ラジエーションハウス 5話 感想|名探偵・五十嵐唯織くんの巻

 

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「犯人は、誰だ?」という予告の時点で不安な気持ちになり、

それで期待値を下げて見始めた為か…

今回は今までより良い出来だったんじゃないかなぁと思いました。

 

先にツッコミたい点を挙げるとするならば、やはり、

放射線技師なのに何で探偵気取りな主人公にしたのかって所でしょうかね。

本来だったら警察に任せれば良いものの、犯人を遺族の前で突き止めたり、

推理をベラベラ喋ったり…というのは、技師として不自然さが漂いました(笑)

そして、全く違う路線で挑んだからか、犯人も結末も分かりやす過ぎるし、

残り30分を使って事件の真相を畳み掛けて描いたので、よくよく考えたら切ない内容にも

カタルシスが生まれなかった作りだったのには少々残念。

 

ですが、「放射線科の仕事面」としては、

遺体の症状の原因は何かを究明する姿や、遺族や子供達に親身に寄り添ってあげよう、

向き合ってあげようとする姿が、唯織(窪田正孝)を中心にしっかり描かれていて

その点では好感を持って見る事が出来ました。

いつも途中で突っかかってくる上司といったワンパターン展開からも脱却し、

メンバー個々のプロフェッショナルさも多少垣間見えていたと思います。

テコ入れに戸惑いはありつつも、遺影から真実を掴み取る行為は放射線科にしか

やれない事でしょうし、そういう意味では今回の内容を放送した意義は

あったんじゃないかと考えられますね。

 

唯織の目に次々とレントゲン画像が入ってくる演出も、個人的には

「瞬時に記憶出来る天才技師」というのがイメージしやすくて良かったです。

内容と演出共に、改善の兆しが感じられた回でした。

 

 

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