昭和元禄落語心中 4話 感想

 

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「二人で落語が生き延びていく道を作る」この言葉がキーワードでした。

戦友同士の描写は勿論、みよ吉(大政絢)の不安や三角関係、

当時の落語業界の背景をテンポ良く盛り込んでいて、今回も見応えがありましたね。

 

そして、菊比古(岡田将生)と助六(山崎育三郎)の、

自分なりの落語に対する考え方の違いが丁寧に表現されていました。

「変わる落語」と「変わらない落語」。

言い換えてしまえば、

「自ら変えていく落語」と「伝統と縁を重んじる落語」でしょうか。

 

ずっと比べられて成果が中々出せなくて苦しんでいたからこそ、チャンスが訪れた時に、

みよ吉を捨てて落語に専念したいという菊比古の気持ちも分かりますし。

満州での戦争の事があって、自身をどんどん高めたい助六の気持ちも分かります。

でも、後者の場合は、「落語は皆で守る」伝統には勝てなかった…。

 

初めての大きな挫折を覚えた助六はみよ吉と出会い、

何かを失ってしまった者同士が、今後の展開に大きな動きをもたらしそうで…

次回がとても気になりますね。

 

「みよ吉との未来より、自分の落語をとった。

あたしは落語が愛おしくてたまらなかった。

地獄に落ちても落語と道連れなら、落語と心中なら本望だと、

その時は思っておりました。」

覚悟を決めた時の岡田さんの演技は、もう、目つきから違っていたなぁ。

木村家(柳家喬太郎)との死神の特訓シーンが

じっくり描かれていたのにも満足だったけど、

ちょっと青さが伺える様子も、彼女を捨てたくない葛藤から声が震えているのも、

感情による色々な変化が出ていて、そういう意味でも面白く見られました。

 

ホオズキのような色をした着物や、 夜桜や祭りの提灯を中心とした引きのある背景。

多分前にも書いたかもしれませんが、

美術にもこだわりが感じられるのもまた堪らないんです。このドラマ。

 

 

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