ああ…役者が随所で活かされているのと、
「モノづくりに携わる人々」の静かな情熱や野望がきちんと描かれているのを見て
凄く安心出来た…。そんな初回でした。
登場人物に決して派手さはないんですが、キャラ立てを分かりやすくせず、
相手への働きかけ方や相手を思いやる台詞だけで、
その人がどんな人なのかが自然と滲み出ていたのが好感を持てました。
町工場の今後や芝野(玉木宏)のスッとした主人公っぷりは勿論、
今まで不器用に生きてきた望(戸塚純貴)も応援したいと感じられたのは大きいです。
「登場人物が魅力的に映るかどうか」で面白さが変わってくると思うので。
…短髪にして青々しさを漂わせた戸塚さんの姿を見て、ちょっと泣けてきちゃう程。
お似合いだなぁ、あの役。
そして、作品の要となる「モノづくり」描写が丁寧だったのにも満足でした。
部品サイズを替えて作り直す事の大変さ。実際に付けてる患者で検証してみせてる図。
極め付けは、大切な人のために優れた物を作りたいという志。
去年の「下町ロケット」に不足していた部分を全て埋めてくれたような心地よさです。
話自体は、芝野が望を説得し、町工場に関わり始めるまでの序章の段階ではありましたが、
登場人物紹介や状況説明を"動"で示した事によって、
ダレない1時間に仕上がってたと思います。
悪役が眞島秀和さんや真矢ミキさんなのも、何やら強烈で面白そう。
顔芸でコテコテにしないのが良い!
もっと言うなら、社宅のベッドはフランス製だ!って言わなそうな所もなお良い(笑)
(↑本作がハゲタカのスピンオフなのでw)
次回も、楽しみです。
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