7位

ノーサイド・ゲーム(TBS・日曜21時)★★

 

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顔のドアップや夕陽の演出、悪役をギャフンと言わせる構図など

いつもの池井戸班らしい演出は健在でした。

 

しかし、それでも既視感を覚えなかったのは、崖っぷちの状態から新たな出会いを通して

這い上がっていくという役柄を、

大泉洋さんが器用に演じられていたのが大きいのだと思います。

目を充血させて暑苦しくなり過ぎない所に新鮮味が感じられて良かったです。

 

物語や演出に関しても、最初は分離していたように思えた企業パートが

まさか君嶋の成長と苦悩を描くのに繋がっていたとは!という意外性があったり、

ルールは分からなくとも、躍動感ある画作りと主題歌のタイミングの絶妙さに

引き込まれたりと。

全然期待していなかった分、概ね満足して見られました。

  

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8位

仮面同窓会(フジテレビ・土曜23時40分)(-)

 

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回を重ねるごとに風呂敷を広げて謎を深めて行った分、最終的に十分に畳みきれず

二重人格の設定も置き去りになってしまっていたのは少々残念でしたが、

全体的には、真相はどうなるのか?といった考察するような面白さがある作品でした。

 

ED映像も様々なからくりが施されており、

またOPで流れる劇伴には、自然とワクワクさせられていました。

 

溝端淳平さんや永井大さんの怪演っぷりも含め、

視聴者をホラーで惹きつける世界観はよく作りこまれていたと思います。

夏クール、深夜だからこその醍醐味…という感じ。

 

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9位

セミオトコ(テレビ朝日・金曜23時15分)★★★★

 

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個人的には、ラブストーリーというよりも

一人一人の幸せを願う群像劇の印象が最後まで強く、感動する事は少なかったものの、

仕事終わりの金曜の夜にこういう癒される作品が1つあっても良いよなぁ…という

気持ちにさせられました。

 

うつせみ荘の住人と主人公の家族のやり取りだけで

物語が成立してしまいそうな程のキャラクター造形。

セミという奇妙な題材を扱いながらも、理想と現実の差を思い知る姿や

「死」に向き合う姿を、コメディに偏らず切ない世界観で描き切った事など、

「岡田脚本らしさ」をまた新たに堪能する作品だったと思います。

 

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10位

サ道(テレビ東京・金曜24時52分)(-)

 

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こちらは感想は全然書いてませんでしたが、おじさん達が仲良く語らう姿や

たまに素が出ているんじゃないか?とも思わされる程のまったりとサウナを楽しむ姿を、

肩の力を抜いて気軽に面白く見られました。

 

簡単に言ってしまえば「孤独のグルメ」のサウナ版という趣で

ストーリー性はほぼないに等しいです(蒸しZを探すくらい)。

が、ただただ色んな場所のサウナを堪能しに行く内容が逆に非日常感を生み出し、

視聴後はまるで、主人公と一緒に体感しているような

夢心地の気分にさせられた作品でした。

 

最後のDVD発売情報で、本編には全く出てこない一般人(?)のおじさんが

宣伝をするシュールさも含めて、

テレビ東京だからこそ扱えるコンセプトだったと思います。

 

  

以下は、ざっくり感想で。

 

 

11位

べしゃり暮らしテレビ朝日・土曜23時15分)(-)

 

メインの2人だけのエピソードであれば、もう少し順位は下

(主人公の傍若無人っぷりがあまり好きになれなかったのもあり…^^;)。

それくらい、尾上寛之さんと駿河太郎さんの漫才や演技を見たさに

最後まで見ていたような作品でした(笑)

 

原作を読んでなくても、ああ…端折ったのね…というのが伝わる

作りだったのがちょっと残念。

デジきんの成長物語として描いた方が、お笑いに対する熱意も伝わったのかもしれません。

 

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12位

あなたの番です(日本テレビ・日曜22時30分)★ 

 

1クール目は終盤のホラーな引きが上手く、また役者陣がそれぞれ視聴者に

強烈なインパクトを残す程のサイコな役を熱演していた点でも、

興味深く視聴していました。

 

しかし、その積み重ねがあったから人気も徐々に上がっていったのかもしれませんが、

2クール目の反撃編になってからは、ミステリーの醍醐味である「思わぬ伏線」

「いくつもの謎が繋がる面白さ」よりも、役者の演技でファンを楽しませようとする

「役者推し」で行こうとしている作りが目に見えてしまい、

ゆるいコメディパートも含めて、「やっぱり日テレのドラマになっちゃったね」という

印象が結果的に残ってしまう事となりました。

 

そう感じられた極め付けは「会いたいよタイム」。

あの重要性が私には最後まで分からんかったよ…彼のファンは泣けたんだろうか。

 

