三者三様に異なった落語を見聞きするだけでも、面白いと思える初回でした。
八雲を演じる岡田さんは、歳をとった役ということで、
全体的には「ちょっと頑張ってる」感はありつつも、
落語を喋る時のスイッチの切り替えっぷりは良く、内容をよく知らなくても声のトーンや感情表現でゾワッとしてしまうような 魅力がありました。
歳に関しては、多分、だんだん慣れてくると思います。
与太郎の場合は、とにかく頭を撫でたくなる可愛さ。
この役の竜星さんは、最近見た高校の教師や葬儀屋とは全く違っていて、
もう完全に「与太郎」でした。
最初は「緊張し過ぎて自分を保とうとして精一杯な落語」でしたが、
兄貴のために聞かそうという時の「人を想いながら上手くいった落語」の
演じ分けがとても良かったです。
成功して純粋に喜んでいる姿を見て、私も同じ気持ちになりました。
最後の方で、八雲の落語を聞きながら寝てしまったのには「あちゃ〜」でしたけど(笑)
そして、助六を演じる山崎さんは「プロ」。
落語をやられた経験があるんですか!?っていうくらいの変貌っぷり。
これはSNS上で見かけた呟きなのですが、恐らく舞台での活躍が活きてるからなんだと。
声にハリがあって、本当に聞き取りやすい。
あ…役の事についてばかり書いてしまった^^;
ストーリーとしては、時間経過が多くて詰め込みすぎじゃないかなぁとは
途中までは思ったものの、次回から青年期編が始まるのを知って、
「ああ、なるほどね…」とちょっと思ったり。
仮に2話分で1話の内容を描いたとしたら、ダラダラしちゃう可能性もありますもんね。
次回からの方が、もっと見やすい構成になるかな?
障子に桜、紅葉が一緒に映るシーンはとても美しく。
劇伴も和風に凝っていて、芸術面ではまた安心出来そう。
ところで…主題歌って合ってます?(ファンの方はすみません)
個人的には、元気になれるような明る〜いイメージをお持ちのアーティストさんなので、
シリアスめな内容を見ると、 少し違うかなぁなんて。
↓次回の感想はこちら↓