いよいよ、事件前夜の真相が明かされる。
ハナ(白石聖)のいじめ詐称疑惑は完全に加害者側だった訳ではなく、
半分被害者だった事が分かり、愛(桜井ユキ)とは和解。
そして5人でまたサニサイをやろうと意気込むも、リーダー・花梨(松田るか)が
オーディションに挑戦してみたいという申し出があり、結果、解散を決意。
和解出来た愛は、解散ライブを楽しもうとファンの皆と力を入れるが、
そんな中、不穏な影が忍び寄ってくる…
そう、それは長らく姿を現さなかった瓜田(笠原秀幸)だった。
瓜田は、ショーケースで話しかけてきた愛の自宅に入り込み、
卵パックで作られた防音部屋の中に監禁。脅迫。
何とか脱出し、階段を急いで下りる愛だけど、
追いかけて来る瓜田を咄嗟に突き落としてしまった…「だから私は押しました」。
いやいや、これなら正当防衛で済むんじゃない?
裁かれるべきは瓜田の方ではないのか?と思ったけれども、
「あなた、嘘付いてますよね」で頭の中が一気に真っ白になるラスト。
まぁ、そうだよね。そしたら今回で完結しちゃうもんね…と冷静に考えつつ、
最後まで振り回される脚本の巧みさが、本当にニクいです(笑)
だとしたら、やっぱり「ハナが瓜田を押しました」になるのかどうか。
瓜田が家に押し寄せてきて、自身を守るために突き落としたという所までは、
ハナの動きにも置き換えられるでしょうね。
で、愛は彼女を「"推し"だからこそ幸せにしてあげたい」とする存在として
今まで関係を深めてきたから、
現在の取り調べは、ハナの罪を庇おうとしていて…
タイトルには、その場で付いた嘘「だから私は押しました」という
ニュアンスが含まれていたのかもしれません。
「推しました」「押しました」でダブルミーニングになっていたのは
初回から察していましたが、まさかそんな事情があったとは…と驚くばかりの展開でした。
最終回は「ハナが瓜田を押した」真相がようやく明らかになりますが、
どんな着地点に収まるのか…
本作は幸せそうに見えて急にどん底に突き落とす
いわゆる起承転結の「転」の表現が顕著な分、最後まで本当に読めませんねぇ。
そして、サニサイは解散しないで(泣)
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