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13位

TWO WEEKS(フジテレビ・火曜21時)★★★

 

主人公が怪我しまくりとか、柴崎ははなちゃんを狙ってまで彼に何をしたかったのかとか、

明るい時間で2週間も逃げ続ける意味は?とか諸々の設定は度外視して、

「逃亡劇から生まれる緊迫感」で最後まで物語を引っ張っていったなぁ…という

印象しか残らない作品でした(汗)

 

三浦春馬さんの美しい逃げっぷり。

本人が歌っていると感じさせない、ドラマの世界にスッと馴染む主題歌。

疾走感あるOP映像。

この3つが好きで、それをまた見たくて見続けていたのだと思ってます。

 

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14位

ボイス 110緊急指令室(日本テレビ・土曜22時)★★★

 

単独行動すな!!

キャスティングはもっと慎重に!!!

以上。

 

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15位

それぞれの断崖(フジテレビ・土曜23時40分)(-)

 

「被害者家族と加害者家族が不倫する」という設定からして、

視聴者には共感し難いものだとは分かっていたはずであろうに…。

きっとこんな人もいるんだろうな、と少しでも思わせて欲しかった。

 

こちらも、遠藤憲一さんと清水大登くんの演技を見たさに見続けていたようなものでした。

 

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16位

偽装不倫(日本テレビ・水曜22時)★★

 

最下位にする程酷いとは思ってないんですが…

極端に言えば、初回と最終回だけ見れば話が成立しちゃうんじゃないの?という

構成の粗さが目立った作品でした。桐山漣さんの無駄遣い感。

 

「言わなくちゃ!」「言えなかった…」「今度こそ言わなくちゃ!」のループ…

R○の「あるあるネタ早く言いたい〜♪」よりイライラさせられました(笑)

 

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番外編(朝ドラのみ。辛口なので、好きな方はスルーで…)

 

なつぞらNHK総合・月〜土曜8時)★★★ 

 

10/3時点でまだ124話までしか見ていない(完走はしていない)状態ですが、

最後まで見てもどうせ感想は変わらないだろうな…と思うので、もう書いちゃいます。

 

子役時代の2週間分は、春クールで1番!と言いたくなる程、

血の繋がらない主人公と家族の絆が徐々に深まっていく描写に

目頭が熱くなる事が多かったですが、それからは特に心に残る場面もなく、

だらだらと失速していった印象しかない作品でした。

 

また、過去作品を取り上げて申し訳ないですが、各々の設定や構成も

去年の同時期に放送していた「半分、青い。」を彷彿とさせるような部分が多かったです。

・不快感の残る主人公の描写

(「なつ」は個人的には去年ほど不快ではないものの、

 年上や上司への発言に遠慮や礼儀が微塵も感じられなかったり、

 言動から謙虚さがない性格なのが伺えたりする所が見受けられたので)

・主人公を上げるための不自然な流れ、台詞

・メインとなるはずの仕事パートは「それから〜」などのナレーションで

 アッサリ終わらせ、恋愛や妊娠、実家パートで話を引っ張った展開

・主人公から仕事に対する夢や熱意が全く感じられなかった点 

 

つい最近見たシーンの話になりますが、出産しても正社員として仕事を続けたい!と

社長に直談判するシーンも、今までになつの「漫画映画に対する想い」が

尺を割いてしっかり描けていれば、必死で訴える彼女を自然と応援したくなる

ものだったと思うのです。

(まぁ、仲さんなど数人で行けば良いものを、社員がぞろぞろいたので

「これは組合か!ストライキか!」という不自然さはありましたが…)

 

でも、全然感動出来ませんでした。これは何を見せられてるの?と思ってしまいました。

半年間の長丁場で作られる朝ドラの強みは「歳月を重ねた人物描写」でしょうに、

なんでこつこつと描けなかったんだろう?という勿体無さがありました。

 

そして、なつの熱意はアニメーションよりも、酪農の方に向けられていたのでは

ないかとも、今となってはそう思います。

絵に関して言うなら、天陽くんの方が想いが強かったように感じられたのも

致命傷だったかもしれません。

 

結局、ただ原画をパラパラめくって、たまにペン入れするみたいな

「何となく仕事を続けてたら、何となく先輩になっちゃった」主人公に

映ってしまったのが残念過ぎる朝ドラでした…。スピッツのOPだけは良かったです。

   

 

リタイアしたドラマ…

 

リーガル・ハート〜いのちの再建弁護士〜

テレビ東京・月曜22時)★★★ 

 

