セミオトコ 1話 感想|ザ・岡田脚本!って感じの世界観。

 

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初回の掴みはとりあえず、ザ・岡田惠和ワールドだなぁ〜という印象。

 

別世界から別世界へと二人が初めて出会う様は「泣くな、はらちゃん」を思い出し、

生き物と人の異色の組み合わせは「ど根性ガエル」を思い出し、

そして、1つのアパートに個性的な面々が集っている所は「ひよっこ」を思い出す。

(佐藤仁美さん、しずちゃんやついいちろうさんが共演されてましたね〜。)

集大成といった感じで、色々な岡田作品を思い浮かべながら見ておりました。

 

新たなオリジナル作品で主演に選ばれたのが山田涼介くんな訳ですが、

まさしく「山田くんの為に作られたドラマ」「当て書き」という言葉がぴったりで、

当てはまるほど役に合っていたと思います。

「ああ、やっぱり好きですか?この顔」という台詞に説得力があるのは

この方しかいないなぁと(笑)

白馬の王子様っぽさと少年のような可愛らしさと、

ビューネくんっぽさが融合した佇まいも最高。

 

内容の流れとしては、主人公と大川(木南晴夏)が出会うキーポイントとなる

約30分くらいまでは設定の紹介・群像劇の印象が強く、

どんな方向性で行くんだ?という戸惑いが多少ありましたが。

次回から本格的に物語が進むって所でしょう。

 

序盤に「おかゆ」のエピソードを盛り込んだお陰で、終盤で初めてそのあだ名が呼ばれ、

セミに抱きしめられる大川の件りには、何とも言えない心地よさと温もりが

画面から伝わってきました。

シュールだけどどこか可愛らしい、そしてホッコリ…な世界観で

最後まで突き抜けて行って欲しいですね。

 

ところで…あの額を見る限り、そのうち小澤征悦さんとの共演もあるのかしら?わくわく。