再び群像劇テイストには戻った感じはあるものの、
前回に引き続き「セミオ(山田涼介)との出会いによる登場人物の大きな変化」が
メインに描かれた印象で、興味深く見られました。
やはり、キャラがどんどん動き出すと、物語にも面白味が増して良いですね。
3話くらいまではのほほんとしたユルい朝ドラの雰囲気でしたが、随分見やすい。
春さん(山崎静代)はセミオが亡き息子の生まれ変わりなのではないかと
言っていましたが、土に潜っていたみんなが心を打ち解け合えてる今、
セミオは「心のぽっかりを埋めてくれる理想の存在」だったのかもしれません。
うつせみ荘の住人全員にとっての、運命の出会い。
小川さん(北村有起哉)はまだまだ自分を出せていない状態ですが、
誰よりもバーベキューを楽しみにしていた様子を見ると、
この人もまたセミオとの出会いで日常が変わった一人なんだろうなぁと思います。
そして、セミオの異変は刻々と進み…。
ファンタジーらしく砂になって消えていくとかではなく、
人間が病気にかかって亡くなるかのような状態になっているのが余計に切ない。
彼がいなくなったら、コメディからイギリス映画の日々に再び戻るのかと思うと、
また切ない。
次回は最終章との事で、セミオが人間界にいる7日間の通り、全7話なのでしょうね。
最終回では泣く未来しか見えないなぁ…
ずっと人間の姿でいられるとか、何か魔法が起きないものかしら。
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