3話まで視聴。う〜ん…主人公がどれだけ弁護士として腕があるのか分からず仕舞いのまま

案件はアッサリ解決してしまうし、進行はナレーションばかりだし、

人情推しのベタな劇伴で全然泣けないし…で、個人的には盛り上がらない作品でした。

「主人公が魅力的かどうか」で視聴意欲もかなり変わってくるので…(汗)

 

 

Heaven?〜ご苦楽レストラン〜(TBS・火曜22時)★★ 

 

2話まで視聴。これはもう、演出だけが一人歩きしていてアカンでした(笑)

他の方も呟いてますが、「チャンネルはそのまま!」スタッフだったら

面白さも大分変わったのかも…。

演出で世界観を飾るのも大事ですけど、時には抑えめにして

役者の個性を引き立たせるのも大事だと思うのですよ。

 

 

サイン –法医学者 柚木貴志の事件–(テレビ朝日・木曜21時)★★★ 

 

3話まで視聴。法医学とか韓ドラとか扱ったものの、

ああ、やっぱり「いつものテレ朝ドラマ」になっちゃうんだねっていう。

犯人探しをする刑事ドラマにしか見えず、新鮮味が感じられなかったのが残念。

 

 

Iターン(テレビ東京・金曜24時12分)★★★ 

 

4話まで視聴。初回はそれなりに面白かったけど、

2話からは主人公がただ振り回されているのを見てるだけ…という印象が強く、

他のドラマもあるから、最後まで見なくても良いかなぁと思ってしまいました。

 

 

超個人的なノミネート賞

 

主演男優賞 三浦春馬(TWO WEEKS) 

主演女優賞 上野樹里(監察医 朝顔 

助演男優賞 時任三郎(監察医 朝顔)/高橋一生(凪のお暇)

助演女優賞 伊藤沙莉(これは経費で落ちません!)

新人賞 加藤柚凪(監察医 朝顔)/清水大登(それぞれの断崖)

  

主題歌賞 サカナクション「モス」(ルパンの娘)

忘れられないの/モス

忘れられないの/モス

  

OP/ED映像賞 ルパンの娘 OP

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脚本賞 森下佳子「だから私は推しました」

演出賞 武内英樹、品田俊介、洞功二「ルパンの娘」

劇伴賞 パスカルズ「凪のお暇」 

TBS系 金曜ドラマ「凪のお暇」オリジナル・サウンドトラック

TBS系 金曜ドラマ「凪のお暇」オリジナル・サウンドトラック

 

  

特別賞 天天コーポレーションの皆さま(これは経費で落ちません!)/

    チーム「ルパンの娘」

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(公式ブログ:『ドラマ10「これは経費で落ちません!」その17 今までありがとうございました!』 より抜粋)

 

 

 

今期の振り返り…

 

初めの頃はあまり気乗りしない作品が多く、

今期は低調かなぁ?という不安が一瞬よぎる程で、

早い段階で切ってしまったものも多かったです。

 

そんな感じで、どれも「これは名作だ!!」とまでは行かず、

むしろ全体的に小粒揃いの印象が強くはありました。

が、最後まで見てきた作品に関しては、回を重ねていくうちにそれぞれ

「本作らしさ=個性」が徐々に発揮されているのが伺え、

残念ながら惜しい作りになってしまったのもあるものの、

最終的には6作品でランキング付けを迷ってしまうくらいには

それなりに充実出来たクールだったと思います。

 

また、民放ドラマに関しては、役者の迫真の演技でSNSを中心に

視聴者の心を惹きつけた&久々の2クール編成の「あなたの番です」をはじめとして、

震災パートを絡めながら、奇を衒う事なく命の尊さを真っ向から描いた「監察医 朝顔」や、

独特な世界観を最後まで表現しきった「ルパンの娘」、

そして、韓ドラリメイク3作品「TWO WEEKS」「サイン」「ボイス」など、

視聴者を増やそうと様々な工夫を施しているエンターテインメント的楽しさがあり、

ドラマ業界もまだまだ捨てたもんじゃないかもな…とも感じられました。

 

しかし、「攻めた題材」「丁寧な調査の積み重ね」

「CMなしだからこその"あっという間"な作り」を売りにしているNHKドラマに

全然敵わない作品の方が今でも多く、

もっと民放でも、何かに忖度せずに見入ってしまうような作品が出て来たら…と

期待せずにはいられませんでした。

 

来期は豊作なイメージがある秋クールなので、

どんなヒット作が出るか楽しみに待ちたいです。

 

 

***

 

ちなみに、期待度リストに上げていた「盤上の向日葵」ですが、

まだ1話も見られていない状態なので、とりあえず保留の形にしてあります。

見終えたら、しれっとランキングに追加するかと。。

 

 

以上、夏ドラマの総括でした。

来期も素敵な作品との出会いがあればな〜と思います。

 

閲覧ありがとうございました!