だから私は推しました 2話 感想|現代皮肉と瓜田の存在が放つ不気味な世界

 

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今回は劇中にもあった通り、「今日の出来事の発端」を描く回。

瓜田(笠原秀幸)とはどのような出会い方をしたのか?

なぜ彼が搬送されるまでの結末に至ったのか?ハナ(白石聖)との関係性の変化は?

愛(桜井ユキ)がハナの沼に陥る過程と同時に、用意したいくつもの伏線が

回を重ねる毎に繋がっていく、ミステリー的構成も絡めていくのでしょう。

 

「運営」というアイドルを守る立場でありながら、給料はチェキ代しか与えない事。

普通のファンには何もしない癖して、太客にはペコペコして気遣わないと

商売としてやっていけない現状。

女の子を夜の街に一人ぼっちにさせる管理の悪さ。

何年以上も前だったら、いやいや、こんなに酷い運営があるのか?と思うけれど、

残念ながら現実でも実際にそれに似た騒動があった訳で…

某グループを彷彿とさせる「運営、芸能界の闇」が痛いほど突き刺さる内容でした。

NHKなのに、リアルを皮肉として再現してみせてるな…

攻めてるなぁとゾクゾクさせられます。

 

もう一つゾクゾクさせられると言えば、やはり瓜田の存在。

いやぁね…もう、立ってる時のオーラだけで不気味ですよ。

「ブラックスキャンダル」での赤ちゃんプレイの人なんて信じられない(笑)

髪型が七三分けみたいに やけにペッタリ整っている所だとか、眉毛が太い所だとか、

外見が何もかも妙に気持ち悪く感じられるくらいの演技力の高さったら!

今回で如何にヤバそうな奴かは十分に理解出来ましたので、

後は愛がどのように対抗していくのか…にも注目です。

 

面倒臭い事に足突っ込んじゃったな〜と本音を言う愛もどこか人間臭く、

ハナの泣きべそを見て「あ、この子守りたい…」というアイドルとファンの垣根を超えた

独占欲が生まれる瞬間の描かれ方もまたリアルで…

愛の変化においてもミステリーにおいても、どちらも興味深く見られそう。

 

 

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