さくらの親子丼2  3話 感想|詩の恋の行方が切ない…

 

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簡単感想で。今回は詩(祷キララ)のお話でした。

ハチドリの家に住む子供たちが、そこに来ている以上辛い過去を抱えてるっていうのは

何となく分かってはいるのですが…

詩の過去は未成年で考えると壮絶なものでしたねぇ。

 

18年間の人生で、幸せだと感じた事はたった1つだけ。

そんな素敵なものをくれた母なら、娘の事を想ってくれてるだろう…という考えは

本作では打ち消されてしまいます。

前作と違って、親子で円満に解決という流れにならない結末は、

リアルさが増していて良いですね。

 

我が子に乱暴な態度を見せた父が、今では外で子供を作っている事。

長男が自殺した事。娘が家出した事。

母親側の立場でもとっても辛いです…。

「母親?そんなの上の子が首吊った時に辞めたわよ!」と

強く言いたくなる気持ちも分かります。

詩と同じように、過去の自分から逃げ出したくて堪らなかったんでしょう。

 

今回も登場人物に感情移入したくなるようなエピソードでしたが、

それ以上に、「食べ物を通して人は救われる」というメッセージの訴求力は

遥かに大きいです。

詩の事を思って作った鍋焼きうどん。食卓をみんなで囲んで食べる唐揚げ。

感極まって泣きながらご飯を食べている人が多いですもんね。

さくら(真矢ミキ)が来てから会話が増えた、と序盤のシーンにありましたが、

子供たちが徐々に心を打ち解け合う様子が見られるのは嬉しい限りです。

 

次回はクリスマスがメインの話。これこそ家族が集う催しですから、

どう描かれて行くのかは気になります。

 

それにしても、図書館にあの男の子はもう現れないのだろうか…

詩は伝えるのがただ不器用なだけなのよ(泣)

まぁ、あの話を聞いてびっくりしちゃうのも分かるけれども。

 

 

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