昭和元禄落語心中 1話 感想

 

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八雲(岡田将生)、与太郎竜星涼)、助六(山崎育三郎)の

三者三様に異なった落語を見聞きするだけでも、面白いと思える初回でした。

 

八雲を演じる岡田さんは、歳をとった役ということで、

全体的には「ちょっと頑張ってる」感はありつつも、

落語を喋る時のスイッチの切り替えっぷりは良く、内容をよく知らなくても声のトーンや感情表現でゾワッとしてしまうような 魅力がありました。

歳に関しては、多分、だんだん慣れてくると思います。

 

与太郎の場合は、とにかく頭を撫でたくなる可愛さ。

この役の竜星さんは、最近見た高校の教師や葬儀屋とは全く違っていて、

もう完全に「与太郎」でした。

最初は「緊張し過ぎて自分を保とうとして精一杯な落語」でしたが、

兄貴のために聞かそうという時の「人を想いながら上手くいった落語」の

演じ分けがとても良かったです。

成功して純粋に喜んでいる姿を見て、私も同じ気持ちになりました。

最後の方で、八雲の落語を聞きながら寝てしまったのには「あちゃ〜」でしたけど(笑)

 

そして、助六を演じる山崎さんは「プロ」。

落語をやられた経験があるんですか!?っていうくらいの変貌っぷり。

これはSNS上で見かけた呟きなのですが、恐らく舞台での活躍が活きてるからなんだと。

声にハリがあって、本当に聞き取りやすい。

 

あ…役の事についてばかり書いてしまった^^;

ストーリーとしては、時間経過が多くて詰め込みすぎじゃないかなぁとは

途中までは思ったものの、次回から青年期編が始まるのを知って、

「ああ、なるほどね…」とちょっと思ったり。

仮に2話分で1話の内容を描いたとしたら、ダラダラしちゃう可能性もありますもんね。

次回からの方が、もっと見やすい構成になるかな?

 

障子に桜、紅葉が一緒に映るシーンはとても美しく。

劇伴も和風に凝っていて、芸術面ではまた安心出来そう。

 

ところで…主題歌って合ってます?(ファンの方はすみません)

個人的には、元気になれるような明る〜いイメージをお持ちのアーティストさんなので、

シリアスめな内容を見ると、 少し違うかなぁなんて。

 

 

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