六本木クラス 1話 感想|土砂降りの中ポテチを食べる…がハイライト

 

 

何が何だかよく分からなかった…。

あんまり集中出来ずに見終えてしまった…という感じでしょうか。

それならもう一度見返してから感想を書け!って言われそうなんですけど、

こう書いている割に、流れは理解出来ているんですよ。

私が分からないって言っているのは、視覚的に処理しきれない、解釈しきれない…

極端な言葉になっちゃいますが、全体的に"ノイズ"が多すぎる事を指しているんですよね(汗)

 

それはチープ方面で言えば、どう見ても髪型がウィッグを被っているようにしか見えない

優香(新木優子)を始めとした、高校生役で通すには無理がありそうなキャスティングとか、

なぜか土砂降りの中、お部屋でくつろぐ感覚でポテチを食べるシーンとか、

2人で走って受験票を取りに帰る謎の行動とかいろいろあるんですけど。

まぁ…その繋がりで言ってしまえば、

土下座を強要する役に香川照之さんをキャスティングしてしまった事が、

物語の没入感を薄めた最初の要因だったのかなぁと思ってます。

リメイク元の「梨泰院クラス」を視聴していた母によると、

土下座を強要するくだりも忠実に作っているらしいんですが、

その役に香川さんとなると…ね…

ドラマ好きの視聴者にかかわらず、すぐ大和田常務が頭に過ってしまって

一気にネタドラマと化してしまう訳なんですよ(苦笑)

そこを分かっていて、あえて"狙って"起用した可能性もなくはないですが…

悪い役もこなせる光石研さんがその役でも、成立したんじゃないかという気がしています。

 

そして、物語の構成においては、

手垢がついて小っ恥ずかしささえ感じる"青春ラブストーリー"で引っ張りすぎて、

復讐劇とうたっている割には、どこをメインにしているのかが分かりづらく

なってしまっているって所でしょうか。

いや、今回の内容が序章だというのは頭では理解しているんです。

ただ…あまりにも青春ラブストーリーでだらだら話を進めているものだから、

展開が遅く感じられて、途中で飽きてしまったのも事実で…。(CMも多いから余計に…)

いらないとは言いませんが、早い段階で復讐劇だと分かるように

もっと緩急をつけて欲しかったです。

 

あと、個人的に最も問題だと思っていて、上手く飲み込めなかったのは

新(竹内涼真)が長屋家に復讐心を持つ動機付けについて。

これ…事態の起こし方含む、今まで描かれてきた事柄と、新の感情の揺れ動きが

釣り合っていないぎこちなさを覚えたのは私だけですかね…?

なんと言えば良いか分かりませんが、「復讐する意味」が薄くなると言いますか…

原作云々は置いといて、龍河(早乙女太一)の起こした事故は偶然じゃなくて

故意でやった事にした方が、説得力があったと思うんですよねぇ。

いやでも、最初から何となく疑問なんですよ。

たった1日しか会っていない者同士なのに…?って。

正当な理由(暴力など)で龍河を退学処分にしたものの、

彼の方は理不尽だと捉えてずっと納得出来ないままで、

何らかの出来事で突如崖っぷちの状態に立たされた張本人である

新の父・信二(光石研)への仕返しを待ちわびていて、

一方的な恨みでわざとひき逃げした…というシナリオなら、

新の彼へのやるせない気持ちも増したのかもしれませんが…

この手の作品は初期設定が施される初回が肝心なので、あの動機付けとなると

今後の盛り上がりは弱くなりそうな気がして、ちょっと不安です。

 

なんか、ここまで書いてきて、理想だらけの感想になってしまいましたが(苦笑)

まぁそれくらい、面白味よりも困惑の方が印象に強く残った…って事なんですよね。

ツッコミドラマとした割り切ろうとしたら、グロテスクな描写はあるし。

スリルある復讐劇として楽しむにしては、軽い要素が多くてイマイチ緊迫感は感じられない。

どう…見たら良いんでしょうね…w

その"答え合わせ"となるのが、恐らく本番となる次回以降なんでしょう。

 

そういう訳で、来週は木10の感想の方を優先する予定ですが、

本作の視聴&感想投稿はもう少し様子見してみます。

 

それにしても…ここ3日連続で陰湿な人間関係を見せられている今期。

そろそろ、やり取りでほっこりする、純粋にクスッと出来るドラマに出会いたいです…(笑)

 

 

↓次回の感想はこちら↓

 

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