ある意味、意外性の漂う最終回でした…(笑)
ぎゃふんと言わされる結末になるかと思っていたので、
元ヤクザかよ!とツッコミたくなる程の理事長のお仕置きっぷりにはビックリしました。
包丁といい部下といい怖いっすよ〜。土下座して泣きすがりつく姿などの
コミカル寄りな反省の仕方で良かったのに、本当、怖いんだもんw
「パスワードはぁ〜ん?」の言い方も含めて、村尾の結末よりも理事長の行動が
インパクトに残ってしまったシーンでした。
「最後の村尾劇場」じゃなくて「突然の理事長劇場」でした。
で、もう一人インパクトを残したと言えば…堀会長(小野武彦)。
こちらは一気にマジテックにとっての救世主となりました。
そういえばいたよねぇ…と。やはり、企業の熱意を見てくれている人は
近くにいるものだ、と思わせる急展開でしたが。
個人的には、マジテックを畳んで仲間たちとやり直すまでの流れを
ラストにした方が、サブタイの「町工場の奇跡」を作り出し、
本当の企業再生物語もこれからだという感じがして良かったんではないかな?とも。
ちょっと綺麗なハッピーエンドにし過ぎたかしらね。
けれども、芝野の台詞「発明は人を幸せにするためにある」で締めたのは
清々しかったし…うーむ。何年後かの設定ならしっくり来たのかもなぁ。
本作は企業再生モノであるはずが、後半になるにつれて
企業買収モノになってしまった感は否めませんが
(もっと芝野が工場を立て直そうとする姿を見たかったなぁ…と)、
キャラが1人1人立っていて、マジテックのどの人も"仕事に誇りを持ってる"人として
丁寧に描かれている所には好感が持てた作品でした。
國村隼さんは上司として良いアクセントだし、望くんは愛でたくなるし…
何より、玉木さんは作業着姿も似合っちゃうんだという事が分かりました。
そして、最後はどうなったか不明な村尾ね…w
悪役を演じ切るって、相当難しいと思うんだ。
ゲスい表情や笑い声がいつでも全力だったからこそ、
こいつぅ〜!って視聴者をグイグイ引き込ませる要素の1つになったし、
物語を面白くする最大の見所の1つでもあったんじゃないでしょうか。
若干駆け足っぽい最終回でしたが、
マジテックneoとして再生出来たなら、キミちゃんが幸せになれたなら
まぁ…これで良いのだ!かな?
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